埼玉県三郷市でラバーロック工法による瓦止め工事と、棟の積み直し工事を施工させて頂きました。埼玉県三郷市の瓦止め(ラバーロック)による屋根修理と、棟の積み直し工事の施工事例をご紹介します。
台風で屋根のてっぺんの棟が崩れてしまい、地元のリフォーム会社で応急処置を行いました。しかし、それから2ヶ月たっても具体的に修理が始まる様子も無く、リフォーム会社に問い合わせたところ、「工事の目処が立たない」と言われました。
応急処置のまま屋根の劣化を放置できないため、別の業者に修理を依頼することしました。
インターネットで地元三郷市の屋根修理専門業者を探していた際に、屋根修理プラスさんのホームページを見て興味を持ちました。
三郷市の屋根修理の施工実績が豊富で、ホームページの内容もしっかりとした印象を受けたため、屋根修理プラスさんに相談してみることに決めました。
現地調査の様子
お問い合わせ後、現地調査を行い状況を確認させ頂いた結果、ラバーロック工法による瓦止め工事と棟の積み直し工事をご提案させて頂きました。
瓦止め工事と棟の積み直し工事を提案させて頂いた経緯をそれぞれご紹介します。
ラバーロック工法による瓦止め工事を提案させて頂いた経緯
今回、台風により屋根の棟瓦が飛散してしまった経緯から、「今後、瓦が飛散しないように対策を行いたい」という要望がありました。
その解決策としてラバーロック工法による瓦止め工事をご提案させて頂きました。
ラバーロック工法とは瓦同士をコーキングでつなぎ合わせ、固定する工法で、瓦の飛散を防止することができます。
棟の積み替え工事をご提案させて頂いた経緯
台風で棟が倒壊し、応急処置がされている状態でした。
ビニールシートで応急処置がされている状態でしたが、2ヶ月間放置されており、応急処置の効果はほとんど無く、早急な修理が必要な状態でした。
築年数が22年ということで、屋根の二次防水のルーフィングはしっかりと機能していたため、棟の積み替え工事による屋根修理をご提案させて頂きました。
築年年数が経過して、屋根の内部のルーフィングが劣化している状態だった場合、ルーフィングを交換する必要があり、ルーフィングの交換が必要になります。
今回は、築年数も20年と浅く、ルーフィングもしっかりと機能していたため、施主様に不必要な修理を行わないため、棟の積み直し工事をご提案させて頂きました。
ビフォーアフター
施工前と施工後のビフォーアフターの写真をご紹介します。

屋根の頂点の棟が台風で飛散し、棟の一部が崩れている状態でした。地元のリフォーム会社で応急処置を行いましたが、2ヶ月間修理を放置された状態でした。
瓦の応急処置で施工されたビニールシートが剥がれており、応急処置として機能していない状態でした。
屋根内部のルーフィングが機能していたため、雨漏りは発生していませんでしたが、雨が降った際に屋根の内部に雨水が侵入するため、雨漏りが発生する危険がありました。
今回、既存の棟瓦を撤去して、再度積み直す「棟の積み直し工事」を行ったことで、低予算で確実な修理を実現することができました。

既存の棟は「葺き土」と呼ばれる土の土台に瓦が乗っている状態でしたが、今回の棟の積み替え工事で南蛮漆喰を使用しています。
南蛮漆喰は従来の漆喰にシリコン樹脂や防水材を含有して、耐久性を向上させた漆喰です。「葺き土」を利用するよりも耐久性が向上するため、屋根の棟の耐久性が向上します。
施工前の屋根の様子
ここからは施工前の屋根の被害状況について解説します。

台風で屋根の棟が飛散してしまい、屋根の応急処置がされている状態でした。
しかし、2ヶ月間、修理を放置されたことで、ビニールシートが飛散している状態でした。
雨が降ってしまうと、屋根の内部に雨水が侵入し続けてしまうため、早急な修理が必要な状態でした。

屋根の釘が歪んでしまっている状態です。冠瓦の釘は冠瓦から棟木まで貫通しており冠瓦を固定しています。
釘が緩んでしまうと、棟瓦の結束力が弱くなり、冠瓦が飛散しやすくなってしまいます。そのため、棟の積み替えを工事を行い、再度、冠瓦を固定する必要がありました。

全体的に冠瓦の釘が浮いている状態でした。今回、台風で冠瓦が飛散してしまったのは釘が緩んでしまい、棟の結束力が低下してしまったことが主な原因です。

屋根瓦の表面に白い石の破片のような素材が散らばっていますが、劣化した棟の漆喰の破片です。通常、台風の強風では棟自体が倒壊することがありません。
しかし、漆喰が剥がれてしまうと、棟瓦の土台の葺き土が流れ出てしまい、棟が歪んでしまいます。
そうすると、棟瓦のバランスが崩れてしまうため、台風などの強風でも倒壊してしまう危険があります。
施工中の様子
ここからは施工中の様子について解説します。棟の交換工事を行い、ラバーロックにより瓦止め工事を行いました。
それぞれの、施工事例についてご紹介します。
既存の棟の撤去
まず始めに、既存の棟瓦を撤去します。撤去した棟瓦は再度、新しく積み直すため、傷つけないように丁寧に撤去します。

既存の棟瓦を撤去しました。屋根の棟を撤去すると、葺き土が出てきます。
撤去した際に、屋根が汚れてしまうため、キレイに清掃を行ってから屋根の取り直し工事を行います。
強化金具の取り付けと下地板の設置
漆喰の瓦を撤去したら、強化金具を取り付けます。

南蛮漆喰を施工するためのガイドとなる木材板を設置します。
南蛮漆喰の施工
強化金具と棟の芯となる木材板を設置したら、南蛮漆喰で棟を形成します。



冠瓦の設置
屋根の土台となる南蛮漆喰の施工が完了したら冠瓦を設置します。

冠瓦を固定する釘とセットで設置します。強化金具の木材板に釘を打ち付けて冠瓦を固定します。

すべての冠瓦を設置したら、漆喰の積み替え工事は施工が完了です。


瓦止め(ラバーロック)工事
屋根の棟の積み替え工事が完了したら、ラバーロック工法による瓦止め工事を行います。

ラバーロック工法とはコーキングで瓦同士を接着する瓦止め工法です。瓦の山になっている部分にのみ、コーキングを施工するのがポイントで、全体にコーキングを施工してしまうと、屋根の内部に侵入した雨水の逃げ道が無くなり、雨漏りの原因になります。
すべての瓦をコーキングで接着をしたら、屋根の瓦止め工事は施工が完了です。
施工後の様子





