千葉県千葉市で屋根葺き替え工事を施工させて頂きました。
ビフォーアフター

日本瓦の屋根からガルバリウム鋼板に葺き替えました。
日本瓦の寿命は50年〜80年と非常に長期的ですが、漆喰が剥がれており、瓦も割れている箇所がたくさんありました。
また、お客様の希望で「地震に強い軽い屋根にして欲しい」とのご希望があり、金属屋根であるガルバリウム鋼板による葺き替えをご提案させて頂きました。
瓦屋根からガルバリウム鋼板に葺き替えることで、60%ほど屋根の軽量化が実現できるので地震に強い屋根になります。
施工前の様子

屋根の棟(てっぺん)には漆喰(しっくい)と呼ばれる素材で固定されています。この棟瓦を固定している漆喰が劣化しており、鬼瓦が浮いて今にも取れそうな状況でした。
鬼瓦はダンベルのように重いので落下すると大怪我をする恐れがあるので、早急に修理をする必要がありました。

屋根の棟瓦(てっぺんの瓦)は土の土台の上に乗っています。この土台となる土が崩れないように漆喰で蓋をされています。
漆喰にひび割れてが入っており、このまま放置をすると剥がれる恐れがありました。漆喰が剥がれると棟瓦の土台となる土が崩れてくる恐れがあるので修理が必要な状態でした。

漆喰が剥がれて棟瓦の土が崩れてしまっている状態です。過去にコーキングと呼ばれる接着剤で瓦を固定していますが、棟瓦が歪んでしまって今にも崩れそうな状況でした。
施工中の様子
瓦屋根からガルバリウム鋼板の葺き替え工事の様子を見て行きましょう。
瓦おろし
まず、既存の瓦を撤去します。

まずは、棟瓦を撤去します。冠瓦を撤去しました。

既存の瓦も撤去します。軒先部分の瓦を残してどんどん剥がしていきます。



水が流れる谷樋も撤去します。

瓦おろしが完了しました。
コンパネ(野地板の)設置
瓦の撤去が完了したら、清掃を行い野地板と呼ばれるコンパネ(コンクリートパネル)を設置します。

既存のルーフィング(防水シート)が破れている箇所があります。



既存のルーフィングの上からコンパネを設置します。


ルーフィング(防水シート)の設置
野地板(コンパネ)を設置したら次に、ルーフィング(防水シート)を設置します。



谷樋・役物の設置
ルーフィングの設置が完了したら、次に谷樋や軒先部分の役物を設置します。

谷樋を設置しました。谷樋は雨水が集まる箇所で雨漏りの原因になりやすい箇所なので丁寧に施工を行います。

棟板金を取り付ける貫板と呼ばれる角材(木材)を設置します。
屋根材の設置
谷樋と役物を設置したら、いよいよ屋根材を設置します。今回はニチハの「横暖ルーフα」というガルバリム鋼板で使用しました。





棟板金の設置
屋根材の設置が完了したら、最後に棟板金をかぶせます。




完成
棟板金を設置したら最終点検を行い葺き替え工事が完了です。


