ノウハウ
reformplus
破風板金とは|後悔しないために知るべき2つのメリットと費用相場
破風板金とは破風板にガルバリウム鋼板を巻くメンテナンス方法です。ガルバリウム鋼板は再塗装が必要の無いメンテナンスフリーの金属板です。
通常、破風板は再塗装によるメンテナンスが一般的ですが、ガルバリウム鋼板を巻くとこで、再塗装の必要がなくなり、長期的に保存をすることができます。
この記事では屋根塗装やカバー工法などの屋根リフォームとセットで施工されることの多い、破風板金工事の基礎知識について具体的に解説します。
破風板金工事は費用対効果の高い屋根リフォームの工法なので、ぜひこの記事を参考にして頂き、検討して頂ければと思います。
破風板金とは
破風板金工事とは破風板(鼻隠し)にガルバリウム鋼板を巻く、破風板のメンテナンス方法です。通常破風板は屋根塗装の際に、再塗装によるメンテナンスを行います。そのため、10年に1度を目安に再塗装が必要で、そのたびにメンテナンス費用がかかります。
しかし、メンテナンスフリーのガルバリウム鋼板を破風板に巻くことで、再塗装の必要がなくなり、破風板を腐食させること無く長期間保存することができます。
このようの破風板金工事は破風板にガルバリウム鋼板を巻くメンテナンス工法と理解しておきましょう。
破風板金のメリット
破風板には木製と窯業系(セメント)の2つの種類があります。その中で、破風板金工事は木製の破風板に施工するのが一般的です。
木製の破風板は耐用年数が短く再塗装の必要があり、メンテナンスの手間と費用が発生するからです。
その中で、破風板金工事を行うメリットは2つあります。
- 破風板のメンテナンス性が向上する
- 再塗装の費用を大幅に節約できる
それぞれ、具体的に見て行きましょう。
【メリット1】メンテナンス性が向上する
木製の破風板にガルバリウム鋼板を巻くことでメンテナンス性が大幅に向上します。破風板は再塗装によるメンテナンスが必要ですが、破風板金工事を行うことで、再塗装の必要がなくなります。それも、ガルバリウム鋼板の耐用年数が経過する50年はメンテナンスしなくてもよくなるため、メンテンス性が大幅に向上します。
【メリット2】再塗装の費用を大幅に節約できる
「【メリット1】メンテナンス性が向上する」と同じ内容になりますが、メンテンス性が向上することで、将来的なメンテンス費用を大幅に節約することができます。
破風板の再塗装と比べても施工費用には大きな差は無いため、破風板のメンテンスは破風板金を行うことオススメします。
破風板金が必要な劣化症状
症状 |
施工方法 |
費用 |
ほんの少し塗膜が剝がれている場合めくれている箇所を撤去し |
めくれている箇所を撤去して塗装 |
安 |
塗膜は剝がれているが下地材まで傷んでいない場合 |
板金で破風板をまく |
中 |
塗膜も剝がれていて、下地も脆弱に傷んでいる場合 |
破風材自体をを交換 |
高 |
そもそも、破風板は劣化の進行度によって修理方法が異なります。
劣化が進行して、破風板自体が腐食してしまった場合破風板金工事の施工できません。
そのため、破風板金工事は破風板の劣化が進行する前に行うようにしましょう。
破風板金の費用相場
工事名 |
費用相場 |
破風板板金 |
15万円〜30万円 |
鼻隠し板金(※雨樋脱着含む) |
20万円〜50万円 |
※建物の形状、劣化状態によって施工費用は大幅に変動します。 |
破風板板金の費用相場は建物の形状や劣化症状、破風板の長さによって変動するため、一概には言えませんが、15万円〜30万円が相場です。
鼻隠し(雨樋が付いている側の破風板)は雨樋を脱着する必要があるため、破風板の塗装と比べて費用が高くなることを理解しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?破風板金についてご理解いただけたかと思います。
破風板金はメンテナンスの手間と費用を大幅に削減できる費用対効果の高い屋根リフォーム工法です。破風板のメンテナンスは破風板の板金工事を検討するようにしましょう。