トタン屋根の修理費用の相場価格
トタン屋根の雨漏り修理は、DIYによる応急処置から、カバー工法による屋根の重ね葺きなど様々な修理方法がありますが、屋根の葺き替え工事でガルバリウム鋼板に葺き替えるのが一般的です。 その際の、中心価格帯は80万円〜100万円が相場です。 カバー工法は既存の屋根材を撤去せずに、新しい屋根材を重ね葺く屋根の葺き替え工法ですが、雨漏りが発生たトタン屋根は下地(土台)となる瓦棒も腐食している可能性があります。そのため、ガルバリウム鋼板に葺き替え工事が一般的です。 また、DIYでアルミテープでの補修や屋根塗装で応急処置を行う人も多いですが、数ヶ月後に雨漏りが再発するケースが多いので確実な修理を行うことが重要です。トタン屋根の劣化症状・不具合別の修理方法
トタン屋根は”心木”の周りに”トタン(ふき板)”を張り、側面両方から釘で固定をします。 この固定した箇所を”瓦棒”と呼ぶために、トタン屋根は「瓦棒(かわらぼう)」、「かわら葺き」とも呼ばれています。 このトタン屋根は、釘でトタンを固定している「瓦棒」が腐食をしていると、下地として使用できなのでカバー工法によるが施工できません。 また、強風で”棟板金(むね包み板)”が浮いてしまったり、”錆び”や”釘の浮き”などで雨漏りが発生した場合は、ルーフィング(防水紙)が破れている可能性があるので、「カバー工法」や「葺き替え」などで根本的な修理が必要です。 このように、トタン屋根は、劣化箇所や劣化症状によって適切な修理方法が異なるので、劣化症状に応じた具体的な修理方法について見ていきましょう。台風や強風でトタン屋根が剥がれた・めくれた
上記の画像のように台風や強風でトタン屋根が剥がれたり、めくれた場合、まずは全体的に点検を行います。 点検の結果、他の箇所に劣化や不具合がない場合、”剥がれ”や”めくれ”の生じている箇所だけを部分的に修理するのが一般的です。 一方で、劣化箇所以外にも、瓦棒の腐食や屋根材全体に錆が広がっているような、屋根材の耐用年数(寿命)の限界を超えているような場合は、「カバー工法」や「葺き替え」による屋根工事による修理が一般的です。 このように台風や強風でトタン屋根が剥がれたり、めくれた場合、点検を行い、下地や屋根材の劣化状況によって修理方法が決定されるので屋根の専門業者に現地調査を依頼することが重要です。トタン屋根が錆びている
トタン屋根は錆が発生することから8年〜10年を目安に屋根塗装が必要不可欠です。 また、トタン屋根の耐用年数は、耐用年数(寿命)は15年〜20年と屋根材の中でも非常に短期的でなため、耐用年数が経過して屋根全体に錆が広がった場合、屋根の「葺き替え」か「カバー工法」で屋根のリフォームを行うのが一般的です。 耐用年数の範囲内で小さな錆が部分的に点々としているような場合は、屋根塗装によるメンテナンスで十分対応できます。 一方で、錆が屋根全体に広がっている場合は、屋根塗装を行ってもすぐに塗装が剥がれる可能性が高いため、屋根の「葺き替え」や「カバー工法」などの葺き替え工事を行い、新しい屋根材に葺き替えるのが一般的です。 カバー工法は、下地となる瓦棒が腐食している場合、施工できません。 その場合は、既存の屋根材を撤去する「葺き替え」以外の選択肢がなくなるので、屋根の劣化を放置せずに20年〜25年を目安に屋根のリフォームを行うようにしましょう。DIYの注意点
トタン屋根をDIYで修理する注意点
トタン屋根の塗装をDIYで行う人も多いですが、施工不良や転落の危険があるためにリフォームの専門家としてはオススメできません。DIYでトタン屋根を塗装をする際は、1階部分の下屋根部分だけに限定し、大屋根(2階部分)は、塗装業者に依頼するようにしましょう。