お問い合わせの経緯
台風の日をキッカケに天井に雨染みが広がるようになり、修理を検討されていました。地元の屋根修理業さを探していた際に、偶然、弊社のホームページをご覧いただき興味を持っていただきました。
建物の設計や構造に関する国家資格の「建築士」の資格保有者が在籍しており、高い雨漏り解決率に信頼性を感じていただき、具体的に修理のご依頼をいただきました。
ビフォーアフター

担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い、実際に屋根の上がり、屋根の劣化症状を確認させていただきました。
日本瓦の屋根でしたが、築年数50年が経過しており、屋根内部のルーフィングシートが劣化している状態でした。
ルーフィングシートとは屋根の防水シートであり、二次防水として、建物の内部に雨水が侵入するのを、最終的に食い止めている素材です。
このルーフィングシートは30年〜40年が耐用年数と言われており、ルーフィングの劣化が雨漏りの直接的な原因になります。
今回のケースも同様に、経年劣化でルーフィングシートが破れてしまったことが原因で雨漏りが発生していました。
本来であれば、屋根全体のルーフィングシートを交換しなければならない状態でしたが、施主様とご相談した結果、「部分葺き直し」で修理をすることになりました。
葺き直しとは、「瓦の撤去」→「新しいルーフィングシートに交換」→「再度、撤去した瓦を戻す」という日本瓦の耐久性を活用した瓦屋根のメンテナンス方法です。
業者によっては、部分補修に対応できない場合もありますが、弊社は設計と構造の国家資格である、建築士が現場を管理するため、部分補修にも柔軟に対応することができます。
屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について具体的に見て行きましょう。


屋根の葺き直し工事の工程と施工中の様子
ここからは屋根の葺き直し工事の工程と、施工中の様子について見て行きましょう。 冒頭でもお伝えしましたが、屋根の葺き直し工事とは、既存の瓦を撤去して、ルーフィングシートを交換し、再度、瓦を戻すという、既存の屋根材を再利用するメンテナンス工法です。 葺き直し工事は、あまりメジャーではない工法のため、業者によっては、葺き直し工事で修理ができる内容でも、葺き替え工事のなどの高額な修理を提案することがあります。 そのため、日本瓦屋根のリフォームの際は、「葺き直し」の選択肢も含めて検討することが重要です。 それでは、具体的に屋根の葺き直し工事の工程を見て行きましょう。【工程1】既存の瓦の撤去・解体(瓦おろし)
まず始めに、既存の瓦を撤去・解体します。この作業を瓦おろしといいます。


【工程2】ルーフィング(防水シート)施工
瓦おろしの工程が完了したら、ルーフィングシートを施工します。今回、雨漏りの原因となった、屋根内部の防水シートです。

【工程3】瓦桟の施工
ルーフィングシートの施工が完了したら、「瓦桟(かわらざん)」を施工します。瓦桟とは瓦を設置する際の土台になります。
【工程4】瓦の設置
瓦桟の施工が完了したら、瓦を戻します。瓦桟にそって、一旦撤去した瓦を戻していきます。
屋根の葺き直し工事の施工後の様子



