お問い合わせの経緯
半年前に、通りすがりの屋根業者に瓦のズレ、漆喰の剥がれ、雨漏りなどを指摘され、そのまま修理をされていました。当時は、予算の都合で、大掛かりな工事は依頼せずに、漆喰や瓦の補修など応急処置的な修理をされていました。しかし、他の業者から、同じ箇所を指摘され、点検をしてもらったところ、施工した形跡が全くない状態だったようです。訪問業者から修理の提案をしてもらったが、前回のこともあり、信頼できる屋根業者での現地調査を検討されていました。インターネットで千葉県で評判の良い屋根業者を探していた際に弊社のホームページをご覧になり、興味を持って頂きました。メーカー認定の施工店であり、建築士や雨漏り診断士などの屋根修理の専門的な資格を保有していることに信頼性を感じて頂き、現地調査のご依頼を頂きました。ビフォーアフター
築40年の日本瓦の屋根をガルバリウム鋼板に張り替えました。屋根が大幅に軽くなり、単純なメンテナンスだけではなく、建物全体の耐震性も向上させる付加価値の高い屋根リフォームを実現できました。
担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐ現地調査に伺い屋根の劣化症状を確認させて頂きました。築年数40年が経過した日本瓦の屋根ですが、経年劣化により全体的に瓦がズレており、漆喰も剥がれている状態でした。屋根材の日本瓦は耐用年数が80年と、非常に耐久性に優れており、経年劣化を理由に新しく屋根材を葺き替える必要はありません。ただし、屋根の内部の防水シートは30年前後を目安に破れたり、縮れたりするため、具体的にメンテナンスの必要性がありました。施主様に屋根の状態を詳細に伝えて、今後のメンテナンスサイクルやライフプランも含めて、詳細にヒアリングさせて頂き、ガルバリウム鋼板への葺き替え工事をご提案させて頂きました。ガルバリウム鋼板は金属製の屋根ですが、耐用年数が50年前後と非常に耐久性に優れた屋根材です。また、メンテナンスのフリーの屋根材でもあるため、将来的なメンテナンスが必要ないのが強みです。また、日本瓦からガルバリウム鋼板に張り替えることで、屋根が大幅に軽くなり、建物重心が下がることから、建物全体の耐震性能が向上します。このように現時点でももっとも付加価値の高い屋根のリフォーム工法として、ガルバリウム鋼板への葺き替え工事をご提案させて頂きました。屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について具体的に見ていきましょう。

屋根の葺き替え工事の工程と施工中の様子
ここからは屋根の葺き替え工事の工程と施工中の様子について具体的に見てきましょう。【工程1】瓦下ろし
まずは、既存の日本瓦を屋根から撤去していきます。この工程を瓦おろしと言います。

【工程2】野地板の設置
瓦おろしの工程が完了したら、野地板を設置します。野地板は屋根を形成して、屋根材の土台となるベニア合板です。

【工程3】防水シートの設置
野地板の設置が完了したら防水シートを施工します。冒頭でも少しお伝えしましたが、防水シートは屋根の二次防水として屋根の防水性を確立する重要な部材です。

【工程4】屋根材(ガルバリウム鋼板)の設置
防水シートの施工が完了したら、いよいよ、ガルバリウム鋼板を施工します。防水シートと同様に軒先から棟に向かって順番にガルバリウム鋼板を設置します。

屋根葺き替え工事の施工後の様子
