千葉県習志野市でカバー工法による屋根リフォームを施工させていただきました。千葉県習志野市のカバー工法の施工事例をご紹介します。
お問い合わせの経緯
築年数25年が経過して外壁の汚れが目立つようになりました。
今後も長期的に住み続けるにあたって、最適なリフォーム方法を提案してくれる習志野市、地域密着のリフォーム会社を探されていました。
ご近所に相談をしたところ、弊社、屋根修理プラスをご紹介いただき、現地調査のご依頼をいただきました。
担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い建物の劣化症状を確認させていただきました。
屋根はケイミューのルーガ、外壁はモルタルの戸建て住宅でした。
屋根材のルーガはスレート瓦の高級ブランドで従来のスレート瓦と比べて重厚で、どちらかというとセメント瓦のような屋根材です。スレート瓦は再塗装によるメンテナンスが一般的ですが、今回は、屋根材の耐用年数と費用対効果を踏まえて、ガルバリウム鋼板への張り替えリフームをご提案させていただきました。
ルーガは耐用年数25年〜30年とされており、今回、再塗装をしても次回のメンテナンスでガルバリウム鋼板に葺き替える必要があります。一方で、今回、ガルバリウム鋼板に屋根材を葺き替えることで、屋根塗装のメンテナンスを
減らすことができるため、その分、屋根のメンテナンス費用を節約することができます。
屋根材のルーガと異なり、屋根材のガルバリウム鋼板はメンテナンスフリーの屋根材のため、再塗装によるメンテナンスが必要ありません。また、ガルバリウム鋼板の耐用年数は40年〜50年と非常に長期的なため、今回のような築年酢25年のタイミングで張り替えても、費用対効果を発揮することができます。
このように現時点でもっとも費用対効果の高いリフォーム工法として、カバー工法によるガルバリウム鋼板のへの葺き替え工事をご提案させていただきました。
また、外壁材はモルタル外壁でしたが、非常にキレイに保存されており、再塗装によるメンテナンスで十分対応することができました。
このような理由から屋根はカバー工法によるガルバリウム鋼板への張り替え。外壁は再塗装によるメンテナンスをご提案させていただきました。
後日談にはなりますが、施主様も「新築のようにキレイになった」と大変喜んでくださり、弊社の自慢の施工事例がまた一つ、増えました。
目次 [非表示]
屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について見ていきましょう。
高級スレート瓦、ルーガです。本物の天然石のようなスレート瓦ですが、塗装により防水性能を確立しているため、再塗装によるメンテナンスが必要です。
非常にキレイに保存されており、屋根材を張り替えるにはもったいない気もしますが、費用対効果を踏まえた上で、ガルバリウム鋼板に張り替えます。
こちらは屋根の棟です。棟とは、屋根の頂点の部分ですね。一般的には棟板金呼ばれる金属カバーが取り付けられていますが、今回は瓦により棟をカバーするコーナータイプの棟でした。
屋根の全体写真です。経年劣化で屋根材表面が白く変色していますが、これは塗装の剥がれです。
スレート瓦は塗装により防水性能を確立しているため、屋根の防水性能が低下すると、屋根材が水分を吸収するようになります。
そうすると、屋根材が非常に脆くなり、割れや反り、といった、屋根材本体の劣化に発展します。
こちらは下屋根です。大屋根と比べて、劣化の進行度は緩やかですが、カバー工法でガルバリウム鋼板に葺きかえます。
こちらは下屋根の棟です。大屋根と同様にコーナータイプの棟でした。
屋根カバー工法の工程と施工中の様子
屋根のカバー工法は既存のスレート屋根に、ガルバリウム鋼板を被せるスレート屋根専門のリフォーム工法です。ここからは屋根カバー工法の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。【工程1】棟の撤去解体
まず始めに、既存の棟を撤去・解体します。
棟部分のスレート瓦を撤去しました。
こちらは大棟です。こちらも棟瓦を撤去しました。
大屋根の棟の撤去が完了しました。
こちらは下屋根です。大屋根と同様に棟瓦を撤去しました。
【工程2】防水シート(ルーフィング)の施工
棟を撤去・解体したら、防水シートを施工します。ルーフィングシート呼ばれており、屋根の二次防水として重要な役割がある素材です。
ルーフィングシートを施工しています。ルーフィングシートはいくつか種類がありますが、ガルバリウム鋼板屋根の場合、リブルーフと呼ばれる製品が使用されます。リブルーフは耐久性に優れているのが特徴です。ガルバリウム鋼板の耐用年数は非常に長期的なため、屋根の防水シートも耐久性に優れた製品を使用します。
ルーフィングの施工が完了しました。ルーフィングは既存の屋根に釘を打ち付けて固定します。
ルーフィングシートを貫通してしまうため、フェルトを挟んで、防水処理をしてから釘を打ちます。この防水処理を行わないと、雨漏りの原因になるので注意が必要です。
ルーフィングシートの施工でもっとも重要なことは、ルーフィングシートの重なり水の流れと逆目にならないようにするためです。
水の流れと逆目になっている箇所が1箇所でもあると、建物の内部に雨水を招き入れてしまうため、ルーフィングの重なりを確認します。
こちらは下屋根です。大屋根と同様にルーフィングシートを施工します。
こちらは谷樋です。屋根の谷部分は雨水が集中するため、雨漏りが発生しやすい箇所になります。谷樋にズレが生じないように、丁寧に施工しました。
【工程3】ガルバリウム鋼板の施工
ルーフィングシート施工が完了したら、いよいよガルバリウム鋼板を施工します。ガルバリウム鋼板はニチハの横暖ルーフという耐久性と断熱性に優れた、製品を使用しています。
屋根面が4面ある、寄棟屋根の場合、1面ずつ、ガルバリウム鋼板を取り付けていきます。
4面すべてにガルバリウム鋼板をとりつけました。
ガルバリウム鋼板の施工が完了したら、棟板金を取り付けるための棟下地を取り付けます。
棟下地の施工が完了しました。
こちらは下屋根です。大屋根と同様に、ガルバリウム鋼板を施工します。外壁と屋根の取り合い部分は雨漏りが発生しやすいため、雨押さえという部材を取り付けます。
【工程4】棟板金の施工
最後に棟板金を取り付けたら、屋根カバー工法の工程は完了です。
屋根のてっぺんに棟板金を取り付けました。
下屋根の外壁との取り合い部分には、雨押さえを取り付けました。
屋根のカバー工法の施工後の様子
外壁塗装の工程と施工中の様子
ここからは外壁塗装の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。【工程1】外壁塗装の高圧洗浄
まず始めに、高圧洗浄を行い屋根の汚れをキレイに洗い流します。
玄関の外壁です。外壁タイルです。塗装を行わない箇所ですが、高圧洗浄でキレイに汚れを洗い流します。
こちらは雨樋です。高圧洗浄でキレイに汚れを洗い流します。
【工程2】外壁塗装の下塗り
高圧洗浄の工程が完了したら、いよいよ、塗装工程に移行します。外壁塗装は下塗り1回数、上塗り2回数の3回の重ね塗りで仕上げます。1回目の下塗りは塗装のシーラーと呼ばれる下地調整塗料を使用して、塗装の下地を整える役割があります。
少し写真だと分かり辛いですが、白い塗料がシーラーです。モルタル外壁は塗料の吸収が激しいため、下塗り塗料をよく吸収させることが重要です。下塗り塗料をよく吸収させることで、仕上げ塗装の上塗り塗料の塗りムラを防止する役割があります。
軒天井部分もシーラーを塗装します。
塗装面ん全てにシーラーを塗装したら、下塗りの工程は完了です。
【工程3】外壁塗装の中塗り
下塗り塗装が完了したら、中塗りを行います。中塗りでは施主様と相談して決めた、メインの塗料を使用します。日本ペイントのラジカル塗料、パーフェクトトップを使用しています。
中塗りの施工中の様子です。外壁塗装はシリコン塗料が標準塗料として定着していますが、ラジカル塗料はシリコン塗料と同等の価格帯でありながら、耐用年数の長期化に成功した費用対効果の高い塗料です
【工程4】外壁塗装の上塗り
中塗りが完了したら、同じ塗料を使用して、上塗りを行います。
パーフェクトトップを重ね塗りをしたら施工完了です。
【工程5】付帯部の塗装
外壁塗装の工程が完了したら、付帯部の塗装に移行します。
霧よけの鉄部塗装です。サンドペーパーを使用して、サビ取りを行います。この作業をケレンといいます。
ケレンの次は、錆止め塗装を行いいます。
錆止め塗装が完了したら、ウレタン塗料で仕上げます。鉄部や木部などの塗料が密着しずらい箇所は、柔らかい塗膜を形成するウレタン塗料が使用されます。
雨戸の鉄部塗装です。まずは、ケレンを行いサビや汚れを除去します。
錆止め塗装を行います。
ウレタン塗料で仕上げたら施工完了です。
こちらは雨樋です。樹脂塗装になります。ケレン作業を行い、目荒らしを行います。
ウレタン塗料で塗装をしたら、雨樋の塗装は完了です。
ベランダ防水の工程と施工中の様子
外壁塗装とセットでベランダ防水工事も施工しています。ここからは、ベランダ防水工事の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。
まず始めに、ケレン作業を行い、表面の汚れや旧塗膜などを除去します。
溶剤で表面の油分を拭き取ります。この作業をアセトン拭きといいます。
アセトン拭きが完了したら、プライマーを塗布します。プライマーとは外壁塗装の下塗り材と同じ、下地を整える役割があります。
プライマーの塗布が完了したら、トップコートを施工します。
ベランダ防水工事は施工完了です。
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