外壁・屋根塗装(葛飾区)|フッ素塗料で外壁と屋根をフルメンテナンス

葛飾区の外壁・屋根塗装の施工事例
東京都葛飾区で外壁・屋根塗装を施工させて頂きました。新築から11年で初めてのメンテナンスでした。実際の施工事例を参考にしながら外壁・屋根塗装の工程や基礎知識について具体的に解説します。
お問い合わせの経緯
新築から11年が経過して外壁塗装を検討されていました。家を建てたハウスメーカーの10年点検で外壁・屋根塗装を提案され、見積もりを取得しました。 ハウスメーカーからもらった見積もりが非常に高額に感じて、他の業者と相見積もりを検討されていました。インターネットで地元の塗装業者を探していた際に弊社のホームページをご覧になり興味を持って頂きました。 ハウスメーカーの住宅の施工実績も豊富で、建築士の国家資格者が現地調査や施工管理を行うことに、信頼性を感じて弊社に現地調査の依頼を頂きました。

ビフォーアフター

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担当者のコメント
築年数11年の住宅で始めての外壁・屋根塗装でした。外壁はモルタル、屋根はスレート瓦の住宅でした。 外壁、屋根ともにチョーキング現象と呼ばれる塗料の劣化症状が発生してました。チョーキング現象とは太陽の紫外線の影響で、塗料が劣化して、表面に粉状に吹き出す劣化症状です。 チョーキング現象は塗装から10年前後を目安に必ず発生する劣化症状で再塗装を行う最適な目安となる劣化症状です。 チョーキング現象を放置すると、外壁や屋根にコケやカビが生えるようになり建物の美観を著しく低下させます。 そのため、外壁・屋根塗装を行うにあたって、築年数11年は最適なタイミングでした。 外壁・屋根塗装では、耐用年数(耐久性)と費用のバランスからシリコン塗料を使用する事例が多いです。 しかし、施主様の「建物を大切にしたい」「キレイ長持ちさせたい」というご要望があり、外壁、屋根ともにフッ素塗料をご提案させて頂きました。 フッ素塗料は塗料の中でもの耐久性が長く、防水性能に優れいているのが特徴です。そのため、塗装が長持ちするだけではなく、建物全体の防水性も向上するため、外壁材、屋根材ともに長持ちするようになります。 ただし、フッ素塗料は高級塗料としてそれなりに費用も高額になります。 フッ素塗料だけではなく、シリコン塗料やラジカル塗料などの複数の見積もりパターンを作成し、将来のメンテナンスサイクルも含めて総合的に比較をしながら、最終的にフッ素塗料での外壁・屋根塗装にご納得頂きました。 施主様も「屋根修理プラスさんに塗装を依頼して本当によかった」と大変喜んでくださり、また一つ弊社の自慢の施工事例が増えました。

建物の劣化症状と現地調査の様子

ここからは建物の劣化症状と現地調査の様子について見ていきましょう。 外壁塗装の施工前の様子 モルタル外壁の住宅です。外壁材はサイディングとモルタルの2つの種類が主流ですが、モルタルは塗り壁タイプの外壁材でサイディング比べて汚れやすいのが特徴です。 築年数11年が経過をして少し汚れが目立つようになっていました。ただし、すぐに雨漏りに発展するような劣化症状はなく非常にキレイな状態で保存されていました。 チョーキング現象と呼ばれる塗料の劣化症状が発生していましたが、あくまでも塗料の劣化であり外壁材や屋根材本体には劣化は進行していませんでした。 この状態で再塗装を行うことで外壁材、屋根材ともに長持ちするようになるので、外壁・屋根塗装を先延ばしにせずに、10年を目安に行うことをオススメします。

外壁・屋根塗装の工程と施工中の様子

ここからはは外壁・屋根塗装の工程と施工中の様子について見て行きましょう。

【工程1】高圧洗浄

まず始めに、高圧洗浄を行い屋根と外壁の汚れをキレイに洗い流します。 外壁塗装の高圧洗浄 専用の高圧洗浄機を使用して屋根の汚れをキレイに洗い流しています。屋根にうっすらとコケが生えていますが、水圧で削り取るようにしながら洗浄をします。 外壁塗装の高圧洗浄 高圧洗浄で雨樋の汚れもキレイに洗い流します。 外壁塗装の高圧洗浄後の様子 屋根の高圧洗浄の工程が完了しました。高圧洗浄でコケやカビだけでななく、劣化した旧塗膜(塗料)も削り取られます。塗装が剥がれスレート瓦の素地(セメント)が見えるようになります。 屋根塗装の高圧洗浄後の様子 こちらは高圧洗浄後の雨樋です。沈殿していた泥や土の汚れもキレイに洗い流しました。 屋根の高圧洗浄後 高圧洗浄後の下屋根の様子です。大屋根と同様に旧塗膜塗装が削られて、セメントの素地が見えている状態です。大屋根、下屋根ともに高圧線洗浄を行ったら作業完了です。 外壁塗装の高圧洗浄後の様子 屋根に続いて、外壁も高圧洗浄を行います。こちらは玄関エントランスです。玄関エントランスは塗装はしませんが、高圧洗浄でキレイに洗い流します。 外壁塗装の高圧洗浄後の様子 高圧洗浄後の玄関エントランスの様子です。 外壁塗装の高圧洗浄 こちらは外壁の高圧洗浄の様子です。モルタル外壁はリシンと呼ばれる石粒を吹き付け塗装されています。 そのため、ザラザラとした塗膜を形成するため、汚れが付着しやすいのが特徴です。 高圧洗浄を行うとわかるのですが、外壁の中から泥水が流れ出てきます。 外壁塗装の高圧洗浄の施工中の様子 外壁の高圧洗浄を行っています。モルタル外壁は外壁材の中でも比較的柔らかい素材です。そのため、水圧を調整しながらがらモルタル材を傷つけないように丁寧に洗浄を行います。 外壁塗装の高圧洗浄の施工中の様子 玄関エントランスの外壁タイルです。 外壁塗装の高圧洗浄の施工中の様子 シャッターも高圧洗浄で汚れをキレイに洗い流します。シャッターの本体は収納する際に塗装が剥がれてしまうため、原則塗装は行いませんが、高圧洗浄のタイミングで汚れをキレイに洗い流します。 ベランダ防水工事の高圧洗浄 こちらはベランダです。今回の外壁・屋根塗装ではベランダのメンテナンスもセットで行います。トップコートよ呼ばれる表面塗装を行うため、高圧洗浄で汚れをキレイに洗い流します。 ベランダ防水工事の高圧洗浄 ベランダの洗浄が完了しました。 ベランダ防水工事の高圧洗浄 せっかくの機会なので、ベランダに設置されていた床マットも洗浄させて頂きました。 ベランダ防水工事の高圧洗浄 屋根、外壁、ベランダのすべての箇所を洗浄したら高圧洗浄の工程は完了です。 外壁塗装の施工前の様子 こちらは外壁の高圧洗浄後の様子です。外壁の汚れもキレイに洗い流しました。

【工程2】屋根のケレン作業

高圧洗浄が完了したら、ケレン作業を行います。 ケレン作業とは屋根板金の錆落としや、樹脂の目荒らしなど、塗装の下地を整える工程です。 この作業を業界用語で「ケレン」と呼ばれていますが、外壁塗装の見積書に記載されることもあるため、理解しておきましょう。 屋根のケレン作業 屋根の棟板金の錆をマジックロンを使用して削りとっていきます。錆が残った状態で塗装をすると、「施工後、すぐに塗装が剥がれる」などの施工不良の原因になるので注意が必要です。 このようにケレンは塗装工程において非常に重要な工程ということを理解しておきましょう。 屋根のケレン作業 雨樋の内部も塗装をします。そのため、マジックロンを使用して目荒らしをします。 棟板金の釘の補修 屋根の棟板金の釘を補修しています。屋根の棟板金は釘で固定されており、経年劣化で抜けてきます。 この状態を放置すると、台風や強風で煽られた際に、棟板金が捲れたり飛散する危険があるため、屋根塗装のタイミングで補修を行います。

【工程3】 屋根塗装の下塗り

ケレン作業と、棟板金の釘の補修が完了したら、いよいよ塗装工程に移行します。 外壁塗装、屋根塗装ともに「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回数の重ね塗りで仕上げます。その中で、下塗りはシーラーと呼ばれる下地調整材を塗装します。 屋根塗装の下塗り シーラーを塗装しています。白い塗料がシーラーですが、屋根材の下地を整えて中塗り塗料の密着性を高める役割があります。屋根塗装の手抜き工事で、下塗りを行わない手口も横行しています。 下塗りを行わないと、塗料が密着せずい施工後すぐに塗装が剥がれるなどの、施工不良の原因になるため下塗りは屋根塗装の品質を左右する重要な工程です。 屋根塗装の下塗り 屋根面全体にシーラーを塗装したら屋根の下塗り工程は塗装が完了です。 屋根塗装の下塗り こちらは下屋根の下塗り施工後の様子です。大屋根と同様にシーラーを塗装します。補足情報として、スレート瓦はセメント質を主原料とする屋根材で塗料の吸い込みが激しいのが特徴です。 そのため、下塗り塗料を屋根材に染み込ませて、中塗り、上塗り塗料の吸い込みを均一にすることが重要です。 屋根塗装の下塗り 屋根塗装の下塗り

【工程4】屋根塗装の中塗り

屋根塗装の下塗りが完了したら中塗りを行います。屋根塗料は塗料メーカー大手、日本ペイントの「サーモアイ4F」を使用しました。サーモアイ4Fは遮熱フッ素塗料で、屋根塗料の中で耐久性と耐候性はトップレベルです。 サーモアイ4Fは遮熱性能も優れており、太陽光を反射させることで、屋根材の表面温度を下げる効果があります。屋根材の急激な温度変化を防止することができるため、屋根材本体が非常に長持ちするようになります。 屋根塗装の中塗り サーモアイ4Fを中塗りします。ペイントローラーを使用しながら1枚1枚丁寧に塗装をします。

【工程5】屋根材の補修

中塗りが完了したタイミングで1度、屋根材の補修をします。コーキングを使用して屋根材の小さなひび割れを補修します。 屋根のスレート瓦の補修 ひび割れ箇所にコーキングを充填します。 屋根のスレート瓦の補修 コーキング充填後、専用のヘラでコーキングを均したら補修は完了です。ちなみに、スレート瓦は板厚5mmほどのセメントの板です。経年劣化で必ずと言って良いほど、ひび割れが発生するので注意が必要です。

【工程6】外壁塗装の上塗り

屋根材のひび割れ補修が完了したら、同じサーモアイ4F(遮熱フッ素塗料)を使用して上塗りを行います。上塗りは仕上げ塗装で塗膜を均一にすることが重要です。 屋根塗装の中塗り 中塗りと同じ手順で重ね塗りを行ったら屋根塗装は作業完了です。 屋根塗装の上塗り 屋根塗装の上塗り

【工程7】外壁のひび割れ補修

屋根塗装が完了したら、外壁塗装に移行しまうs。まず始めに、外壁のひび割れを補修して塗装をする下地を整えます。 外壁のコーキングの施工 ヘアークラック(小さなひび割れ)をコーキングで補修します。亀裂に沿ってコーキングを施工します。

【工程8】外壁の下塗り

外壁の補修が完了したら、下塗りを行います。外壁も屋根と同様に「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回の重ね塗りを行います。まずは、下地調整材のシーラーを使用して「中塗り」「上塗り」を行う下地を整えます。 外壁塗装の下塗り 白い塗料が下塗り塗料です。モルタル外壁は塗料の吸い込みが激しいのが特徴です。サイディング外壁の1.5倍も吸収するため、しっかりと下塗り塗料を吸収させます。

【工程9】外壁の中塗り

下塗りが完了したら中塗りを行います。日本ペイントのフッ素塗料「ファイン4Fセラミック」を使用しました。ファイン4Fセラミックはセラミック(無機素材)とフッ素のハイブリッド塗料で塗料の中でもトップクラスの耐久性能を誇ります。 外壁塗装の中塗り 下塗りの施工中の様子です。ペイントローラーで塗り残しがないように丁寧に塗装をします。

【工程10】外壁塗装の上塗り

中塗りが完了したら、上塗りを行います。中塗りと同じ、ファイン4Fセラミックを使用して重ね塗りを行います。 外壁塗装の上塗り 外壁塗装の上塗り すべての外壁面を塗装したら外壁塗装の工程は作業完了です。

【工程11】シャッターボックスの塗装

外壁塗装の次は付帯部塗装に移行します。付帯部とは建物の付属部分です。まずは、シャッターボックスを塗装します。 シャッターボックスのケレン作業 マジックロンを使用してケレン作業を行います。外壁と比べて鉄部は塗料が密着性が悪いため目荒らしの役割があります。 シャッターボックスの錆止め塗装 ケレン作業が完了したら錆止め塗装を行います。 シャッターボックスの上塗り 錆止め塗装後、上塗りを行い仕上げます。鉄部の上塗り塗料はウレタン塗料が使用されます。ウレタン塗料は柔らか塗膜を形成するため、柔軟性に優れており密着性が高いのが特徴です。 そのため、鉄部や木部、樹脂塗装などの塗装にはウレタン塗料が使用されるのが一般的です。 シャッターボックスの塗装 シャッターボックスの塗装が完了しました。

【工程12】破風板の塗装

シャッターボックスの塗装の次は破風板を塗装します。 破風板のケレン作業 マジックロンを使用してケレン作業をおこないます。木部塗装で旧塗膜を削りとります。 破風板の下塗り ケレン作業が完了したら、ウレタン塗料を塗装します。ウレタン塗料の2回の重ね塗りを行います。 破風板の塗装 こちらは屋根の破風板です。2回の重ね塗りをおこなった作業完了です。

【工程13】雨樋の塗装

破風板の次は雨樋も塗装をします。 雨樋のケレン作業 ケレン作業を行い、屋根の目荒らしをします。 雨樋の塗装 ウレタン塗料を使用して塗装をします。

【工程14】軒天の塗装

最後に軒天を塗装したら外壁塗装の工程は施工完了です。 軒天の塗装 軒天の塗装

【工程14】ベランダの防水工事

外壁塗装と付帯部塗装がの次は、ベランダの防水工事行います。 ベランダのケレン作業 まず始めにベランダの塗装面の汚れを雑巾でキレイに拭き取ります。 ベランダのケレン作業 サンドペーパーを使用してケレン作業を行います。 プライマーの塗装 プライマーを塗装します。プライマーがベランダの下地を整える下地調整材です。塗装工事でいうシーラーの役割があります。 プライマーの施工 プライマーの塗装が完了しました。 プライマーの施工 ウレタンのトップコートを施工します。 トップコートの施工 トップコートとはベランダ防水の表面塗装ですが、つるつるとした仕上がりになります。 トップコートの施工 ベランダのトップコートの施工が完了しました。 トップコートの施工

外壁・屋根塗装の施工後の様子

外壁塗装の施工後の様子 外壁塗装の施工後の様子 外壁塗装の施工後の様子
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