千葉県船橋市で雨漏りが発生したトタン屋根を、部分葺きかえ工事で修理しました。 雨漏りの原因を確実に突き止めるために、雨漏り診断士の有資格者が散水調査を行い、部分葺き替え工事で最初の危険のない、部分葺き替え工事で修理をしました。このページでは屋根の部分葺き替え工事による、雨漏り修理の施工中の様子を初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
お問い合わせの経緯
2階の天井と内壁に雨染みが広がり修理を検討されていました。
インターネットで地元、船橋市の雨漏り修理業者を探されていた際に、偶然弊社のホームページをご覧になり、興味を持っていただきました。
雨漏り診断士の資格保有が多数在籍しており、散水調査やサーモグラフィー調査など雨漏り修理に特化した調査を実現できることに信頼性を感じて現地調査のご依頼をいただきました。
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ビフォーアフター
トタン屋根をガルバリウム鋼板に葺き替えました。
雨漏りの原因となっていた、パラペットの立ち上がりの板金と笠木を交換しました。
担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い雨漏りの状態を確認させていただきました。
散水調査による雨漏り調査を実施したところ、屋根とパラペットの隙間から雨水が侵入している状況でした。
屋根に落ちた雨水が排水溝に到達されるまでに、排水不良を起こしており、屋根とパラペット境目から少しずつ建物の内部に雨水が侵入している状態でした。
雨漏り箇所の防水シートが破れている可能性が高く、雨水が侵入したことで、屋根内部のパラペットの躯体も腐食している可能性が高いため、屋根の部分張り替えと、パラペットの張り替え工事による雨漏り修理をご提案させていただきました。
雨漏りは修理後、再発する可能性が高い難易度の高い工事です。雨水の侵入経路を確実に突き止めて根本的な修理をしないと、雨漏りが再発して、初回の修理費用が無駄になってしまいます。
今回は、屋根、パラペットともに、二次防水の防水シートから交換するため、根本的な修理を実現することができました。
後日談になりますが、施工後、雨漏りもピタッと止まり、施工後の点検の際に「屋根修理プラスさんすごいね!」とお褒めの言葉をいただきました。
屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査のようすについて具体的に見ていきましょう。
施工から20年が経過したトタン屋根です。
トタン屋根は表面の亜鉛メッキが芯材の鉄よりも早期に錆びることで、芯材の錆を防いでいます。
そのため、トタンは20年前後で錆が発生しますが、過去に再塗装をおこなったため、錆は発生していませんでした。
屋根材はまだまだ使用できる状態だったため、雨漏りが発生した箇所だけの部分葺き替え工事で対応します。
雨漏りの原因となっているパラペット部分です。屋根とパラペットの取り合い部分に板金が施工されていますが、この板金が排水不良を起こしたことで、雨漏りが発生していました。
屋根板金を剥がした屋根の内部です。常に水に浸っている状態でした。この状態では雨漏りが発生しても不思議はありません。
屋根の葺き替え工事の工程と施工中の様子
ここからは屋根の葺き替え工事の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。【工程1】屋根材・板金の剥がし
まず始めに、屋根材・パラペットの板金を剥がします。
まずは、トタンの棟板金を剥がしていきます。板金を剥がすと下地板が出てきますが、湿っており、腐食している状況です。
棟板金の撤去が完了しました。
続いてトタンを撤去します、トタンは凹凸の凸の部分に瓦棒という木材が入っています。トタンはこの瓦棒に巻きつけて固定されているため、この瓦棒を切断して、トタンを剥がしていきます。
トタンの撤去が完了しました。トタンの内部には雨水が侵入した痕跡はありませんでしたが、軒(底部)には排水不良により屋根の内部に雨水が侵入した痕跡が見られます。
こちらはパラペットの笠木です。笠木とはパラペットのカバーですね。笠木のが原因で雨漏りが発生することもあります。今回も、建物の内部までは侵入していませんでしたが、笠木から雨水が侵入して、パラペットの下地板が腐食している状態でした。
パラペットの笠木、板金を撤去したら、屋根材、板金の剥がしは完了です。
【工程2】防水シートの施工
屋根材&パラペットの板金の撤去が完了したら、防水シートを施工します。
屋根面に防水シートを施工しました。ガルバリウム鋼板を施工しますが、ガルバリウム鋼板は耐用年数が40年〜50年と非常に耐久性に優れた屋根材です。そのため、防水シートも改質アスファルトルーフィングという耐久性に優れた製品を使用します。特に、今回のような勾配が緩やかな屋根で、排水性が低い屋根の場合、防水シートの性能は非常に重要になります。
屋根の防水シートの施工の次は、パラペットの防水シートを施工します。パラペットの防水シートは透湿ルーフィングという湿気を外に放出できる製品を使用します。外壁の内部に湿気がたまると、躯体(骨組み)を腐食させてしまうため、パラペットなどの外壁面の防水シートは透湿ルーフィングという製品を使用します。
【工程3】板金の施工
防水シートの施工が完了したら、屋根と外壁の取り合い部分に樋(板金)を施工します。
排水不良を起こさないように、勾配を計算しながら板金加工を行い設置します。雨水を排水溝まで流す樋の役割があります。
板金の施工が完了しました。
【工程4】屋根本体(ガルバリウム鋼板)の施工
排水樋を取り付けたら、屋根材を施工します。稲垣商事のたてひらスランビーという縦葺き専用の製品を使用します。
ガルバリウム鋼板は屋根の棟(一番高いライン)に沿って並行に設置する横葺きの製品が多いです。
しかし、今回のような勾配が緩やかな屋根の場合、棟に対して垂直方向に屋根材を設置する立平葺きで施工する必要があります。立平葺きは屋根材の境目の抵抗を受けることなく、雨水を排水することができるため、排水性能に優れているのが特徴です。
【工程5】パラペットの板金・笠木の施工
屋根材の施工が完了したら、パラペットの板金を施工します。
パラペットの板金を施工しました。
最後に笠木を取り付けたら、パラペットの施工は完了です。
屋根の葺き替え工事の施工後の様子
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