現地調査の様子
雨漏りが発生して、応急処置でブルーシートが被せてある状態でした。 雨漏り調査を行ったところ、屋根の漆喰が厚塗りされていたことが原因で屋根の内部に雨水が侵入している状態でした。 雨漏りは屋根の内部のルーフィング(防水シート)が劣化して「破れ」や「縮れ」がなどの不具合が発生しているのが原因です。 そのため、屋根の内部のルーフィングを交換する根本的な修理を行う必要があり、屋根の葺き直し工事を提案しました。 屋根の葺き直し工事とは、既存の瓦を一旦撤去し、ルーフィングを交換した後、瓦を戻す工事です。 スレート瓦やトタン屋根でこのような雨漏りが発生した際は、屋根材を新しく葺き替える必要がありますが、陶器瓦(日本瓦)は耐用年数が50年〜80年と非常に長期的なため既存の瓦を再利用することができます。 このような理由から瓦の葺き直し工事をご提案させて頂きました。ビフォーアフター

施工前の屋根の様子



施工中の屋根の様子
ここからは瓦の葺き直し工事の施工工程をご紹介します。瓦おろし
まず始めに、既存の棟と屋根瓦を撤去します。撤去した瓦は、再利用するため傷つけないように丁寧に瓦を撤去しました。


ルーフィング(防水シート)の設置と瓦の設置
既存の瓦を撤去したら、ルーフィング(防水シート)を張り替えます。
棟の積み直し工事
屋根材の設置が完了したら、棟の積み直し工事を行います。まず始めに、棟を設置するために強化金具を取り付けます。

葺き土の施工
強化金具を取り付けたら棟の土台となる葺き土を作ります。
冠瓦の施工
葺き土の施工が完了したら、冠瓦を設置します。

屋根の施工後の様子


