お問い合わせの経緯
近所をリフォームしているという工務店から屋根の棟の劣化を指摘されたことがキッカケで修理を検討されていました。
屋根の劣化を指摘した工務店に点検をしてもらったところ「屋根がもうダメですね」ということで、既存の屋根材を新しく張り替える葺き替え工事をご提案されたようです。
見積もり価格も300万円と非常に高額な内容だったことから、不審に感じて、他の信頼できる屋根業者にちゃんと屋根の状態を見て欲しいという思いから、地元、我孫子市の屋根修理の専門業者を探されていました。
インターネットで我孫子市の屋根業者を探していた際に、弊社のホームページをご覧になり、興味を持っていただきました。
建物の設計や構造に関する資格の建築士の資格を保有していることに信頼性を感じていただき、現地調査のご依頼をいただきました。
ビフォーアフター

担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い、屋根の劣化症状について確認させていただきました。築25年のセメント瓦屋根の住宅でした。屋根の棟の漆喰が剥がれている状態でした。屋根のてっぺんの冠瓦は葺き土と呼ばれる粘土の土台の上に乗っています。
この粘土が棟の外に流出しないように蓋をしているのが漆喰です。漆喰が剥がれてしまうと、棟の内部の粘土が外に流出するようになります。粘土が外に流出すると、棟の内部が空洞になってしまい、地震や大台で棟が歪んだり、最悪、倒壊するようになります。安全な屋根を実現するために、棟を再度、積み直す、棟の取り直し工事によるメンテナンスをご提案させていただきました。
また、弊社が現地調査を行う前に、訪問販売業者から屋根の葺き替え工事を提案されていたようですが、屋根塗装によるメンテナンスで十分対応できる状態でした。セメント瓦は日本瓦(陶器瓦)と異なり塗装により防水性能を確立している屋根材です。耐用年数も40年〜50年とまだまだ使用できる状態だったため、屋根塗装によるメンテナンスをご提案させていただきました。
訪問販売業者から屋根の葺き替え工事で300万円もの見積もり内容だった屋根ですが、棟の取り直し工事と屋根塗装で1/3も安くなりました。
棟の取り直し工事の工程と施工中の様子
ここからは棟の取り直し工事の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。【工程1】既存の棟の撤去・解体
まず始めに、既存の棟の撤去・解体します。
【工程2】強化棟の施工
既存の棟の撤去が完了したら。強化棟を取り付けます。まずは、指示金具を取り付けます。

【工程3】漆喰の施工
強化板を取り付けたら、南蛮漆喰を施工します。南蛮漆喰が葺き土になります。
【工程4】冠瓦の施工
最後に冠瓦を施工したら完了です。
棟の取り直し工事の施工後の様子



屋根塗装の工程と施工中の様子
ここからは屋根塗装の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。【工程1】高圧洗浄
まず始めに、高圧洗浄で屋根の汚れをキレイに洗い流します。

【工程2】屋根塗装の下塗り
高圧洗浄が完了したら、塗装工程に移行します。屋根塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回の重ね塗りで仕上げます。下塗りはシーラーと呼ばれる下地調整塗料を使用します。

【工程3】外壁塗装の中塗り
外壁塗装の下塗りが完了したら、中塗りを行います。施主様とご相談して決めたメインの塗料を使用します。
【工程4】屋根塗装の上塗り
最後に、上塗りを行い、2回の重ね塗りを行ったら、屋根塗装は施工完了です。
屋根塗装の施工後の様子
















