お問い合わせの経緯
近所を屋根工事をしているリフォーム会社の営業マンが挨拶に来た際に、「屋根の漆喰が剥がれていますよ」「修理をしないと雨漏りがしますよ」と屋根の劣化を指摘されたことがキッカケで屋根の修理を検討されていました。 リフォーム会社の担当者と一緒に屋根を確認したところ、本当に漆喰が剥がれていたため、詳しく屋根を点検してもらうことにしたようです。 その際に、漆喰工事も含めた屋根塗装による屋根全体のメンテナンスを提案されたようですが、訪問販売業者だったことに不安を感じて、他の業者での相見積もりを検討されていました。 インターネットで稲毛区に対応できる屋根業者を探していた際に、弊社のホームページをご覧になり、興味を持って頂きました。 建物の設計や構造に関する国家資格の建築士が在籍しており、屋根の劣化症状を適切に診断して最適な修理方法を提案できます。 また、塗装技術の技能資格であり、国家資格の一級塗装技能士も在籍しているため、高品質な塗装工事を適正価格で提供することができます。 このように誠実な提案力と高度な技術力に魅力を感じて頂き、現地調査のご依頼を頂きました。ビフォー アフター
屋根の漆喰を補修後、屋根塗装を行いました。 セメント瓦は塗装により防水性を確立しているため10年に1度を目安に再塗装によるメンテナンスが必要です。 棟の漆喰の補修工事と再塗装を行ったことで将来的な雨漏りの危険も軽減され安心して住み続けられる住まいを実現できました。
担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の劣化症状を確認させて頂きました。 築12年のセメント瓦の住宅でした。訪問販売業者に屋根の漆喰の剥がれを指摘され修理を検討されていました、確かに屋根の漆喰が剥がれている状態でした。 そもそも、漆喰とは屋根のてっぺんにある棟瓦の土台となっている部材です。 昔は粘土が使用されていましたが、現在では南蛮漆喰と呼ばれる漆喰に樹脂を混ぜ込んだ製品が使用されています。 今回のケースも南蛮漆喰が使用されており、その表面の漆喰が剥がれている状態でした。訪問販売業者からは「このままだと雨漏りがしますよ」と大袈裟に漆喰の不具合を伝えられたようですが、土台となる漆喰の表面が剥がれているだけなので、雨漏りに直結する不具合ではありません。 しかし、劣化症状を放置すると剥がれた漆喰が落下したり、冠瓦がズレるなどの大きな不具合に発展するため、気がついた段階で修理を行うことが重要です。 また、セメント瓦は塗装により防水性能を確立しているため10年前後を目安に再塗装を行う必要があります。 築12年で再塗装を行うタイミングに差し掛かっていたため、漆喰の補修工事だけではなく、屋根塗装もセットで提案させて頂きました。 漆喰補修工事で使用する足場を有効活用できるため、費用対効果の高い屋根のメンテナンスを実現できました。屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について具体的に見ていきましょう。


屋根塗装の工程と施工中の様子
棟の交換工事を行い、その後、再塗装を行いました。ここからは屋根塗装の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。【工程1】棟の漆喰補修工事
棟の漆喰補修工事を行います。まずは、屋根のてっぺんの冠瓦を撤去します。




【工程2】屋根塗装
漆喰の補修が完了したら、屋根塗装工事を施工します。塗装工程は下塗り、中塗り、上塗りの3回の重ね塗りで仕上げます。 1回目の下塗りではシーラーと呼ばれる下地調整塗料を使用して、塗装の下地を整えます。その後、上塗りは塗料を2回の重ね塗りで仕上げます。
屋根塗装の施工後の様子





施工 ビフォーアフター
施工前
施工後
施工工程
施工前
施工前の状態です。赤い色が少々くすんでいる状態です。
施工前
漆喰がかなり劣化しています。
棟積み直し
漆喰の補修に合わせ、棟の積み直しを行います。
漆喰詰め直し作業
白く新しい漆喰となりました。
塗装中
屋根の上部のみ塗装が進んでいる状態です。
施工後
工事完了の状態です。施工前より鮮やかな赤色になりました。