お問い合わせの経緯
屋根の雨漏り修理でお問い合わせを頂きました。数ヶ月前から2階の天井に雨染みが広がり、修理を検討されていたようです。屋根の修理の専門業者を探していた際に、弊社のホームページをご覧頂き、雨漏り修理のお問い合わせを頂きました。
現地調査の様子
お問い合わせ後、すぐに現地調査を行いました。屋根に上がり状況を確認させて頂いた結果、屋根の葺き替え工事と破風板金工事をご提案させて頂きました。 屋根の葺き替え工事と破風板金工事をご提案させて頂いた理由は下記の通りです。- 屋根内部のルーフィングシート(防水シート)が破れており、部分修理では根本解決ができないため
- 破風板の痛みが激しく、穴が空いている箇所があり、交換が必要な状態だったため
屋根の葺き替え工事をご提案させて頂いた理由
屋根内部のルーフィングシート(防水シート)が破れており、部分修理では雨漏りを根本解決できず、再発する可能性が高いため、屋根の葺き替え工事をご提案させて頂きました。 屋根の葺き替え工事とは、既存の屋根材を撤去して、新しく屋根材を張り替えるリフォーム工法ですが、野地板(屋根の土台)からルーフィングシート、屋根材を新しく張り替えるために、雨漏りを根本解決することができます。 特に、ルーフィングシートは屋根の二次防水として雨水が建物内部に侵入することを食い止める重要な部材です。 このルーフィングが経年劣化で破れてしまうと、屋根表面の雨水の侵入口を塞いでも、他の箇所から雨水が侵入して最終的に建物内部まで雨水が侵入します。 そのため、雨漏りを修理をしても再発する可能性が高く、2回目の修理で屋根を葺き替えることになります。 初回の修理で確実に雨漏りを止めるために、屋根の葺き替え工事をご提案させて頂きました。破風板金工事をご提案させて頂いた理由
経年劣化で破風板の塗装が剥がれ、腐食して穴が空いている状態でした。 破風板は再塗装によるメンテナンスが一般的ですが、腐食している破風板に塗装をしても3年〜5年で塗装が剥がれてしまうため、ガルバリウム鋼板を破風板を巻く、破風板金工事によるメンテナンスをご提案させて頂きました。 ガルバリウム鋼板は高耐久でありながら、再塗装の必要が無いメンテナンスフリーの素材のため、再塗装と比べて将来的なメンテナンス費用と手間が発生しないのが特徴です。 今回のケースの場合、破風板が腐食し、穴が空いている箇所もあり、再塗装では本来の費用対効果を得られない状況であり、破風板から侵入した雨水が軒天にまで到達している状態でした。 破風板の本来の機能を回復させるために、破風板金工事によるメンテナンスをご提案させて頂きました。ビフォーアフター


施工前の屋根の状態


屋根葺き替え工事の施工中の様子
屋根の葺き替え工事と破風板金工事の施工工程をご紹介します。まずは、屋根の葺き替え工事による雨漏り修理の施工工程について見て行きましょう。屋根板金の撤去
まず始めに、既存の屋根板金をすべて撤去します。
既存の屋根材の撤去
屋根板金の撤去が完了したら、既存の屋根材(トタン)を撤去します。
野地板(コンパネ)の設置
既存の屋根材(トタン)をすべて撤去をしたら、新しい野地板(のじいた)を設置します。野地板とは屋根の土台となる部材です。 野地板は耐水性と強度の観点からコンクリート型枠用のコンパネと呼ばれるベニア合板が使用されるのが一般的です。
ルーフィング(防水シート)の設置
野地板の設置が完了したら、ルーフィングを設置します。 ルーフィングの劣化が原因で雨漏りが発生していたことから分かる通り、ルーフィングは屋根の二次防水として重要な役割があります。
屋根材本体(ガルバリウム鋼板)の設置
屋根全体にルーフィングを設置したら、ガルバリウム鋼板を施工します。


屋根板金の設置
ガルバリウム鋼板の設置が完了したら、棟板金を設置します。

屋根葺き替え工事の施工後の様子







破風板補修・軒天修理の施工中の様子
屋根葺き替え工事の次は、破風板の補修、軒天修理の施工工程をご紹介します。破風板の補修工事














破風板金の施工
破風板・軒天の腐食箇所の補修が完了したら、破風板にガルバリウム鋼板を巻いていきます。










