お問い合わせの経緯
10年前に中古で購入した住宅ですが、前の家主の代からメンテナンスを行っておらず、外装全体の劣化や汚れが目立ってきたため、外装全体のメンテナンスを検討されていました。
特に、屋根は雨漏りが発生している状態で、ポタポタと雨水が2階の天井に伝って流れている状態でした。
雨漏りが発生しており難易度の高い施工となるため、地元のリフォーム業者に見積もりを依頼しても断れてしまったようです。
そのため、インターネットで雨漏り修理に対応できるリフォーム会社に探していた際に弊社の、ホームページをご覧になり、興味を持っていただきました。
社内に雨漏り診断士が在籍しており、散水調査やサーモグラフィー調査などの雨漏りに特化した現地調査を実施できるため、確実性の高い雨漏り修理を実現できます。
また、一級塗装技能士も在籍しており、高品質な塗装工事を実現することができます。
このように雨漏り修理に関して専門的な調査を実施できる施工力に信頼性を感じていただき現地調査のご依頼をいただきました。
ビフォーアフター


担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い、屋根の劣化症状を確認させていただきました。
築年数40年が経過した屋根はスレート、外壁はサイディングの戸建て住宅でした。
10年以上前に中古で購入した住宅でしたが、前の施主からメンテナンスをしておらず、外壁、屋根共に劣化が進行している状態でした。
特に、屋根は全体的にカビやコケが発生しており、屋根材が部分的に割れている箇所がありました。雨漏りも発生しており、早急に修理を行う必要がありました。
屋根材のスレート瓦の耐用年数は25年〜30年と言われており、スレート瓦の使用限界を超えている状態でした。屋根塗装の下地としては利用できないため、屋根材を新しく張り替える必要があり、カバー工法での修理をご提案しました。
一方で外壁はサイディングですが、チョーキング現象と呼ばれる塗料の劣化症状が発生していました。チョーキング現象とは紫外線の影響で外壁表面の塗料がチョークの粉のように粉状に吹き出す劣化症状です。
外壁材の防水性能の低下を知らせるサインでもあり、再塗装を行う目安となる劣化症状です。
そのため、外壁は再塗装によるメンテナンスご提案させていただきました。
屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について具体的に見ていきましょう。




屋根カバー工法の工程と施工中の様子
屋根のカバー工法は既存の屋根材の上に、新しい屋根を被せるリフォーム工法です。 スレート屋根の葺き替え工法として確立されており、屋根材はガルバリウム鋼板が使用されます。 実際にどのように工程が進んでいくか、具体的に屋根カバー工法の工程と施工中の様子について見ていきましょう。【工程1】棟板金の撤去・解体
まず始めに、棟板金を撤去・解体します。 屋根のカバー工法は既存のスレート屋根を土台としてガルバリウム鋼板屋根を被せるため、屋根の障害物となる部材は撤去します。

【工程2】防水シート(ルーフィング)の施工
棟板金の撤去・解体が完了したら、防水シートを施工します。 防水シートはルーフィングシートとも呼ばれており、屋根の二次防水として建物の内部に雨水が侵入するのを食い止める役割があります。


【工程3】棟下地・役物の施工
防水シートの施工が完了したら、棟下地を取り付けます。棟下地とは棟板金をと取り付ける際の土台となる板です。
【工程4】屋根材(ガルバリウム鋼板)の施工
防水シート棟下地の施工が完了したら、屋根材(ガルバリウム鋼板)を施工します。

【工程5】棟板金・雨押さえの取り付け
最後に、棟板金、雨押さえを取り付けたら施工完了です。

屋根カバー工法の工程と施工後の様子






外壁塗装の工程と施工中の様子
屋根カバー工法とセットで外壁塗装も施工しています。施主様の中には、外壁と屋根を時期をずらして別々に施工をする方も多いです。 外壁と屋根を別々に施工をすると、その都度、足場を設置する必要があるため、セットで施工するよりも足場の設置費用分(15万円〜20万円)ほど割高になります。 そのため、外装のメンテナンスは可能な限り、外壁と屋根をセットで施工をするとコストパフォーマンスが高いです。 それでは、具体的に外壁塗装の工程と施工中の様子について見ていきましょう。 【工程1】コーキングの施工 高圧洗浄で外壁の汚れをキレイに洗い流したら、コーキングを交換します。 外壁材と外壁材の隙間にはコーキングと呼ばれるパッキンが埋め込まれています。このコーキングは15年〜20年を目安に劣化してひび割れるため、外壁塗装の際に交換が必要です。





【工程2】外壁塗装の下塗り
コーキングの施工が完了したら、いよいよ塗装工程に移行します。 外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回の重ね塗りで仕上げます。 その中で、下塗りはシーラーと呼ばれる下地調整材を使用して、塗装の下地を整える役割があります。
【工程3】外壁塗装の中塗り
下塗りが完了したら、中塗りを行います。メインの塗料を使用します。こんかいはシリコン塗料を使用しました。
【工程4】外壁塗装の上塗り
中塗りが完了したら、中塗り塗料を使用して2回の重ね塗りを行います。
【工程5】付帯部の塗装
外壁塗装の工程が完了したら、付帯部を塗装します。付帯部とは雨戸や軒天、霧よけなどの建物の付帯箇所になります。
















外液塗装の施工後の様子
