お問い合わせの経緯
屋根の一部が欠けているのを目視で確認したことがキッカケで修理を検討されていました。地元の屋根業者に現地調査を依頼されていましたが、1社だけの見積もりだと、提案内容や見積もり金額の妥当性が確認できないため、他の業者での現地調査を検討されていました。インターネットで川崎市に対応できる屋根業者を探していた際に、偶然弊社のホームページをご覧になり、興味を持って頂きました。施工事例やお客様の声などが豊富に掲載されており、建築士や雨漏り診断士などの屋根の施工に特化した資格を保有していることに専門性と信頼性を感じて頂き、現地調査のご依頼を頂きました。ビフォーアフター
築19年のスレート瓦をカバー工法でガルバリウム鋼板に張り替えました。20年前後のスレート瓦の本体が劣化し始める最適なタイミングで屋根を新しく張り替えられて、費用対効果の高い屋根リフォームを実現できました。

担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の劣化症状を確認させて頂きました。築19年のスレート屋根です。10年前に屋根塗装によるメンテナンスがされており、非常にキレイな状態で保存されていました。ただし、経年劣化により屋根材の本体が脆くなってきており、「割れ」や「欠け」などが目立つようになっていました。スレート瓦の耐用年数は25年〜30年くらいと言われていますが、このような屋根材本体の不具合は適切にメンテナンスを行っても経年によって必ず発生します。屋根材の欠けや割れを補修して再塗装を行うことも十分可能な状態でしたが、カバー工法で屋根材をガルバリウム鋼板に張り替えた方が費用対効果を発揮できる状況でした。カバー工法とは既存の屋根材の上にガルバリウム鋼板屋根を被せるスレート屋根に特化したリフォーム工法です。ガルバリウム鋼板は金属製の屋根材ですが、耐用年数が50年前後と非常に耐久性に優れておいるのが特徴です。また、メンテナンスフリーの屋根材のため、スレート 瓦のように屋根塗装の必要がありません。そのため、将来的な視点でみると、屋根塗装によるメンテナンスを継続していくよりも、早期にガルバリウム鋼板に張り替えた方が、費用対効果が高くになります。施主様には屋根の状態を詳細に説明させて頂き、屋根塗装とカバー工法のリフォーム工法の違いや将来的なメンテナンス費用などを比較させて頂き、今回はカバー工法による屋根リフォームを行うこととなりました。スレート瓦が劣化し始める最高のタイミングで費用対効果を最大化できる屋根リフォームを実現できました。屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について、具体的に見ていきましょいう。


屋根リフォームの工程と施工中の様子
カバー工法とは既存の屋根材の上に新しくガルバリウム鋼板屋根を被せるリフォーム工法です。既存の屋根材を撤去せずに、新しい屋根材に張り替えられるため、廃材が発生せずに従来の葺き替え工事よりも安く施工できるのが特徴です。カバー工法がどのように工事が進んでいくのか。ここからは屋根リフォーム の工程と施工中の様子を見ていきましょう。【工程1】棟板金の撤去・防水シートの設置
まず始めに、屋根のてっぺんにある棟板金を撤去して、新しい屋根を施工する際の障害物を撤去します。棟板金だけではなく、雪止め金具も屋根から取り外します。


【工程2】水切り・棟下地の設置
防水シートの設置が完了したら、水切りや棟下地などの部材を取り付けます。これらの部材は「役物」と見積書に記載されることが多いです。



【工程3】屋根材(ガルバリウム鋼板)の設置
水切り、棟下地の設置が完了したら、いよいよ、屋根材のガルバリウム鋼板を設置します。軒先から棟に向かって順番にガルバリウム鋼板を設置していきます。



屋根リフォームの施工後の様子







