神奈川県横浜市で屋根カバー工法と外壁塗装工事を施工させて頂きました。神奈川県横浜市のカバー工法、外壁塗装の施工事例をご紹介します。
お問い合わせの経緯
強風で屋根のてっぺんの棟板金が外れて浮いている状態でした。施主様がインターネットで屋根修理業者を探していた際に、弊社のホームページをご覧になりお問い合わせを頂きました。
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屋根カバー工法をご提案させて頂いた経緯
お問い合わせ後、すぐに現地調査を行い屋根の劣化症状を確認させて頂きました。状況を確認させて頂き、屋根のカバー工法をご提案させて頂きました。屋根のカバー工法をご提案させて頂いた理由は下記の通りです。- 屋根材の劣化が激しく部分補修では修理ができない状態だったため
- ガルバリウム鋼板に葺き替えることで費用対効果の高い屋根リフォームを実現できるため
【理由1】屋根材の劣化が激しく部分補修では修理ができない状態だったため
築年数35年が経過しており屋根材(スレート瓦)にコケやカビが生えている状態でした。 屋根材も水分を吸収しているため非常に脆くなっている状態でした。屋根塗装を行っても「スグに塗装が剥がれる」などの施工不良の危険があるため、新しく屋根材を葺き替える必要がありました。 このような経緯からカバー工法によるガルバリウム鋼板への葺き替え(張り替え)リフォームをご提案させて頂きました。【理由2】ガルバリウム鋼板に葺き替えることで費用対効果の高い屋根リフォームを実現できるため
屋根のカバー工法は、今ある屋根の上に新しい屋根を被せるスレート屋根に特化したリフォーム工法です。 既存の屋根材を土台にするため、屋根材の撤去や廃棄費用が発生しないのが特徴です。そのため、従来の葺き替え工事と比べて安く新しい屋根材に葺き替えられるのが特徴です。 また、ガルバリウム鋼板は近年屋根リフォームで人気の金属製の屋根材ですが、寿命が40年〜50年と非常に長期的なだけではなく、屋根塗装の必要の無いメンテナンスフリーの屋根材のため、将来的なメンテナンス費用が発生しないのが最大のメリットです。 このようにガルバリウム鋼板に葺き替えることで費用対効果の高い屋根リフォームを実現できることから、カバー工法による屋根リフォームをご提案させて頂きました。ビフォーアフター
築年数35年が経過しており、屋根材のスレート瓦にコケやカビが発生していました。
屋根材自体も水分を吸収している状態で、大変脆くなっており雨漏りの危険がありました。ガルバリウム鋼板に葺き替えることで、雨漏りの心配のない安全な屋根になりました。
強風により棟板金が外れていました。棟板金は釘で固定されており、15年〜20年ほどで釘が浮いてしまい、浮くようになります。カバー工法で屋根を新しくしたことで、棟板金も新しくなり安全な屋根になりました。
施工前の様子
スレート屋根でしたが、経年劣化で全体的にコケやカビが生えている状態です。屋根材も水分を吸収しており簡単に割れてしまう状態でした。
腰屋根と呼ばれる大屋根の上に小さな屋根がある珍しい屋根でした。小さな屋根の屋根もコケやカビが発生している状態で、屋根の板金部分もサビが発生している状態でした。
強風で飛散した棟板金です。棟板金は釘で固定されているため、メンテナンスをしないと15年〜20年程度で釘が緩み、棟板金が浮いてきます。
棟板金にサビ(赤サビ)が発生していました。雨水がサビの箇所から染み出して、屋根の内部に侵入する原因になるので具体的な修理が必要な状態でした。
コケやカビが発生しており、屋根材が非常に脆くなっている状態でした。
こちらもコケやカビが発生している状態でした。
屋根カバー工法の施工中の様子
ルーフィング(防水シート)の設置
既存のスレート瓦の上にルーフィング(防水シート)を設置します。このルフォーングは屋根の二次防水として建物の内部に雨水が侵入するのを食い止めています。
ルーフィングの設置が完了したら、ケラバと呼ばれる屋根の端に「ケラバ水切り」という雨仕舞いの部材を取り付けます。
その他に、棟板金を取り付ける際に、釘を打ち付ける土台となる棟下地も取り付けます。
ガルバリウム鋼板の施工
ルーフィングの設置したら、屋根材となるガルバリウム鋼板を施工します。
屋根の面に合わせて一段ずつガルバリウム鋼板を設置します。
ガルバリウム鋼板の施工は屋根の形状に合わせて金属板を加工して調整します。そのため、高度な板金加工技術が求められる作業です。
ガルバリウム鋼板は屋根の大棟(屋根の頂点の線)に対して水平(横向き)に設置します。これは横葺きと呼ばれガルバリウム鋼板の一般的な施工方法です。
横葺きでは、金属板のつなぎ目が重なってしまうと隙間から雨水が侵入してしまうため、金属板のつなぎ目が繋がらないように注意してガルバリウム鋼板を設置します。
腰屋根の小さな屋根もガルバリウム鋼板を施工しました。小さな面積ですが、大きな面積と同様に丁寧に施工をしました。
屋根すべての面にガルバリウム鋼板を施工しました。
屋根材の施工が完了しました。
腰屋根の小さな屋根と、その下の大きな屋根の部分の取り合い部分は、雨漏りが発生しやすい箇所になるため、しっかりと雨仕舞いを行いました。
下屋根もガルバリウム鋼板を施工しました。
外壁との取り合い部分は雨漏りが発生しやすい箇所になるため、ルーフィング(防水シート)を長めにとり、しっかりと雨仕舞いを行いました。
棟板金の施工
ガルバリウム鋼板の施工が完了したら棟板金を施工します。
あらかじめ設置しておいた、棟下地に合わせて棟板金を設置します。棟板金は専用の釘で固定します。
棟板金の設置が完了したら、屋根のカバー工法は施工完了です。
屋根カバー工法の施工後の様子
台風で外れていた屋根板金もメンテナンスできました。
腰屋根の屋根と外壁の取り合い部分です。雨押さえを設置してしっかりと雨仕舞いを行いました。
コケやカビが発生して傷んでいた屋根材も、カバー工法で新しくガルバリウム鋼板に葺き替えて新築のように生まれ変わりました。
棟板金も飛散する心配のない安全な屋根になりました。
腰屋根部分の屋根材もガルバリウム鋼板に葺き替えました。
外壁塗装の施工前の様子
屋根のカバー工法とセットで外壁塗装も施工をしました。
モルタルの吹き付けタイル仕上げの外壁でした。10年以上前に外壁のみ塗装を行っていたため、大きな劣化は見られずに外壁塗装でメンテナンスができるような状態でした。
チョーキング現象と呼ばれる塗料の劣化症状が発生していました。一部、コケが生えている箇所があり、外壁塗装のタイミングでもありました。
モルタル外壁はひび割れが発生しやすい外壁材です。特に、サッシ周りはひび割れが発生しやすい箇所になるためしっかりと点検を行います。
外壁塗装の施工中の様子
高圧洗浄
まず始めに、高圧洗浄で外壁の汚れをキレイに洗い流します。
外壁が汚れた状態で塗装をしても塗料が密着しないため施工不良が発生します。そのため、高圧洗浄の工程は外壁塗装の中でも品質を左右する重要な工程です。
洗浄前と洗浄後では、外壁の汚れ具合が異なるのが分かると思います。このように専用の高圧洗浄機で外壁の汚れをキレイに洗い流したら外壁の高圧洗浄の工程は作業完了です。
屋根塗装の下塗り
高圧洗浄で外壁の汚れをキレイに洗い流したら塗装工程に入ります。塗装工程は下塗り、中塗り、上塗りの3回の重ね塗りが基本です。
1回目の下塗りを行っています。下塗りはシーラーと呼ばれる下塗り専用の塗料を使用します、シーラーは塗装面と中塗り、上塗りで使用する塗料の密着性を高めるための、下地処理としての役割があります。
下塗りを施工しています。モルタルはサイディングと比べて塗料の吸収が良いのが特徴です。塗料を外壁に染み込ませるように塗装をします。
下塗りの施工が完了しました。上記の画像のようにシーラーを塗装すると真っ白になります。「中塗り」との密着性を高めるため、下塗りはザラザラとした表面になります。
外壁塗装の中塗り
外壁塗装の下塗りが完了したら、中塗りを行います。「安く、長持ちする塗料で塗って欲しい」というお客様のご要望で、ラジカル塗料を使用しました。
ローラーを使用し、ラジカル塗料を塗装します。外壁塗装はシリコン塗料が一般的ですが、ラジカル塗料はシリコン塗料と同じ金額にもかかわらず、寿命が長いのでオススメです。
中塗りの工程が完了しました。美観的にはすっかりとキレイになりましたが、さらに上塗りを行い仕上げます。
外壁塗装の上塗り
外壁塗装の中塗りが完了したら上塗りを行います。上塗りは適切な膜厚(塗装の厚み)を持たせるために必ず必要な工程です。
ラジカル塗料を使用して、中塗りと同じ手順で重ね塗りを行います。
上塗り塗装が完了しました。塗り残しやムラなどを入念に確認して、問題がなかったら外壁塗装は完了です。
付帯部の塗装
外壁塗装が完了したら、付帯部の塗装を行います。
戸袋などの木部は木部専用の塗料を使用してキレイに仕上げました。
雨樋の塗装を行ったら、すべての塗装工程が完了です。








