西東京市
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西東京市の屋根葺き替え工事 | 日本瓦をガルバリウム鋼板に張り替え
東京都西東京市で屋根の葺き替え工事のを施工させて頂きました。
日本瓦の屋根をガルバリウム鋼板に葺き替えました。
また、追加工事で下屋根のスレート屋根をカバー工法でガルバリウム鋼板に張り替えています。
このページでは西東京市の屋根葺き替え工事の施工事例をご紹介します。
お問い合わせの経緯
通りがかりのリフォーム業者に「屋根がおかしい」と屋根の不具合を指摘されたことがキッカケで修理を検討されていました。
実際に見てもらったところ、「棟が破損して、瓦も一部、ブヨブヨになっているので早めに工事をした方が良い」と言われたようです。
その際に、簡単な応急処置をしてもらったようですが、遠方の業者で、突然訪問してきた業者だったため、工事は依頼せずに他の業者での修理を検討されていました。
これまで、屋根は一度もメンテナンスをしてこなかったため、この機会に屋根全体をの点検して最適な修理方法を提案できる屋根修理の専門業者を探されていました。
インターネットで西東京市に対応できる屋根業者を探していた際に弊社のホームページをご覧になり、興味を持って頂きました。
屋根修理の専門業者として西東京市でも豊富な施工実績があり、建築士や雨漏り診断士などの屋根修理の専門的な資格を保有していることに信頼性を感じて頂き、現地調査のご依頼を頂きました。
ビフォーアフター
日本瓦の屋根をガルバリウム鋼板に張り替えました。
屋根の葺き替え工事で日本瓦からガルバリウム鋼板に張り替えたことで、野地板や防水シートなど屋根の下地も含めて交換したため雨漏りの危険もなくなり安全な屋根になりました。
また、屋根も軽くなり、建物全体の耐震性能も向上しました。
担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の劣化症状を確認させて頂きました。
築35年の日本瓦の屋根でした。経年劣化により棟の漆喰が全体的に剥がれている状態でした。
一部、棟瓦もズレている箇所があり応急処置がされていました。
耐用年数的に屋根内部の防水シートも劣化している可能性が高く、交換が必要な状態でした。日本瓦は耐用年数が80年前後と非常に耐久性に優れた屋根材です。
そのため、築40年くらいでは屋根材を新しくする必要はありません。
その際は、葺き直しと呼ばれる既存の日本瓦を再利用するリフォーム工法でメンテナンスを行います。ただし、日本瓦は非常に重く、建物への負担が大きいのがデメリットです。
建物にとっては重い荷物を頭に乗せているようなものなので地震の際に瓦がズレたり、棟が倒壊するなどの不具合が発生します。
そのため、耐震リフォームの一環として、ガルバリウム鋼板に葺き替えるのも日本瓦のリフォーム工法としては有効です。
このような様々なリフォーム工法を施主様と検討させて頂いた中で、ガルバリウム鋼板への葺き替え工事を施工することになりました。
屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について見ていきましょう。
築35年の日本瓦です。棟の鬼瓦が少しズレています。
経年劣化で屋根内部の防水シートも交換が必要なタイミングだっため、具体的にメンテナンスが必要な状態でした。
屋根の棟部分です。訪問販売業者が応急処置を行っていました。
屋根の漆喰です。経年劣化により一部、剥がれがありました。
屋根の棟の内部には土が詰まっていますが、この土が外に流出しないように蓋をしているのが漆喰の役割です。
漆喰が剥がれると棟が倒壊する危険が高くなるため定期的に点検&メンテナンスが必要です。
屋根材の日本瓦は少し汚れて見えますが、まだまだ使用できる状態でした。日本瓦は粘土で作られているため、耐用年数が非常に長いです。
古代遺跡から出土する食器や装飾品と同じです。
屋根葺き替え工事の工程と施工中の様子
葺き替え工事とは既存の屋根材を撤去してた新しい屋根材に張り替える工事です。
野地板や防水シートなどの下地を含めて交換するため、根本的なメンテナンスを実現できます。
それでは、具体的に屋根の葺き替え工事の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。
【工程1】瓦おろし
まず始めに、既存の屋根材を撤去します。日本瓦は瓦同士をはめ合わせて固定されているため、1枚ずつ屋根から剥がしていきます。
日本瓦の撤去が完了しました。棟瓦の粘土や長年体積した土やホコリなどで汚れています。
この上に新しい屋根を施工するため、しっかりと清掃を行い新しい屋根を施工する準備をします。
【工程2】野地板の設置
瓦おろしが完了したら、野地板を設置します。野地板とは屋根の土台となる下地板です。
屋根の形状に合わせて野地板を取り付けていきます。
野地板は構造用合板と呼ばれるベニア合板が使用されます。
構造用合板は建物の構造耐力上、主要な箇所で使用されるベニア合板です。
耐水性、耐風性、耐震性などの強度がJAS(日本農林規格)で明確に規定されています。
屋根葺き替え工事の見積書ではコンパネと記載されることもありますが、構造用合板が使用されていることをしっかりと確認しておくことが重要です。
屋根の形状に合わせて、野地板を設置したら完了です。
【工程3】防水シートの設置
野地板の施工が完了したら、防水シートを設置します。
一般的に屋根材が防水性能を確立していると思われていますが、実際は防水シートが屋根の二次防水として屋根の防水性能を確立しています。
屋根の中でも特に重要な素材になります。
緑色のシート状の素材が防水シートです。隙間なく、重なり代が水の流れと逆にならないように設置していきます。
防水シートにはいくつか種類がありますが、ガルバリウム鋼板では改質アスファルトルーフィングと呼ばれる耐久性に優れた製品を使用します。
これはガルバリウム鋼板の耐久性に対応させるためです。
これも屋根の寿命を左右する重要なことなので見積もり段階で確認しておくと安心です。
防水シートの施工が完了しました。防水シートは最終的に屋根に隠れてしまい、仕上がりが確認できません。
そのため、防水シートの施工は必ず写真に残してもらうと安心です。
【工程4】屋根材(ガルバリウム鋼板)の設置
防水シートの施工が完了したら、いよいよ屋根材を取り付けていきます。
棟に対して垂直方向にガルバリウム鋼板を設置する、立平葺きで設置していきます。
立平葺きは屋根材のつなぎ目が無く排水性に優れているのが特徴です。
ガルバリウム鋼板の施工が完了しました。
最後に棟板金を取り付けたら、屋根の葺き替え工事は施工完了です。
屋根の葺き替え工事の施工が完了しました。
屋根葺き替え工事の施工後の様子