ノウハウ
reformplus
雨樋修理の費用相場と適正価格で確実な修理を実現できる業者の選び方
雨樋は建物の排水機能として重要な役割があります。雨樋に不具合が生じて、雨水が適切に排水されないと、雨水が外壁を伝い、雨漏りの原因になります。そのため、雨樋の不具合は放置をせずに、早急に修理をすることが重要です。
この記事では雨樋修理で失敗しない基礎知識について具体的に解説します。
雨樋修理の方法や費用、業者の選び方など雨樋修理を行う際に施主様が最低限知っておくべき基礎知識についてまとめました。
この記事を読むだけで安く、確実な修理を実現できる優良業者で修理ができるようになるので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
雨樋修理の費用相場
雨樋の修理方法 |
費用相場 |
雨樋の掃除 |
1万円〜3万円 |
雨樋の部分補修・部分交換 |
1万円〜5万円 |
雨樋の交換 |
10万円〜50万円 |
雨樋の塗装 |
5万円〜10万円 |
雨樋修理は部分補修で修理をした場合、1万円〜3万円が中心価格帯です。一方で、雨樋の全体交換を行った場合、10万円〜50万円が中心価格帯になります。
雨樋の不具合は部分補修、部分交換で修理ができる場合がほとんどなので、1万円〜5万万円、高くても10万円くらいの金額がだいたいの相場価格になります。
雨樋の修理方法
雨樋修理の方法は「部分補修」「部分交換」「全交換」の3つの方法があります。
積雪などが原因で雨樋の固定金具が全体的に歪んでしまったり、雨樋が破損してしまった場合、交換による修理が一般的です。
一方で、雨樋の継ぎ手が外れる、雨樋がずれるなどの軽度な不具合の場合、部分補修で修理をするのが一般的です。
雨樋を適切に修理をするために、雨樋の不具合に応じた修理方法について理解を深めましょう。
部分補修で修理ができる劣化症状
雨樋の継手が浮いている、または外れている
雨樋の接続部が浮いていて、その浮いた箇所から雨水が落ちている場合、部分補修で修理ができます。浮いている雨樋を一旦撤去して、雨樋専用の接着剤で固定します。雨樋が歪んでいる場合は、部分交換を行います。
雨樋に小さな割れが生じている
雨樋が割れてしまい、その割れた箇所から水が漏れている場合、部分補修で修理ができます。アルミ製の雨樋補修用のテープで割れた箇所を塞ぎ、修理をします。
部分交換で修理ができる劣化症状
雨樋が部分的に欠落している
台風などの強風にあおられて雨樋が部分的に欠落している場合、部分交換が必要になります。欠落した雨樋を新しい雨樋に差し替えます。
雨樋が一部、歪んでている
屋根に積もった雪の重さで雨樋が歪んでしまったり、雪の降る地域で発生しやすい不具合です。一度歪んだ雨樋は、歪みを補修しても直ぐに元に戻ってしまいます。そのため、歪んだ雨樋の箇所だけを交換することで対応できます。
雨樋の支持金具が曲がっている
雨樋は破風板に固定された支持金具の上に乗っています。積雪の重さにより支持金具が歪みます。歪んだ支持金具を取り外し、新しい支持金具を取り付ける交換方法がとられます。
雨樋の全体全交換が必要な劣化症状
雨樋が全体的に歪んでいる・破損している
雨樋が全体的に歪んでいたり、破損している場合、全体交換が必要になります。
施工から20年以上が経過している
雨樋の耐用年数は20年前後です。耐用年数が経過した雨樋を部分補修をしても、スグに交換が必要になるため、施工から20年が経過している雨樋は交換が必要になります。
雨樋修理の業者の選び方
雨樋修理をDIYで自分で行う人も多いですが、絶対にやめておきましょう。DIYで施工をする場合、ハシゴに上がって作業をする人が多いですが、転落する事故が多発しています。
また、雨樋は適勾配がつけられており、雨樋修理に精通した専門業者でないと施工できません。
そのため、雨樋の修理はDIYでは行わずに、業者に依頼するのが基本です。
それでは、具体的にどのようの雨樋の修理業者を選べばよいのでしょうか?雨樋修理の業者の選び方について具体的に見て行きましょう。
雨樋の修理は屋根修理専門業者がオススメ
雨樋修理は屋根修理業者が最適です。適正価格で修理ができるからです。
雨樋修理はハウスメーカーやリフォーム会社、塗装会社とった様々な業者が対応できますが、そのほとんどが実際の施工を下請け業者に丸投げする外注施工会社です。
一方で、屋根修理専門業者は自社の職人が直接施工で修理ができるため、下請けに修理を依頼する際に発生する中間マージンが発生しません。
そのため、外注施工会社と比べて適正価格で修理ができる可能性が高いです。
このように屋根修理業者は適正価格で修理ができる可能性が高いため、雨樋修理の適正業者といえます。
しっかりと現地調査を行う業者に依頼する
雨樋の修理はリフォーム業者にとって低額な修理のため、現地調査を行わずに「交換」を前提に話を進める業者も少なからず存在します。優良業者を見極めるために、雨樋修理であってもしっかりと現地調査を行い、不具合や劣化症状に応じた最適な修理方法を提案してくれる業者に依頼することが重要です。
火災保険による雨樋修理の申請実績のある業者は有利
雨樋の修理は火災保険で安く修理ができるケースもあります。そのため、雨樋修理で火災保険を申請した実績のある業者に依頼すると安く修理ができる可能性があります。
そもそも、火災保険は風災や雪災による建物の不具合に保証されるます。そのため、「台風で雨樋が外れた」「雪で雨樋が歪んだ」という不具合は火災保険で修理ができる可能性が高いです。
しかし、この事実はあまり知られてなく、火災保険の保証対象の「風災」「雪災」による被害であっても業者によっては提案すらされないケースも少なくありません。
そのため、雨樋の修理を依頼する際は「火災保険で修理ができますか?」とお問い合わせの段階で聞いてみることをオススメします。
まとめ
いかがでしたか?雨樋修理の費用や具体的な修理方法についてご理解頂けたでしょうか?
雨樋修理はリフォーム工事の中でも小額な工事になります。そのため、積極的ではない業者も多く、現地調査を行わずに交換を前提に話を進める業者も少なくありません。
また、火災保険に関する知識が無く、施主様に工事費用を負担させてしまうケースも多いです。
そのため、雨樋の修理は信頼できる優良業者に依頼することが重要です。