我孫子市
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屋根塗装工事|我孫子市(U様邸)
千葉県我孫子市で屋根塗装工事を施工させて頂きました。
新築から18年が経過をして屋根と外壁のメンテナンスを検討されており、弊社にご相談を頂きました。
実際に現地調査にお伺いして屋根と外壁の点検を行いました。
外壁は窯業系サイディング、屋根はスレート(コロニアル)の住宅でしたが、屋根にコケやカビが生えており、屋根塗装などのメンテナンスが必要な状態でした。
屋根材に関しては目立ったひび割れや棟板金(屋根の頂点の金属板)の腐食はなく十分、屋根塗装の下地として利用できる状態でした。
スレート瓦の耐用年数(寿命)は25年〜30年なので、耐用年数の範囲内なので屋根塗装によるメンテナンスをご提案させて頂きました。
それでは、具体的に屋根塗装の様子について見て行きましょう。まずは、ビフォーアフターをご覧ください。
ビフォーアフター
屋根は建物中でも厳しい自然環境にさらされるために、劣化の進行が早いのが特徴です。そのため、屋根は10年に1度を目安に塗装を行うのが理想とされています。
今回の屋根は築年数18年でのメンテナンスでしたが、屋根全体にコケやカビが生えてしまっています。
この状態を放置をすると屋根材がひび割れてしまいます。屋根材の基材(本体)が劣化してしまうと屋根塗装の下地として利用できなくなり、カバー工法や葺き替えなどの屋根を新しくするリフォームが必要になります。
今回は、屋根材の基材の劣化もなく、屋根塗装によるメンテナンスで対応することができました。
施工前の様子
施工前の屋根の状態について詳しく見ていきましょう。屋根は実際に登らなければ劣化症状を確認することができないために、これから屋根塗装を検討している方は、参考にして頂ければと思います。
全体的にコケが生えています。屋根に長年蓄積した汚れやカビによりコケが繁殖するようになります。
高圧洗浄でキレイに洗い流して塗装工事を行います。
雪止めが錆びています。雪止めは雨仕舞い(雨漏り対策)とは関係のない箇所で多少錆びていても支障はありませんが、建物の美観を損ねるので雪止めもしっかりとさび止を行い、メンテナンスを行います。
スレート瓦の基材(本体)です。コケとカビがびっしり生えています。スレート瓦はセメント質の屋根材ですが、コケの隙間に白っぽくなっている箇所は塗装が剥がれて、セメントが剥き出しになっている箇所です。
この状態を放置するとスレート瓦がひび割れてたり、塗装の下地として利用できなくない、高額なリフォームが必要になることがあるので、注意が必要です。
外壁との取り合いの下屋根です。雨漏りが発生しやすい箇所なので目視で慎重に確認しながら塗り残しが無いように塗装を行います。
施工中の様子
屋根塗装は「屋根にただペンキを塗るだけ」と思っていらっしゃる方も多いと思いますが工程が決まっています。
ここからは、屋根塗装の正しい工程を理解するために、施工中の様子をご紹介します。
高圧洗浄
高圧洗浄とは高圧洗浄機を使用して屋根の汚れを洗い流す工程です。屋根の汚れが残っていると、「塗装後すぐに塗装が剥がれた」などの施工不良の原因になるために、屋根塗装の中でも重要な工程です。
高圧洗浄後の様子です。びっしり付着していたコケやカビがキレイさっぱりなくなりました。
しっかりと乾燥時間(インターバル)を設けて屋根を乾燥させます。
高圧洗浄後の屋根の様子です。スレート瓦の白く変色している箇所は塗装が剥がれてセメントが剥き出しになっている箇所です。
金属の雪止め金具もしっかりと洗浄を行い、高圧洗浄工程は完了です。
下塗り
高圧洗浄が完了したら、下塗りの工程を行います。屋根塗装は下塗りと上塗り2回の合計3回の重ね塗りが行われます。
下塗りは屋根塗装の3回の下塗り工程の1回目で、屋根材と上塗り塗料の密着性を高めるために塗布されます。
屋根全体にシーラーと呼ばれる下塗り専用の塗料を塗布します。シーラーは上塗りで使用する塗料の密着性を高めるために、表面がザラザラとした塗膜を形成するのが特徴です。
1枚1枚丁寧に塗装を行います。
屋根の雪止めも下塗りを行います。
屋根全体を隙間なく、シーラーを塗布したら下塗りの工程は完了です。
上塗り(1回目)
下塗りを行ったら、お客様にご指定頂いた塗料で上塗りを行います。
塗り残しを帽子するために、上塗りの1回目と2回目で色を変えて塗装をしています。
上塗り(2回目)
1回目の上塗りが完了したら2回目の上塗りを行います。
1回目の上塗りは緑色の塗料でしたが、2回目はお客様にご指定頂いた白色の塗料で塗装を行います。
今回は遮熱塗料を使用しました。遮熱塗料は太陽の光を反射させて屋根材の表面温度が上がらないようにする塗料ですが、屋根材が長持ちするなどのメリットがあります。
また、白色の屋根は太陽の光を反射しやすいために、遮熱塗料の効果を最大限発揮させるこことができます。
塗り残しが無いように1枚1枚丁寧に塗装を行います。
下塗りが完了したら、「縁切り」と呼ばれる塗料で塞がった瓦の隙間を確保して屋根塗装工事は完了です。
施工後の様子
築年数18年が経過をして、コケの生えていた屋根ですが新築のように生まれ変わりました。