お問い合わせの経緯
訪問販売業者に屋根の劣化を指摘されたことがキッカケで修理を検討されていました。実際に屋根の写真を撮影してもらい見せてもらったところ、パミール屋根の可能性が高く、ボロボロと剥がれている屋根材も多く見られたようです。訪問販売業者には特に修理を依頼せずに、施主様ご自身でパミール屋根について調べてみたら、不具合が多発する屋根材ということで、パミール屋根の修理に実績のある船橋市の屋根業者を探されていました。インターネットで業者検索をされていた際に弊社のパミール屋根の施工事例をご覧になり現地調査のご依頼を頂きました。建物の構造や設計に関する国家資格の建築士が在籍しており、屋根材の種類や劣化症状を適切に判断して最適な修理方法を提案できます。またパミール屋根の施工実績の多にも信頼を寄せてくださり、現地調査のご依頼を頂きました。ビフォーアフーター
築17年のスレート屋根をガルバリウム鋼板に張り替えました。パミールが使用されており屋根材がボロボロになり雨漏りの危険がありましたが、ガルバリウム鋼板に張り替えたことで雨漏りの危険もなくなり安心安全な屋根に生まれ変わりました。
担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の状態を確認させて頂きました。築17年が経過したパミールの屋根でした。パミールはアスベストが含有されていないノンアスベストのスレート瓦です。スレートはセメントを主原料としており、セメントをより強化するためにアスベストが混合されています。しかし、1990年代にアスベスト問題が深刻なり、建築材への使用に規制がかかるようになりました。その時に、流通した屋根材がパミールです。通常のスレート瓦は適切にメンテナンスをすれば30年〜40年くらいの耐久性を持ちますが、パミールは15年〜20年ほどで屋根材がボロボロに剥がれるようになります。そのため、パミール屋根は塗装によるメンテナンスが不可能で、屋根材を新しく張り替える必要があります。今回のケースも同様に既にスレート瓦が剥がれており新しく屋根材を葺き替える必要がありました。そこで、ガルバリウム鋼板による屋根の葺き替え工事をご提案させて頂きました。ガルバリウム鋼板は金属製の屋根材ですが、特殊なメッキ加工がされており、耐用年数が50年前後と耐久性に優れているのが特徴です。また、再塗装の必要が無いメンテナンスフリーの屋根材でもあるので将来的なメンテナンスの手間と費用を大幅に削減できるのが最大のメリットでもあります。ガルバリウム鋼板への葺き替え工事は、パミール屋根のメンテナンス方法としては一般的ですが、現時点もっとも費用対効果の高い屋根のメンテナンス方法としてガルバリウム鋼板への葺き替え工事をご提案させて頂きました。屋根の劣化症状と現地調査の様子
こっからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について具体的に見ていきましょう。

屋根の葺き替え工事の工程と現地調査の様子
ここからはパミール屋根の葺き替え工事と現地調査の様子について具体的に見ていきましょう。【工程1】既存の屋根材の撤去
まず既存のパミール屋根を屋根から剥がしていきます。


【工程2】野地板の設置
既存の屋根材の撤去が完了したら野地板を設置します。野地板は屋根を形成し、新しい屋根材の土台となるベニア合板です。
【工程3】防水シートの設置
野地板の設置が完了したら, 防水シートを設置します、防水シートは屋根の二次防水として建物の内部に雨水が侵入するのを食い止める役割があります。

【工程4】屋根本体(ガルバリウム鋼板)の施工
防水シートの施工が完了したら、屋根材本体を取り付けます。防止シートの施工と同様に、軒先から棟に向かってガルバリウム鋼板を取り付けます。


屋根の葺き替え工事の施工後の様子





