お問い合わせの経緯
近所をリフォーム工事をしているという、リフォーム会社の人に「瓦がズレていますよ」と、屋根の劣化を指摘され修理を検討されていました。
屋根の劣化を指摘したリフォームの会社の人に「無料で点検しましょうか?」と提案されましたが、聞いたことが無い業者だったため信頼できず、他の業者で詳しく点検を行うことを検討されていました。
インターネットで市原市の地域密着の屋根修理業者を探されていた際に、弊社のホームページをご覧になり、施工実績が豊富で、屋根修理の専門業者としうことがキッカケで弊社にお問い合わせを頂きました。
屋根の葺き替え工事をご提案させて頂いた経緯
お問い合わせ後、スグに現地調査に伺い、屋根の状態を確認しました。 現地調査を行い、施主様からヒアリングを行い、2階部分の大屋根、1階部分の下屋根ともに、屋根の葺き替えによるメンテナンスをご提案させて頂きました。 また、既存の雨樋も経年劣化で歪んでいたため、雨樋の交換工事もセットでご提案させて頂きました。 屋根の葺き替え工事と雨樋の交換工事をご提案させて頂いた経緯は下記の3つが理由です。- 大屋根を日本瓦からガルバリウム鋼板に葺き替えることで建物全体の耐震性能が向上する
- 下屋根のトタン屋根が耐用年数(寿命)の限界を超えており雨漏りの危険があった
- 屋根の葺き替え工事と雨樋交換工事をセットで行うことで足場を有効活用できること
大屋根を日本瓦からガルバリウム鋼板に葺き替えることで建物全体の耐震性能が向上する
大屋根を日本瓦から金属屋根のガルバリウム鋼板に葺き替えることで、屋根が大幅に軽くなり、建物全体の耐震性能が向上します。 既存の日本瓦と比べて、屋根の重さが1/6も軽くなるため、大地震の際に建物が倒壊する危険を限りなく低減することができます。 特に、築年数40年が経過して建物の老朽化も進行しているため、将来的な安全を第一に考えてガルバリウム鋼板による屋根の葺き替え工事を提案させて頂きました。下屋根のトタン屋根が耐用年数(寿命)の限界を超えており雨漏りの危険があった
下屋根にはトタン屋根が使用されてしましたが、施工から40年が経過しておりトタン屋根の耐用年数(寿命)の使用限界を超えている状態でした。実際に、錆が発生しており、穴が空いてしまっている箇所もありました。 屋根によるメンテナスのでは施工不良が発生する可能性が高く、劣化を放置すると確実に雨漏りが発生する危険があったため、ガルバリウム鋼板への葺き替えをご提案させて頂きました。屋根の葺き替え工事と雨樋交換工事をセットで行うことで足場を有効活用できること
雨樋は建物を建ててから、交換を行った履歴はなく、過去の積雪や台風の影響で歪んでいる状態でした。 雨樋交換工事を単体で行った場合であっても、足場の設置が必要で費用が発生します。 しかし、屋根の葺き替え工事と雨樋交換工事をセットで行うことで、足場を有効活用できるため、足場費用を節約することができます。 屋根葺き替え工事の費用対効果を高めて、付加価値の高いリフォームを実現するために、屋根の葺き替え工事とセットで雨樋の交換工事をご提案させて頂きました。ビフォーアフター
ここからは施工前と施工後の様子についてご紹介します。


大屋根の施工前の様子



大屋根の葺き替え工事の施工の様子
大屋根の葺き替え工事の施工中の様子を見て行きましょう。既存の瓦の撤去(瓦おろし)
まずはじめに、既存の瓦を撤去します。この瓦の撤去作業は「瓦おろし」と呼ばれています。


野地板(コンパネ)の設置
既存の瓦を撤去して、清掃と補修工事が完了したら野地板(のじいた)を設置します。野地板とは屋根本体を保持させるための重要な建材です。 屋根に使用される野地板は、耐水性に優れている、コンパネと呼ばれるコンクリート型枠用のベニア合板が使用されます。重量と強度の関係から、厚みが12mmのコンパネが標準です。 そのため、屋根葺き替え工事の見積書を確認する際は、野地板の「素材」と「厚み」を必ず確認することが重要です。


ルーフィングシート(防水シート)の設置
野地板の施工が完了したら、ルーフィングシート(防水シート)を設置します。 ルーフィングシートとは屋根の二次防水として、建物の内部に雨水の侵入を、食い止める重要な役割があります。 屋根材が劣化して、屋根の内部に雨水が侵入しても、ルーフィングが機能していれば、雨漏りが発生することがありません。


屋根材(ガルバリウム鋼板)の設置
ルーフィングの施工が完了したら、屋根本体(ガルバリウム鋼板)を設置します。 ガルバリウム鋼板はルーフィングと同様に、軒先から棟に向かって順番に設置します。

屋根の棟板金の設置


大屋根の葺き替え工事の施工後の様子

下屋根の施工前の様子
下屋根のトタン屋根もガルバリウム鋼板に葺き替えました。下屋根のトタン屋根の施工前の劣化症状を具体的に見て行きましょう。


下屋根の葺き替え工事の施工中の様子
下屋根の葺き替え工事の施工中の様子について見て行きましょう。既存の屋根材の撤去
まず始めに、既存の屋根材を撤去します。トタン瓦棒屋根は心木によって、固定されているため、心木を撤去して屋根材を剥がしていきます。

野地板(コンパネ)の設置
既存の屋根材を撤去したら、野地板(コンパネ)を設置します。下屋根のコンパネも大屋根と同様にコンクリート型枠用のコンパネが使用されます。 また、コンパネの厚さは12mm製品が使用されます。

ルーフィングシート(防水シート)の設置
コンパネを設置したら、ルーフィング(防水シート)を設置します。下屋根の上にベランダ乗っているため、大屋根と比べて施工が難しいため、隙間が生じないように丁寧に施工をしました。


屋根材本体(ガルバリウム鋼板)の設置
ルーフィングの設置が完了したら、ガルバリウム鋼板を設置します。


屋根の雨押さえ・板金の施工
屋根本体の施工が完了したら、雨押さえなどの雨仕舞いの部品を取り付けます。



屋根の棟板金カバーの取り付け
最後に屋根の頂点部分の屋根の板金カバーを取り付けたら下屋根の葺き替え工事は施工が完了です。
雨樋交換工事の施工中の様子
大屋根と下屋根の葺き替え工事の施工が完了したら、雨樋の交換工事を行います。雨樋の取り付け金具の設置
既存の雨樋を取り外し、破風板を塗装でメンテナンスをしてから、雨樋の取り付け金具を設置します。

雨樋の設置
雨樋の固定金具を設置したら、雨樋を施工します。

雨樋交換工事後の施工中の様子



霧避けの葺き替え工事の施工中の様子
下屋根の霧避け部分のトタンも張り替えました。下屋根のトタンと同様に経年劣化で錆が発生しており、トタンの張り替えが必要な状態でした
ルーフィング(防水シート)の設置
霧避けの施工工程や注意点も大屋根の葺き替え工事と同じです。既存の屋根材を撤去して、ルーフィングを設置します。 雨水が侵入した痕跡は見られずに、野地板の状態が良かったため、既存の野地板は交換せずに再利用をしました。

屋根材(ガルバリウム鋼板)の設置
ルーフィングの設置が完了したら、屋根材を設置します。ガルバリウム鋼板の板を板金加工し、霧避けに巻いていきます。

雨押さえの取り付け
ガルバリウム鋼板を設置したら、外壁と屋根の取り合い部分に雨押さえを取り付けます。
霧避けの葺き替え工事の施工後の様子
