お問い合わせの経緯
近所を屋根工事しているという屋根業者に「瓦がズレていますよ」「このままじゃ雨漏りがしますよ」と屋根の劣化を指摘されたことがキッカケで屋根の修理を検討されていました。
無料で点検をしてくれるというので、お願いしたところ屋根の葺き替え工事を提案され、見積もり金額も400万円と非常に高額な内容に不安に感じ、他の業者との相見積もりを検討されていました。
インターネットで地元、野田市の屋根業者を探していた際に弊社のホームページをご覧になり、興味を持っていただきました。
建物の構造や設計に関する建築士の資格を保有者が在籍しており、屋根の劣化症状に応じて最適な修理内容を提案できることに信頼感を感じていただき、現地調査のご依頼をいただきました。
ビフォーアフター

担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の劣化症状について確認させていただきました。
築50年の大屋根は日本瓦、下屋根はスレートの戸建て住宅でした。大屋根の日本瓦は屋根材の中でも耐用年数が80年〜100年と非常に長期的な屋根材で、経年劣化を理由に屋根材を張り替える必要はありまません。
しかし、屋根内部の防水シートは40年前後で劣化して、縮れたり、破れたりするため、メンテナンスが必要な状態でした。また、下屋根のスレート瓦は前回のメンテナンスから20年経過しており、屋根材本体がボロボロになっている状態でした。
そのため、屋根材を新しく葺き替える必要がありました。
施主様のご要望で、せっかく屋根をメンテナンスをするなら「軽い屋根材に葺き替えたい」とご要望がありました、そのため、大屋根、下屋根ともにガルバリウム鋼板への葺き替え工事をご提案させていただきました。
ガルバリウム鋼板は金属製の屋根材ですが、非常に軽量な屋根材です。大屋根の日本瓦をガルバリウム鋼板に葺き替えることで、屋根が非常に軽量になり、地震に強い構造になります。
また、ガルバリウム鋼板は耐久性に優れているだけでなく、メンテナンスの必要がないメンテナンスフリーの屋根材のため、費用対効果の高い屋根リフォームを実現できるのが特徴です。
このように建物の安全性と費用対効果を最大化できるリフォーム工法として、ガルバリウム後半への葺き替え工事をご提案させていただきました。
屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について具体的に見ていきましょう。



大屋根の葺き替え工事の工程と施工中の様子
屋根の葺き替え工事は既存ん屋根材を撤去して、新しい屋根に張り替えるリフォーム工法です。 今回は日本瓦からガルバリウム鋼板に葺き替えます。どのように工程が進行していくのが具体的に見てきましょう。【工程1】既存の屋根材の撤去・解体(瓦おろし)
まず始めに、既存の日本瓦を撤去・解体します。この工程を瓦おろしといいます。

【工程2】野地板(コンパネ)の施工
瓦おろしの工程が完了したら野地板を施工します。野地板は屋根の土台となる下地板です。
【工程3】防水シート(ルーフィングシート)の施工
野地板の設置が完了したら、防水シートを取り付けます。防水シートはルーフィングシートも呼ばれており、屋根の二次防水として建物の内部に雨水が侵入するのを食い止める役割があります。

【工程4】棟下地の施工
ルーフィングシートの施工が完了したら、屋根の棟部分に、棟下地を取り付けます。
【工程5】屋根材(ガルバリウム鋼板)の施工
棟下地の設置が完了したら、いよいよ屋根材のガルバリウム鋼板を取り付けます。
【工程6】棟板金の取り付け
ガルバリウム鋼板の施工が完了したら、最後に棟板金を取り付けます。

屋根の葺き替え工事の施工後の様子



下屋根のカバー工法の工程と施工中の様子
ここからは、下屋根のカバー工法の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。 カバー工法とは既存のスレート屋根の上にガルバリウム鋼板を被せるリフォーム工法です。どのように工程が進むのか具体的に見ていきましょう。【工程1】棟板金の撤去・解体
まず始めに、棟板金・棟下地を撤去解体します。 カバー工法は既存の屋根材の上にガルバリウム鋼板を取り付けます。そのため、棟板金の他に、雪止め金具も撤去します。

【工程2】防水シート(ルーフィングシート)の施工
棟下地の撤去が完了したら、防水シートを施工します。大屋根と同様に改質アスファルトルーフィングを使用します。
【工程3】屋根材(ガルバリウム鋼板)の施工
最後にガルバリウム鋼板を施工します。大屋根と同様に、横暖ルーフを使用しています。
下屋根のカバー工法の施工後の様子


