お問い合わせの経緯
近所でリフォーム工事を施工しているリフォーム業者が挨拶にきた際に、トタン屋根の劣化を指摘されたことがキッカケで屋根の修理を検討されていました。無料の屋根点検を勧められましたが、以前からメンテナンスの必要を感じており、お願いすることにしました。その際に、屋根の葺き替え工事を提案されたようですが、工事契約を急かされたため少し不審に感じて、他の業者での現地調査を検討されていました。インターネットで船橋市に対応できる屋根業者を探していた際に弊社のホームページをご覧になり興味を持って頂きました。建築士や雨漏り診断士などの屋根修理に対する専門的な資格を保有していること、千葉県を中心に2500件の施工実績があることに信頼性を感じて頂き、現地調査のご依頼を頂きました。ビフォーアフター
トタン屋根をガルバリウム鋼板に張り替えました。屋根の防水性も回復してこれからも安心して住み続けられる屋根に生まれ変わりました。
担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の劣化症状を確認させて頂きました。日本瓦とトタンが複合している屋根材で、30年以上が経過していました。トタンはチョーキング現象が発生しており屋根の防水性能が低下ししている状態でした。また、トタンは耐用年数25年前後と言われており、y耐用年数が経過している状態でした。そのため、具体的に屋根材を新しく張り替える必要がありました。このような理由からガルバリウム鋼板への葺き替え工事をご提案させて頂きました。ガルバリウム鋼板とはトタンと同じ金属屋根ですが、耐用年数が50年前後と非常に耐久性に優れているのが特徴です。また、メンテナンスフリーの屋根材でもあり、将来的な屋根塗装によるメンテナンスが必要無いのが特徴です。このように現時点で最も費用対効果を最大化できる屋根のリフォーム工法としてガルバリウム鋼板への葺き替え工事をご提案させて頂きました。屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について具体的に見ていきましょう。
築30年が経過しておりチョーキング現象が発生していました。チョーキング現象とは紫外線の影響で塗料が粉状に分裂する劣化症状です。また、トタンの耐用年数は30年前後と言われており、具体的に屋根材を葺き替える必要がありました。
屋根葺き替え工事の工程と施工中の様子
ここからは屋根の葺き替え工事の工程について具体的に見ていきましょう。【工程1】既存の屋根材の撤去
屋根の葺き替え工事のとは既存の屋根材を新しく張り替えるリフォーム工法です。まず始めに、既存のトタン屋根を撤去します。
トタンを撤去しました。トタン屋根は瓦棒と呼ばれる芯木にトタン板を巻きつけるように固定されています。瓦棒も含めて屋根から撤去します。
トタンの撤去が完了しました。
【工程2】野地板の設置
既存の屋根材を撤去したら、野地板を設置します。野地板は屋根を形成して、屋根材の土台となるベニア合板です。
屋根の形状に合わせて野地板を設置していきます。野地板は構造用合板というベニア合板を使用します。構造用合板はホームセンターでも販売されていますが、耐水性や接着剤（ホルムアルデヒドの濃度）などがJAS規格（日本農林規格）で規定されており、人体に優しく品質が安定しているのが特徴です。
野地板の設置が完了しました。
【工程3】防水シートの設置
野地板の設置が完了したら防水シートを設置します。防水シートは建物の内部に雨水の侵入を防止する重要な役割があります。
防水シートにはいくつか種類がありますが、ガルバリウム鋼板屋根の施工では改質アスファルトルーフィングと呼ばれる耐久性に優れた製品を使用します。これは高耐久なガルバリウム鋼板の耐久性に対応させるためです。これは屋根の防水性、耐久性を左右する重要なポイントになるため、見積もり段階でしっかりと確認することが重要です。
防水シートの設置が完了しました。野地板や防水シートのなどの屋根内部の部材は最終的に屋根材に隠れてしまい、仕上がりを確認することができません。そのため、防水シート、野地板の施工は必ず写真に残してもらうようにしましょう。
【工程4】屋根材（ガルバリウム鋼板）の設置
防水シートの設置が完了したら、いよいよ、ガルバリウム鋼板を取り付けます。
稲垣商事のスランビーを使用しています。スランビー は屋根の棟に対して垂直方向（縦方向）に屋根材を設置する立平葺き専用の屋根材です。立平葺き雨水が流れる屋根面に境界が無く、排水性能に優れているのが特徴です。勾配が緩やかな屋根での施工実績が高いです。最後に棟板金を取り付けたら屋根の葺き替え工事は施工完了です。
屋根の葺き替え工事の施工後の様子
