担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の劣化症状をについて確認させて頂きました。築40年が経過した日本瓦の屋根ですが、屋根のてっぺんの棟部分の漆喰が剥がれていました。棟の内部には粘土が詰まっていますが、漆喰が剥がれて粘土が剥き出しになっている状態でした。この状態を放置すると粘土が屋根の外に流出して棟が 歪んでしまう恐れがあるため、早急な修理が必要な状態でした。そのため、棟の取り直し工事による棟の修理をご提案させて頂きました。棟の取り直し工事とは既存の棟を一度、解体して再度汲み上げる工事です。漆喰の補修だけではなく棟の歪みも修理ができるため根本的な屋根修理を実現きます。このような経緯で棟の取り直し工事による屋根修理をご提案させて頂きました。棟の積み直し工事の工程と施工中の様子
ここからは棟の積み直し工事の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。【工程1】既存の棟の解体
まずは、既存の棟を解体します。冠瓦を撤去して、棟瓦も解体します。
既存の漆喰が残っていますが、こちらもキレイに剥がします。解体した屋根材は再度戻すため、傷を付けないように丁寧に保管しておきます。 棟の解体が完了しました。【工程2】棟の施工
次に棟を施工します。漆喰を葺き土に漆喰を塗って、棟瓦を重ねていきます。
棟の線が真っ直ぐになるように、棟瓦を設置していきます。 2段、3段と棟瓦を設置して冠瓦を施工したら棟の取り直し工事は施工完了です。