お問い合わせの経緯
近所で屋根工事をしているという業者が突然訪問してきて「屋根材が破れていますよ」と屋根の不具合を指摘されたことがキッカケで修理を検討されていました。実際に屋根に上がり、点検をしてもらっところ、棟板金が大きく外れていたり、屋根材が割れている箇所を写真で見せてもらったようです。「ここままだと、雨漏りがしますよ」「今すぐに、メンテナンスをした方が良いですよ」と屋根の劣化を指摘されたようですが、訪問販売業者だったため、点検をした業者には依頼せずに地元で信頼できる業者での現地調査を検討されていました。インターネットで屋根修理の専門業者を探していた際に、弊社のホームページをご覧になり興味を持って頂きました。建築士や雨漏り診断士などの屋根の施工に関する専門的な資格を保有しており、屋根の不具合や劣化症状に応じて最適な修理方法を提案することができます。また、関東圏内で2500件の施工実績があることに信頼性と専門性を感じて頂き、現地調査のご依頼を頂きました。ビフォーアフター
築20年のスレート屋根をカバー工法でガルバリウム鋼板に張り替えました。経年劣化で屋根材の防水性能が低下していましたが、ガルバリウム鋼板に張り替えたことで雨漏り心配がなくなりました。

担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の状態を確認させて頂きました。築20年が経過したスレート屋根でした。経年劣化により屋根の防水性が低下したことで全体的にコケやカビが発生していました。また、一部、屋根材が割れている箇所があり、具体的にメンテナンスが必要な状態でした。スレート瓦はセメント質の屋根材で塗装により防水性能を確立しています。スレート瓦の初期塗装は5年〜8年をくらいを目安に劣化し始め、10年〜12年くらいを目安に再塗装を行うのが理想です。再塗装を行わないと、スレート瓦が水分を吸収するようになり、屋根材が脆くなっていまいます。このような状態のスレート屋根に再塗装をしても塗料本来の性能を発揮できずに、費用対効果を得られない可能性が高いです。今回のケースも同様に屋根材の状態から、再塗装では得られない可能性が高いため、カバー工法によるガルバリウム鋼板への屋根の張り替え工事をご提案させて頂きました。カバー工法とは既存のスレート屋根の上にガルバリウム鋼板屋根を被せるリフォーム工法です。ガルバリウム鋼板は耐用年数が50年前後と非常に耐久性に優れた屋根材です。また、メンテナンスフリーの屋根材で、再塗装などの将来的なメンテナンスが必要ありません。早期に張り替えることで非常に費用対効果の高い屋根リフォームを実現できます。このような理由から、カバー工法によるガルバリウム鋼板への葺き替え工事をご提案させて頂きました。また、屋根カバー工法で設置する足場を有効活用するために、外壁塗装もセットでご提案させて頂きました。シリコン塗料と同等の価格帯でありながら、耐用年数が長期的なラジカル塗料を使用した外壁塗装をご提案させて頂きました。屋根、外壁、外装全体をメンテナンスをさせて頂きました。屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからはスレート屋根の劣化症状と現地調査の様子について具体的に見ていきましょう。


屋根リフォームの工程と施工中の様子
屋根のカバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根被せるリフォーム工法です。どのように工事が進んでいくのか、ここからは屋根リフォーム工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。【工程1】棟板金の撤去
まず始めに、既存の棟板金を撤去します。棟板金とは屋根のてっぺんの棟を保護する金属製のカバーです。

【工程2】防水シートの設置
棟板金の撤去が完了したら、防水シートを設置します。防水シートは屋根の二次防水として建物の内部に雨水が侵入しないように食い止める役割があります。防水シートの設置は屋根リフォームの工程の中でもっとも重要な工程です。


【工程3】棟下地・水切りの施工
防水シートの設置が完了したら、棟下地を設置します。棟下地は棟板金を取り付ける際に土台となる部材です。

【工程4】屋根材(ガルバリウム鋼板)の設置
棟下地・水切りの設置が完了したらいよいよ、ガルバリウム鋼板を取り付けます。


屋根リフォームの施工後の様子






外壁塗装の工程と施工中の様子
屋根のカバー工法とセット外壁塗装も施工しています。ここからは外壁塗装の工程と施工中の様子について見ていきましょう。【工程1】高圧洗浄
まず初めに高圧洗浄で外壁の汚れをキレイに洗い流します。

【工程2】コーキングの交換
高圧洗浄で外壁の汚れをキレイに洗い流したら、コーキングの交換工事を行います。



【工程3】外壁塗装の下塗り


【工程3】外壁塗装の下塗り
高圧洗浄が完了したら、塗装工程に移行します。外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回の重ね塗りで仕上げます。 下塗りはシーラーと呼ばれる下地調整塗料を使用して、塗装の下地を整える役割があります。
【工程5】外壁塗装の上塗り(2回)
下塗り塗装が完了したら、中塗りに移行します。中塗りではメインの塗料を使用します。ラジカル塗料のパーフェクトトップで塗装をします。