埼玉県三郷市でカバー工法による屋根の張り替え工事を施工させていただきました。スレート瓦の屋根材ですが、屋根材がボロボロに劣化しており、カバー工法ガルバリウム鋼板の屋根材に葺き替えました。 この記事では埼玉県三郷市の屋根リフォームの施工事例をご紹介します。
お問い合わせの経緯
訪問販売の営業マンに「屋根が劣化していますよ」「屋根の張り替えが必要ですよ」と提案されて屋根リフォームを検討されていました。
訪問販売業者に見積もりをもらったところ、350万円と非常に高額だったため、別の業者に現地調査を検討されていました。
インターネットで三郷市の屋根の修理業業者を探していた際に、弊社のホームページをご覧になり、興味を持って頂きました。
屋根だけではなく、外壁塗装にも対応しており、外装全体を施工できるため、相見積もりのご依頼を頂きました。
訪問販売業者の見積もり価格よりも100万円以上安くなり弊社に屋根リフォームのご依頼を頂きました。
目次 [非表示]
- 1. 屋根リフォームのビフォーアフター(三郷市)
- 2. 屋根の劣化症状と現地調査の様子(三郷市)
- 3. 屋根リフォーム(カバー工法)の工程と施工中の様子(三郷市)
- 3-1. 【工程1】既存の棟板金の撤去・解体
- 3-2. 【工程2】防水シート(ルーフィングシート)の施工
- 3-3. 【工程3】屋根の役物の施工
- 3-4. 【工程4】屋根材(ガルバリウム鋼板)の施工
- 4. ベランダの笠木の交換工事(三郷市)
- 5. 外壁塗装の工程と施工中の様子(三郷市)
- 5-1. 【工程1】外壁塗装の高圧洗浄
- 5-2. 【工程2】コーキングの交換工事
- 5-3. 【工程4】外壁のクラックの補修
- 5-4. 【工程5】外壁塗装の下塗り
- 5-5. 【工程5】外壁塗装の中塗り
- 5-6. 【工程6】外壁塗装の上塗り
- 5-7. 【工程7】付帯部の塗装
屋根リフォームのビフォーアフター(三郷市)
担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の劣化症状を確認させて頂きました。屋根の劣化症状を確認させて頂いた結果、カバー工法による屋根の張り替え工事をご提案させて頂きました。
スレート瓦の屋根でしたが、「パミール」と呼ばれる屋根材が使用されていました。
パミール屋根はアスベストがは含有されていない、ノンアスベストの製品として普及しましたが、経年劣化で屋根材がボロボロに剥がれたり、屋根材が欠落する劣化症状が多発している屋根材です。
三郷市の施主様も同様にスレート屋根材が剥がれており、欠落している箇所もありました。
通常、スレート瓦は屋根塗装似寄るメンテナスが一般的ですが、塗装の下地として使用できないため、カバー工法による屋根の張り替え工事をご提案させて頂きました。
また、屋根リフォームとセットで外壁塗装、ベランダの笠木の交換工事も施工させて頂きました。
屋根と外壁をセットで工事を行うことで、足場を有効活用できるため、費用対効果の外リフォームを実現できます。
このような理由からカバー工法によるパミール屋根の張り替えと、外壁塗装工事による外装全体のメンテナンスをご提案させて頂きました。
屋根の劣化症状と現地調査の様子(三郷市)
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について見て行きましょう。
スレート瓦の屋根ですが、パミール屋根が使用されており屋根材がボロボロに劣化している状態でした。スレート瓦の耐用年数は25年〜30年ですが、パミール屋根は15年〜20年ほどで上記の写真のように、屋根材が剥がれる劣化症状が発生します。
通常スレート瓦は再塗装によりメンテナンスを行いますが、スレート屋根材本体がボロボロに劣化してしまうと、塗装の下地として利用できなくなるため、屋根材を新しく張り替える必要があります。
パミール屋根は屋根材本体の劣化だけでななく、屋根材を固定する釘の不具合も報告されています。通常のスレート瓦よりも釘の劣化の進行が腐食する事例が多発しています。釘が腐食をしてしまうと、屋根材がごっそりと抜け落ちてしまうようになります。
今回の三郷市のスレート瓦の住宅もスレート屋根材がごっそりと抜け落ちている箇所がありました。この状態を放置すると屋根の内部に雨水が侵入して雨漏りの原因になるため、具体的に屋根材を新しく張り替える必要がありました。
屋根リフォーム(カバー工法)の工程と施工中の様子(三郷市)
ここからは屋根修理の工程と施工中のう様子について見て行きましょう。 屋根のカバー工とは既存のスレート屋根の上にガルバリウム鋼板屋根を被せるリフォーム工法です。古い屋根材を撤去せずに新しい屋根材に張り替えられるため、安く新しい屋根材に葺き替えることができます。 屋根カバー工法はスレート屋根でもっともスタンダードな屋根リフォーム工法になるため、しっかりと工程を理解して臨むと理解が深まると思います。それでは、具体的に屋根カバー工法の工程ついて見て行きましょう。【工程1】既存の棟板金の撤去・解体
まず始めに、既存の棟板金を撤去・解体します。棟とは屋根の上部に取り付けられている金属製のカバーです。また、雪止め金具も撤去します。
屋根の棟を撤去しました。
雪止め金具も撤去しました。
【工程2】防水シート(ルーフィングシート)の施工
棟板金の施工が完了したら防水シート(ルーフィングシート)を施工します。この防水シートが建物の内部に雨水が侵入するのを食い止めている重要な素材になります。
防水シートは軒先から棟に向かって順番に重ねていきます。これは屋根の水の流れとルーフィングの重なりが逆目にならないようにするためです。逆にルーフィングの重なりが逆目になってしまうと、屋根の内部に雨水を呼び込んでしまうため雨漏りの原因になります。
「屋根リフォーム後、雨漏りが発生した」「新築3年で雨漏りがするようになった」という不具合の多くがこの防水シートの施工不良が原因によるものです。
そのため、ルーフィング重なりに特に気を使いながら、隙間が生じないようにルーフィングシートを施工しました。
ルーフィングシートは改質アスファルトルーフィングと呼ばれる耐用年数の長い製品を使用します。屋根材のガルバリウム鋼板の耐用年数は40年〜50年と非常に長期的なため、ルーフィングシートも耐久性が非常に重要です。
一方で、耐久性能の低いルーフィングシートを選んでしまうと、ガルバリウム鋼板の耐用年数よりも早く、雨漏りが発生するなどの不具合が生じます。
そのため、ガルバリウム鋼板を施工する際は、耐久性の高い改質アスファルトルーフィングを使用することが重要です。
ルーフィングシートは釘を打ち付けて固定をします。釘を打ち付ける際に、ルーフィングシートを貫通させてしまうため、1枚数フェルトを挟んで防水処理をします。この防水処理を行わないと、釘から水が伝いルーフィングシートの内部に雨水が侵入するようになるので注意が必要です。
【工程3】屋根の役物の施工
ルーフィングシートの施工が完了したら、屋根の役物を施工します。役物とあ屋根の付属部品ですが、水切りや谷樋などを設置します。
屋根のケラバ(屋根の端)にケラバ水切りを施工しました。ケラバとは切妻屋根の雨樋のついていない側の屋根の端を指す建築用語です。ケラバ水切りはガルバリウム鋼板を設置する際のガイドとしての役割もあります。
ケラバ水切りの取り付けが完了しました。
こちらは軒先水切りです。軒先水切りはガルバリウム鋼板を施工する際のスターターとしての役割もあります。
この木材板は棟下地と呼ばれており、棟板金を取り付ける際の下地板になります。ガルバリウム鋼板を施工する前に取り付けます。
【工程4】屋根材(ガルバリウム鋼板)の施工
屋根の役物を取り付けたら、いよいよ屋根材を施工します。軒先から棟に向かって順番にガルバリウム鋼板を施工します。
軒先から順番にガルバリウム鋼板の板を施工します。
ガルバリウム鋼板は建材メーカー大手、ニチハ株式会社の横暖ルーフを使用という製品を使用しています。
横暖ルーフはガルバリウム鋼板材の中でも「スーパーガルバリウム鋼板」という耐久性に優れた素材が使用されており、数あるガルバリウム鋼板製品の中でも耐久性に優れているのが特徴です。
また、屋根材と断熱材が一体となっているため、断熱性にも優れた製品です。
均等な間隔で雪止め金具を施工しました。
屋根の形状に合わせてガルバリウム鋼板を1段ずつ施工していきます。
屋根材の施工が完了しました。最後に、棟板金を取り付けたら屋根のカバー工法は施工が完了です。
ベランダの笠木の交換工事(三郷市)
屋根のカバー工法の施工後が完了したら、ベランダの笠木の交換をします。笠木とはベランダの立ち上がり部(手すり)部分の金属製のカバーですが、経年劣化でコーキングが劣化して雨水が侵入しやすい箇所になります。笠木を交換してメンテナンスを行います。
笠木の交換前の状態です。経年劣化白く変色しており交換が必要な状態でした。
工程が前後してしまいますが、笠木の交換後の様子です。立ち上がり部分も再塗装でメンテナンスを行いました。
外壁塗装の工程と施工中の様子(三郷市)
屋根の葺き替え工事とセットで外壁塗装も施工をしました。ここからは外壁塗装の施工事例をご紹介します。【工程1】外壁塗装の高圧洗浄
はず始めに、高圧洗浄を行い外壁の汚れをキレイに洗い流します。
モルタル調のサイディング外壁ですが、汚れが付着しやすい箇所のため、入念に高圧洗浄を行います。レンガ調や塗り壁調など様々な模様のサイディング材で構成された外壁ですが、建物の周りをグルりと一周塗装をしたら高圧洗浄の工程は完了です。
【工程2】コーキングの交換工事
高圧洗浄で外壁の汚れをキレイに洗い流したら、コーキングを交換します。まずは、既存のコーキング材を撤去します。
既存のコーキングを撤去・解体しました。
コーキングとは外壁材と外壁材の隙間を埋めるゴムパッキンのような素材です。このコーキングは15年〜20年を目安に劣化するため、交換が必要になります。
古いコーキングの施工が完了したらプライマーを塗布します。プライマーはコーキングの下地調整材です。コーキングの密着性を高める役割があります。
こちらはサッシ周りのがコーキングです。外壁のコーキングと同様にプライマーを塗布してからコーキングを施工します。
コーキングの施工が完了しました。
【工程4】外壁のクラックの補修
コーキングの施工が完了したら、外壁のクラック(ひび割れ)の補修を行います。コーキングは
外壁のひび割れ箇所にコーキングを施工します。
コーキングの施工が完了しました。
【工程5】外壁塗装の下塗り
外壁のひび割れ補修が完了したら、外壁塗装の下塗りを行います。外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回の重ね塗りが基本工程です。下塗りはシーラーと呼ばれる下塗り専用の塗料を使用します。シーラーは下塗り材として塗装面の下地を整える役割があります。
シーラーで下塗りを行っています。モルタル材の吹き付け塗装がされていますが、モルタル材は塗料の吸い込みが激しく、下塗り材をたっぷりと外壁材に吸収させることで、中塗り塗料の吸収を防止して均等な仕上がりになります。
こちらは窯業系のサイディングです。下塗りを行い、塗装の下地を整えます。
【工程5】外壁塗装の中塗り
下塗りが完了したら、中塗り工程を行います。中塗りではメインの塗料を使用します。施主様と相談させて頂いた結果、今回は、日本ペイントラジカル塗料、ニッペパーフェクトトップを使用しました。
中塗りの施工中の様子です。
【工程6】外壁塗装の上塗り
中塗り工程が完了したら、上塗りを行います。
上塗りの施工中の様子です。同じ塗料を使用して中塗りと同じ工程を繰り返します。
すべての箇所を上塗り塗装をしたら外壁塗装の工程は完了です。
【工程7】付帯部の塗装
外壁塗装の工程が完了したら、付帯部の塗装を行います。付帯部とは雨樋や破風板、軒天などの建物の付帯箇所です。
雨樋を塗装しています。雨樋は塩ビ製の素材のため、密着性性に優れているウレタン塗料で塗装をします。
こちらは霧避け鉄部の塗装です。雨樋と同様に密着性に優れたウレタン樹脂塗料を使用します。
こちらはシャッターボックスの塗装です。
こちらも鉄部塗装のため、ウレタン塗料による塗装です。時々、「シャッターも塗装をして欲しい」という施主様も多いですが、シャッターを収納する際に、摩擦で塗装が剥がれるために、基本的にシャッター本体の塗装は行いません。
付帯部の塗装が完了したらすべての塗装が工程が完了です。
簡 単 無 料 お 見 積 り
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