鎌ヶ谷市|築年数35年の住宅をカバー工法と外壁塗装でフルリフォーム

鎌ケ谷市の屋根リフォーム施工事例
千葉県鎌ヶ谷市でカバー工法による屋根リフォームと外壁塗装をセットで施工させて頂きました。千葉県鎌ヶ谷市の屋根カバー工法と外壁塗装の外装リフォームの施工事例をご紹介します。
お問い合わせの経緯
近所を屋根工事しているリフォーム会社の営業マンに屋根の劣化を指摘され屋根リフォームを検討されていました。 訪問業者から見積もりを取ったところ、カバー工法による屋根リフォームを提案され、見積もり価格も300万円という内容でした。 見積もり価格も非常に高額に感じたことと、訪問業者で不審に感じ、信頼できる他の業者と相見積もりを検討されていました。 インターネットで鎌ヶ谷市に対応できる屋根修理業者を検索していた際に、弊社のホームページをご覧になり興味を持って頂きました。 建物の構造や設計に関する国家資格である「建築士」の資格保有者が在籍しており、施工管理を担当することに信頼性を感じて頂き、現地調査のご依頼を頂きました。

ビフォーアフター

屋根リフォーム施工事例のビフォーアフター
担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の劣化症状を確認させて頂きました。 築年数35年が経過したスレート瓦の住宅でしたが、前回のメンテナンスから20年以上が経過しており、屋根全体にコケやカビが生えている状態でした。 コケやカビは日陰などの湿った箇所に生えることからわかる通り、屋根の防水性能が低下していることを意味します。 スレート瓦はセメントを基材(原料)とする屋根材のため、防水性能が低下すると水分を吸収して、屋根材が非常に脆くなり、割れやすくなります。 また、脆くなった屋根材は屋根塗装の下地として利用できないため、カバー工法で屋根材を新しく張り替える必要があります。 そのため、カバー工法によるガルバリウム鋼板への屋根リフォームをご提案させて頂きました。 その他に、カバー工法で設置する足場を有効活用して、リフォームの費用対効果を高めるために、外壁塗装もセットでご提案させて頂きました。 今回は、訪問販売業者との相見積もりでしたが、外壁塗装と屋根リフォームセット価格にも関わらず、訪問販売業者の見積もり価格よりも大幅に安い施工を実現して施主様も大変驚かれていました。 これは弊社が「安い」のではなく、訪問業者が高すぎるのです。 弊社は施工の品質を保つために、「安売り」はしませんが、外装リフォームは相場が不透明なため、同じ工事内容であっても業者によって工事価格が大幅に異なります。 施主様も「屋根修理プラスさんに依頼して本当に良かった」と大変喜んで下さり弊社としても満足の行くご提案・施工を実現できたと感じています。

屋根カバー工法の工程と施工中の様子

屋根カバー工法とは既存の屋根材の上に新しい屋根材を施工するリフォーム工法です。 スレート瓦に特化したリフォーム工法ですが、既存の屋根材を撤去しないため、撤去費用や廃棄費用が発生しません。 また、従来の葺き替え工事よりも工期を短縮できるため、安く新しい屋根材に葺き替えることが特徴です。 それでは、ここからは屋根カバー工法の工程と施工中の様子について見て行きましょう。

【工程1】棟板金・雪止め金具の撤去・解体

まず始めに、屋根の突起物となる棟板金と雪止め金具を撤去します。棟板金とは屋根の頂点(棟部)にある金属製のカバーです。 コケ・カビの生えたスレート瓦 棟板金を撤去後のスレート屋根です。棟板金を撤去すると棟下地と呼ばれる木材板が出てきます。この棟板金はこの棟下地に釘で固定されています。この棟下地も撤去して屋根材だけの状態にします。

【工程2】ルーフィングシート(防水シート)の施工

棟板金の撤去が完了したら、既存の屋根材の上にルーフィングシートを施工します。ルーフィングシートは屋根の防水性を確立する防水シートです。 ルーフィングシート(防水シートの)の施工 屋根葺材メーカー大手の改質アスファルトルーフィング「リブルーフ」というルーフィングシートを使用しています。 ルーフィングシートにはいくつか種類がありますが、ガルバリウム鋼板の耐用年数は40年〜50年と非常に長期的なため、ルーフィングシートも耐久性に優れた製品を使用します。 そのため、屋根材にガルバリウム鋼板を施工する際は、見積もり段階で必ずルーフィングシートの種類を確認して、「改質アスファルトルーフィング」が使用されることを確認するようにしましょう。 ルーフィングシート(防水シートの)の施工 ルーフィングシートは軒先から棟に向かって順番に重ねていくことが重要です。 これは屋根の水の流れとルーフィングの重なりが逆目にならないようにするためです。ルーフィングの重なりが逆目になっていたり、隙間が空いていると、建物の内部に雨漏りが発生するようになるため注意が必要です。 また、ルーフィングシートは釘を打ち付けて固定をします。直接釘を打つとルーフィングシートを貫通して、釘の隙間から雨水が侵入するため、フェルトを1枚挟んで防水処理を行います。 「屋根のリフォーム後、すぐに雨漏りが発生した」「新築3年で雨漏りがするようになった」という不具合の多くはルーフィングの不具合が原因によるものです。 そのため、屋根のリフォームは確実な工事を実現できる専門業者に依頼すると安心です。 スターターの施工 ルーフィングシートの施工が完了したら軒先部分にスターターを取り付けます。 ルーフィングの施工 スターターを取り付けたら棟下地も取り付けます。棟下地は棟板金を取り付けるための、土台となります。

【工程3】屋根本体(ガルバリウム鋼板)の施工

ルーフィングシートの施工が完了したら、屋根本体(ガルバリウム鋼板)を施工します。ガルバリウム鋼板は建材メーカー大手のニチハの「横暖ルーフ」を使用しています。 ガルバリウム鋼板の施工 ルーフィングシートと同様に軒先から棟に向かって順番にガルバリウム鋼板を設置していきます。 ガルバリウム鋼板は金属製の屋根材です。特殊なメッキ処理がされているため、錆に強く、耐久性に優れているのが特徴です。 ガルバリウム鋼板は屋根塗装の必要が無いメンテナンスフリーの屋根材のため、一度施工をしたらメンテナンスの必要が発生しません。 ガルバリウム鋼板は費用対効果が優れた屋根材として、屋根のカバー工法では主流となっています。 ガルバリウム鋼板の施工 ガルバリウム鋼板の施工が完了しました。ガルバリウム鋼板はガルバリウム鋼板の板を下から上に順番に設置することで屋根を形成します。 ガルバリウム鋼板を施工する際は、必ずつなぎ目が発生しますが、上段の屋根材のつなぎ目を下段の屋根材がカバーして雨水を排水する仕組みになっています。 そのため、ガルバリウム鋼板を施工する際は、上段と下段でガルバリウム鋼板の境目が重ならないようにすることが重要です。

【工程4】棟板金の施工

ガルバリウム鋼板の施工が完了したら、棟板金を施工します。 屋根板金の施工 棟板金を棟下地に固定したら、屋根カバー工法は施工完了です。

屋根カバー工法の施工後の様子

屋根板金の施工 屋根板金の施工 屋根板金の施工 屋根板金の施工 大屋根のカバー工法施工後の様子

下屋根のカバー工法の工程と施工中の様子

大屋根と同様に下屋根もカバー工法を施工しました。 下屋根のカバー工法の工程は大屋根と同じ工程ですが、屋根勾配が緩やかなため、いくつか注意点があります。ここからは下屋根のカバー工法の施工事例について具体的に見て行きましょう。

【工程1】ルーフィングのシート(防水シート)の施工

大屋根と同様にカバー工法の障害物となる棟板金と雪止め金具を撤去後、ルーフィングシートを施工します。 ルーフィングの施工 外壁との取り合い部分は、建物の中でも雨漏りが発生しやすいポイントになるため、ルーフィングシートを長めに施工して、しっかりと防水処理をします。 ルーフィングの施工 大屋根と同様に軒先から棟に向かって順番に防水シートを重ねていきます。隙間が無いことを確認したら、屋根の施工は完了です。

【工程2】屋根本体(ガルバリウム鋼板)の施工

ルーフィングシートの施工が完了したら、ガルバリウム鋼板を施工します。大屋根では棟に対して横向きに施工をしていましたが、緩勾配の屋根の場合、屋根の排水性を高めるため、縦葺きで施工をします。 ガルバリウム鋼板の施工 縦葺きはガルバリウム鋼板のつなぎ目が無いため排水性能に優れています。スタンビーという縦葺き専用の製品を使用します。

【工程3】棟板金・雨押さえの施工

最後に、棟板金と雨押さえを施工したら下屋根のカバー工法は施工完了です。 下屋根のガルバリウム鋼板の施工

下屋根の葺き替え工事の施工後の様子

ガルバリウム鋼板の施工 ガルバリウム鋼板の施工

外壁塗装の工程と施工後の様子

屋根カバー工法の施工が完了したら外壁塗装を行いました。ここからは外壁塗装の工程と施工中の様子について見て行きましょう。

【工程1】高圧洗浄

まず始めに、高圧洗浄を行い外壁の汚れをキレイに洗い流します。 外壁塗装の高圧洗浄 高圧洗浄の施工中の様子です。外壁だけでなく、雨戸や軒天など塗装を行う箇所すべてを洗浄します。 外壁塗装の高圧洗浄 外壁の高圧洗浄 建物の周りをぐるりと高圧洗浄したら施工完了です。

【工程2】外壁塗装の下地調整

高圧洗浄が完了したら、外壁塗装の下地調整を行います。外壁のひび割れ箇所をコーキキングで補修をします。また、木部や鉄部などの付帯箇所もケレン作業で下地を補修します。 木部のケレン作業 サッシ部分の木部です。旧塗膜をマジックロンで削りとっていきます。 霧避けのケレン作業 霧避けの鉄部です。木部と同様にマジックロンを使用して旧塗膜や錆などの汚れを除去します。

【工程3】外壁塗装の下塗り

塗装箇所の下地処理が完了したら、いよいよ塗装工程に移行します。外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回の重ね塗りが基本です。 その中で、1回目の下塗りは外壁の下地を整えることで、外壁塗装のメインの塗料を使用する「中塗り」「上塗り」塗料の密着性を高める役割があります。 外壁塗装の下塗り シーラーと呼ばれる下塗り専用の塗料を使用して、モルタル外壁は塗料の吸い込みが激しいため、下塗り工程でしっかりと塗料を吸収させることが重要です。 下塗り工程が不十分だと、中塗り塗料、上塗り塗料を吸収するため、塗りムラが生じます。 そのため、下塗り工程で塗料を吸収させて、中塗り、上塗り工程の下地を整えることが重要です。 外壁塗装の下塗り すべての外壁面をシーラーで塗装をしたら、下塗り工程は施工完了です。

【工程4】外壁塗装の中塗り

下塗り工程が完了したら、外壁塗装の中塗り工程に移行します。中塗り塗料は日本ペイントのシリコン塗料「ファインシリコンベスト」を使用しました。 外壁塗装の標準的な塗料で、耐久性と施工費用のバランスが良く耐久性に優れているのが特徴です。 外壁塗装の中塗り 中塗りの施工中の様子です。塗り残しやムラが生じないように丁寧に塗装をしました。

【工程5】屋根塗装の上塗り

中塗りと同じ塗料を使用して、2重ね塗りを行います。上塗りは仕上げ塗装であり、適切な塗膜を形成するために行います。 外壁塗装の上塗り 塗装の塗膜は、製品によって規定値が決められています。 業者の中には5回塗りなどの厚塗りを提案する業者も多いですが、「施工後、すぐに塗装が剥がれる」「塗装が水ぶくれのように膨れる」などの施工不良の原因になります。 そのため上塗り塗装は製品に応じた規定値通りの、塗膜を形成するための仕上げ塗装になります。

【工程6】付帯部の塗装

外壁塗装が完了したら、付帯部に塗装に移行します。付帯部とは破風板や軒天、雨戸、雨樋などの建物の付帯箇所です。塗装によって防水性能を確立しているために、再塗装が必要な箇所になります。 破風板の塗装 破風板の施工中の様子です。破風板は木部塗装になります。外壁塗装比べて木部の塗装は塗料が剥がれやすいため、密着性に優れているウレタン塗料を使用します。 破風板の塗装 塗装が剥がれて木材の素地がむき出しになっていますが、しっかりと再塗装を行い破風板を保護します。 破風板の塗装 すべての破風板をウレタン塗料で塗装したら、破風板塗装は施工完了です。 雨戸の塗装 こちらは雨戸の塗装です。鉄部塗装になるため、下塗りで錆止め塗装を行い、ウレタン塗料で仕上げます。 霧避けの塗装 こちらは霧避けの塗装です。霧避けも雨戸の塗装と同様に鉄部の塗装になるため、錆止め塗装を行い、ウレタン塗料で仕上げます。

外壁塗装の施工後の様子

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