埼玉県越谷市で瓦屋根の葺き替え工事を施工しました。埼玉県越谷市の屋根の葺き替え工事の施工事例をご紹介します。
お問い合わせの経緯
屋根修理の訪問販売業者に「屋根が劣化していますよ!このままじゃ、雨漏りがしますよ!」と屋根の劣化を指摘されて屋根の葺き替え工事を検討されていました。
訪問販売業者から見積もりをとりましたが、250万円と非常に高額だったため、もっと安くリフォームができる屋根工事の業者を探されていました。
インターネットで業者を探していた際に弊社のホームページをご覧になり興味を持って頂きました。
屋根の葺き替え工事の実績が豊富でホームページの内容も専門的な内容で信頼性を感じて頂き現地調査のご依頼を頂きました。
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ビフォーアフター
担当者のコメント
担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査をさせて頂きました。屋根に上がり屋根の状態を隅々まで確認させて頂ました。
セメント瓦の屋根材でしたが、築年数40年が経過して、表面の塗装が剥がれ、屋根全体にコケやカビが発生している状態でした。
セメント瓦本体も水分を吸収している状態で、脆くなっている状態でした。
セメント瓦は塗装によるメンテナンスが一般的ですが、セメント瓦の使用耐用年数が経過しており、屋根材本体も水分を吸収して非常に脆くなっていたため、屋根の葺き替え工事が必要な状態でした。
瓦屋根の葺き替え工事にはガルバリウム鋼板と呼ばれる金属製の屋根材が使用されますが、建物美観性の兼ね合いからアスファルトシングル材をご提案させて頂きました。
アスファルトシングルとはシート状の屋根材で日本での普及率は高くはありませんが、セメント瓦と同等の30年前後の耐用年数を確立しているだけではなく、施工費用も安価で費用対効果の高い屋根材です。
アスファルトシングルを施工することで、従来の瓦屋根の美観性を損なわない屋根リフォームを実現できたお手本のような事例になりました。
屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について見て行きましょう。 セメント瓦は日本瓦と形状が酷似していますが、発生する劣化症状が異なります。 自宅の屋根材の種類と劣化症状を見極めて、適切なタイミングでメンンテナスを実現するためにも、写真を交えながらセメント瓦の劣化症状を見て行きましょう。
築年数40年が経過して屋根全体にコケやカビが発生しています。セメント瓦はセメントを主原料とする屋根材で塗装により防水性能を確立しています。そのため、塗装が剥がれると屋根材が吸収するようになり、屋根材が非常に脆くなってしまいます。
今回のセメント瓦の屋根材も同様に塗装が剥がれて水分を吸収していたため、屋根材自体が非常に脆くなっていました。
この状態のセメント瓦に塗装をすると「塗装後、スグに塗料が剥がれる」、「塗料が水ぶくれのように膨れる」など施工不良の原因になるので、セメント瓦のメンテナンスは屋根材の状態を見極めることが重要です。
屋根の頂点にある棟が歪んでいます。棟の両端にある鬼瓦を固定しているコーキングも劣化している状態でした。特に、鬼瓦は地震や強風などで外れて、落下する危険があるため、早急な修理が必要な状態でした。
屋根材(瓦)に隠れて見えませんが、築年数30年が経過した屋根は屋根内部の防水シート(ルーフィング)が劣化している可能性が高いです。
ルーフィングが劣化し、「破れたり」「縮んだり」などの不具合が発生すると、その隙間から雨水が侵入して雨漏りが発生するようになります。
今回は雨漏りは発生していませんでしたが、屋根内部のルーフィングを交換するメンテナンスの時期に差し掛かっていました。
屋根の葺き替え工事の工程と施工中の様子
ここからは屋根の葺き替え工事の施工中の様子について見て行きましょう。屋根の葺き替え工事を検討されている方は理解が深まるため、ぜひ参考にして頂ければと思います。【工程1】既存の瓦の解体・撤去(瓦おろし)
まず始めに、既存の瓦を解体・撤去します。この作業を「瓦おろし」といいます。
セメント瓦は釘で固定されておらず、瓦同士を連結させることで固定していま。そのため、1枚はがすと簡単も撤去ができます。
撤去した瓦は廃棄するため、落下させないように丁寧に屋根から地上におろします。
瓦の撤去が完了しました。屋根の頂点の棟は泥や粘土の土台の上に乗っています。そのため、瓦を撤去すると土が出てきます。
この瓦を撤去した屋根の上に新しい屋根を施工します。そのため、長年体積した土やホコリ、棟の土などの汚れをキレイに清掃します。
【工程2】野地板(コンパネ)の施工
瓦おろしの工程が完了したら、野地板を施工します。野地板は屋根の土台になる木材板ですが、見積書にはコンパネと記載されることも多いため理解しておきましょう。
野地板を施工しました。野地板に使用される木材板は、板厚12mmの構造用合板と呼ばれるベニア合板が使用されます。
構造用合板は耐水性能やホルムアルデヒドなどの基準値が定められている規格材で、耐久性や耐水性の観点から野地板には構造用公判が使用されます。
野地板は屋根の耐久性を左右する重要な素材のため、見積書を確認する際は、必ず板厚と野地板の種類を確認すると安心です。
構造用合板を屋根の形状に合わせて設置します。
屋根全体に野地板を施工したら野地板の施工は完了です。
【工程3】ルーフィング(防水シート)の施工
野地板の施工が完了したら、ルーフィングを施工します。ルーフィングは屋根の防水シートとして建物の内部に雨水が侵入するのを食い止めている重要ば部材です。
ルーフィングシートの施工が完了しました。切妻屋根で施工面積も小さいため難しい工程ではありませんが、ルーフィングはシートの重なりが水の流れと逆目にならないようにすることが重要です。
ルーフィングの重なりが水の流れと逆目になってしまうと、建物の内部に水を招き入れてしまうため、雨漏りが発生する様になります。
「屋根のリフォーム後、雨漏りがするようになった」「新築3年、雨漏りが発生した」という雨漏りの原因の多くがこのリーフィングの施工ミスによるものです。
このようにルーフィングは屋根の二次防水として屋根の防水性能を確立する重要な部材ということを理解しておきましょう。
【工程4】屋根材本体(アスファルトシングル)の施工
ルーフィングの施工が完了したら、いよいよ屋根材本体を施工します。軒先から棟に向かって順番にアスファルトシングルを施工します。
アスファルトシングルを施工しました。アスファルトシングルはシート状の屋根材で非常に薄いですが、新築住宅で使用されるスレート瓦と同等の耐用年数を誇ります。
また、非常に軽量な屋根材のため、瓦からアスファルトシングルに葺き替えることで、建物全体の耐震性能が向上します。
屋根全体にアスファルトシングルを施工したら、屋根材の施工は完了です。
【工程5】棟板金の施工
アスファルトシングルの施工が完了したら、最後に屋根の棟部分に棟板金を取り付けます。
棟下地と呼ばれる棟板金の土台となる木材板を施工してから、棟板金を取り付けます。棟板金は塗装の必要がないメンテナンスフリーのガルバリウム鋼板の製品が使用されます。
屋根葺き替え工事の施工後の様子
軒天井の交換工事
屋根の葺き替え工事と並行して軒天の部分張り替えも施工しました。
建物の内部には雨水は侵入していませんでしたが、軒天に雨染みとなって広がり、腐食している状態でした。腐食した軒天を撤去して新しい軒天に交換します。
腐食した軒天井を剥がしました。
屋根の躯体(骨組み)にも水が周り腐食している状態でした。
腐食した屋根の躯体を撤去して屋根の躯体を補強します。
新しい軒天材を施工したら軒天の交換工事は施工完了です。
簡 単 無 料 お 見 積 り
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