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お問い合わせの経緯
築30年が経過し、外壁、屋根の劣化が目立つようになりメンテナンスを検討されていました。前回のメンテナンスから15年以上が経過しており、素人目に見ても劣化している箇所が見られたため、建物全体を適切に診断してもらい最適な修理方法を提案できる外装リフォーム業者を探されていました。インターネットでさいたま市の外装リフォーム業者を探していた際に弊社のホームページをご覧になり興味を持って頂きました。一級塗装技能士や建築士の国家資格保有者が在籍しており、建物の劣化症状を適切に判断して最適な修理方法を提案できます。このように外装リフォームに特化した資格を保有しており、確実なメンテナンスを実現できることに専門性と信頼性を感じて頂き、現地調査のご依頼を頂きました。外装リフォームのビフォーアフター



担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺いました。屋根、外壁、ベランダなど外装全体を確認させて頂きました。まず、屋根ですが日本瓦の屋根でした。屋根のてっぺんにある漆喰が劣化しており変色している状態でした。日本瓦は耐用年数が80年前後と非常に耐久性に優れた屋根材で、経年劣化を理由に屋根材を張り替える必要はありません。ただし、日本瓦は瓦同士をはめ合わせて固定されているため、どうしてもズレてくるようになります。このような経緯から漆喰の補修工事と瓦止め工事による地震対策をご提案させて頂きました。ベランダは手すりの笠木が錆びており、穴が開いている状態でした。この状態を放置すると雨漏りの原因になるため、具体的に修理が必要な状態でした。そのため、笠木の交換工事をご提案させて頂きました。また、ベランダの防水層が剥がれている箇所があり、こちらも雨漏りの危険がありました。ベランダの剥がれを補修後、ウレタン防水工事で根本的な修理を行います。外壁はモルタル外壁でしたが、経年劣化により防水性能が低下している状態でした。そのため、防水性を回復させるために、ラジカル塗料による再塗装をご提案させて頂きました。ベランダの笠木の交換工事の工程と施工中の様子
まず始めにベランダの笠木の交換工事から見ていきましょう。【工程1】既存の笠木の撤去
まず始めに、既存の笠木を撤去します。笠木とはベランダの手すり部分の金属カバーです。
【工程2】下地板の設置
既存の下地板が完了したら、新しい下地板を設置します。
【工程2】防水シートの設置
下地板の交換が完了したら、防水シートを設置します。
【工程3】笠木の設置
防水シートの設置が完了したら、笠木を設置します。
【工程4】コーキングの施工
最後に、コーキングを施工したら、笠木の交換工事は施工完了です。

笠木の交換工事の工程と施工中の様子




ベランダの防止工事の工程と施工中の様子
笠木の交換工事が完了したら、ベランダの防水工事を行います。

【工程1】ドレン(排水溝)の補修
まず始めに、ドレンを改修します。

【工程2】プライマーの塗布
次に、ベランダ全体にプライマーを塗布します。プライマーは下地調整材として、防水層の下地を強化する役割があります。

【工程3】通気シートの設置
プライマーを塗布したら、通気シートを設置します。これは防水層の内部に入り込んだ雨水を外に逃す役割があります。

【工程4】ウレタン防水
通気シートの設置が完了したら、いよいよ、ウレタン防水を行います。ウレタン防水は2回の重ね塗りで仕上げます。

【工程5】トップコートの施工
ウレタン防水が完了したら、最後にトップコートを施工します。トップコートが仕上げ塗装になります。

ベランダ防水工事の施工後の様子


屋根の漆喰補修・瓦止め工事の工程と施工中の様子
ここからは屋根の漆喰補修工事と瓦止め工事の工程と施工中の様子について見ていきましょう。【工程1】漆喰の補修
まず始めに、漆喰の補修工事を行います。既存の漆喰を剥がして新しい漆喰を施工しました。
【工程2】瓦止め・ラバーロック
漆喰の補修工事が完了したら、ラバーロックによる瓦止め工事を行います。瓦同士をコーキング材でつないで瓦を固定します。
屋根の漆喰補修・瓦止め工事の工程と施工後の様子



外壁塗装の工程と施工中の様子
最後に外壁塗装を見ていきましょう。外壁塗装は高圧洗浄で外壁の汚れをきれいにい洗い流してから3回の重ね塗りで仕上げます。

