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お問い合わせの経緯
屋根の強風で棟板金が外れたことがキッカケで屋根の修理を検討されていました。前回のメンテナンスから20年以上が経過しており、棟板金だけではなく、屋根全体の劣化も心配されていました。屋根全体を点検してもらい、最適なメンテナンス方法の提案を希望されており、屋根修理の専門業者を探されていました。インターネットで足立区に対応できる屋根業者を探していた際に弊社のホームページをご覧になり興味を持って頂きました。建築士や雨漏り診断士などの屋根の施工に関する専門的な資格を保有していることと、関東圏内で2500件の施工実績があることに専門性と信頼性を感じていただき、現地調査のご依頼を頂きました。ビフォーアフター
屋根のカバー工法でスレート屋根をガルバリウム鋼板に張り替えました。また、下屋根は葺き替え工事でガルバリウム鋼板に張り替えました。屋根全体をメンテナンスしたことで、雨漏りの心配もなくなり、これらかも安心して住み続けられる住まいに生まれ変わりました。


担当者のコメント
お問い合わせ後、すぐに現地調査に伺い屋根の劣化症状を確認させて頂きました。築35年が経過したスレート屋根でした。強風に煽られたことが原因で屋根の棟板金が外れている状態でした。また屋根材も前回のメンテナンスから20年以上が経過しており、全体に的にコケやカビが発生している状態でした。また、スレート瓦の耐用年数は30年前後と言われています。屋根材が水分を吸収してしまい脆くなっているため、新しく屋根材を張り替える必要がありました。また、下屋根はトタン屋根でしたが、全体に的に錆が発生していました。部分的に穴が空いている箇所もあり、屋根の内部に雨水が侵入しており、屋根の下地腐食している状態でした。そのため、下地も含めて新しく屋根を張り替える必要がありました。このような経緯から、大屋根はカバー工法によるガルバリウム鋼板への重ね葺き工事、下屋根は葺き替え工事によるガルバリウム鋼板にへの張り替え工事をご提案させて頂きました。各リフォーム工法の特徴や施工方法については実際の施工中の様子で詳しく解説します。屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について見ていきましょう。





大屋根のカバー工法の工程と施工中の様子
ここからは大屋根のカバー工法の工程と施工中の様子について見ていきましょう。カバー工法とは既存のスレート屋根を土台として新しくガルバリウム鋼板屋根を被せるリフォーム工法です。【工程1】棟板金・雪止め金具の撤去
まず始めに、棟板金、雪止め金具などの新しい屋根を施工する際の障害物となる部材を撤去します。

【工程2】防水シート(ルーフィング)の設置
既存の棟板金撤去が完了したら、防水シート(ルーフィング)を設置します。防水シートは屋根の二次防水であり、屋根の内部に雨水が侵入するのを食い止める役割があります。

【工程3】水切りの設置
防水シートの設置が完了したら水切りを取り付けます。屋根のケラバ部分にケラバ水切りを取り付けました。
【工程4】屋根材(ガルバリウム鋼板)の設置
水切りの設置が完了したら、屋根材を設置します。防水シートと同様に軒先から棟に向かって順番にガルバリウム鋼板屋根を設置していきます。


大屋根のカバー工法の施工後の様子






下屋根の葺き替え工事の工程と施工中の様子
ここからは下屋根の葺き替え工事の工程と施工中の様子について見ていきましょう。屋根の葺き替え工事は既存の屋根材だけではなく、下地も含めて屋根を新しくする施工方法です。【工程1】既存の屋根材の撤去
まず始めに、既存の屋根材を撤去します。

【工程2】野地板(コンパネ)の設置
既存の屋根材の撤去が完了したら、新しい野地板を取り付けます。構造用合板と呼ばれるベニア合板が使用されます。

【工程3】防水シート(ルーフィングシート)の設置
ここからは大屋根のカバー工法の工程と同じです。野地板の上に防水シートを設置します。改質アスファルトルーフィングを使用します。
【工程4】屋根材(ガルバリウム鋼板)の設置
防水シートの設置が完了したら、屋根材(ガルバリウム鋼板)を設置します。大屋根では屋根の棟の線に対して水平方向(横向き)に屋根材を設置していましたが、下屋根では棟に対して垂直方向(縦向き)にガルバリウム鋼板を施工します。この縦向きの施工方法を立平葺(たてひらぶき)きといいます。

下屋根の葺き替え工事の施工後の様子



