千葉市で屋根修理と外壁塗装を同時にリフォーム!

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千葉市で実施した、屋根カバー工法と外壁塗装を同時に行ったリフォーム施工事例をご紹介します。屋根は既存屋根を活かしながらガルバリウム鋼板を重ねるカバー工法を採用し、外壁は高圧洗浄・コーキング補修・3回塗りで仕上げました。この記事では、現地調査で確認した屋根・外壁の劣化症状、工事前後のビフォーアフター、各施工工程を写真とともに解説します。屋根修理と外壁塗装を同時に行うメリットや、工事内容を検討する際の参考としてご覧ください。

お問い合わせの経緯

千葉市にお住まいのお客様より、屋根カバー工法と外壁塗装をあわせて検討したいとのご相談をいただきました。きっかけは、外壁の色あせや目地コーキングのひび割れが気になり始めたことに加え、屋根についても長期間点検をしていなかったことでした。

お住まいは築年数の経過した戸建住宅で、これまで外壁の塗り替えは行っていたものの、屋根は遠方から状態を確認しにくく、十分なメンテナンスができているか不安を感じていらっしゃいました。雨漏りは発生していなかったため、症状が大きくなる前に屋根・外壁をまとめて点検し、必要な工事を判断したいとのご要望でした。

屋根と外壁を同時に見直したいと考えた理由

お客様は、近隣で外装リフォーム工事が行われていたことを機に、ご自宅の屋根や外壁の状態にも目が向くようになったそうです。特に、屋根の表面に見られる色の変化や、外壁サイディングの目地部分の傷みが気になり、屋根修理と外壁塗装を別々に行うべきか、一度に工事を進めるべきかをご検討されていました。

屋根工事と外壁塗装では、いずれも足場が必要になるケースがあります。そのため、工事内容や建物の状態によっては、同時施工によって足場設置の回数を抑えられる可能性があります。そこで今回は、屋根だけ・外壁だけという部分的な判断ではなく、住まい全体の防水性と将来のメンテナンス計画を踏まえて確認したいというご意向で、現地調査をご依頼いただきました。

屋根カバー工法と外壁塗装を比較検討

お問い合わせの時点では、「屋根は塗装で済むのか、それともカバー工法が必要なのか」「外壁はコーキング補修と塗装を同時に行うべきか」といった点が主なご質問でした。屋根カバー工法は、既存屋根の上に防水シートと新しい屋根材を施工する方法であり、既存屋根の状態や下地の健全性を確認したうえで採用を判断します。

また、外壁塗装についても、単に外観を整えるためだけではなく、外壁材の保護や目地・開口部まわりの防水性を維持するために、下地の状態に応じた補修が重要です。屋根と外壁を同時に施工する場合は、それぞれの耐久性や次回のメンテナンス時期も考慮し、建物全体でバランスの取れた仕様を選ぶ必要があります。

お問い合わせ時に伺った主なご要望

確認項目 お客様のご要望・ご不安
屋根 塗装で対応できる状態か、屋根カバー工法が適しているかを確認したい。
外壁 色あせやコーキングの劣化が気になるため、補修を含めた外壁塗装を検討したい。
工事時期 雨漏りなどの大きな不具合が起こる前に、計画的にメンテナンスを進めたい。
費用 屋根と外壁を別々に施工する場合と同時に施工する場合の違いを把握したい。
施工内容 見積書の内訳や使用する屋根材・塗料・防水部材について、分かりやすい説明を受けたい。

現地調査で状態を確認してから工事内容を決定

屋根カバー工法の可否は、屋根材の傷み具合だけでなく、野地板などの下地、雨漏りの有無、屋根形状、既存屋根の種類などを総合的に確認して判断します。また、外壁塗装も、外壁表面の汚れや塗膜の状態に加え、ひび割れ、コーキングの破断・剥離、付帯部の劣化状況を確認することが欠かせません。

そのため、お客様には、まず屋根・外壁・付帯部を一緒に点検し、撮影した写真をもとに状態をご説明したうえで、必要な補修内容と施工方法をご提案する流れをご案内しました。見た目だけでは判断しにくい屋根や防水部分も確認し、過不足のない工事計画を立てることを重視して、現地調査の日程を調整しました。

ビフォーアフター

千葉市の戸建住宅で、既存スレート屋根へのカバー工法と外壁塗装を同時に行った施工事例です。屋根は既存屋根を撤去せず、状態を確認したうえで防水シートとガルバリウム鋼板の屋根材を重ねる屋根カバー工法を採用しました。外壁は目地コーキングを打ち替え、下塗り・中塗り・上塗りの工程で塗膜を整えています。

屋根と外壁を同じ足場で施工することで、住まいの防水性と外観をまとめて見直したリフォームです。

施工前後の変化

施工箇所 施工前 施工後
屋根 スレート屋根に色あせ、汚れ、コケ・藻の付着が見られ、表面の防水性低下が懸念される状態でした。 既存屋根の上に防水シートを施工し、ガルバリウム鋼板の屋根材でカバーしました。屋根表面を一新し、雨水の浸入を抑えるための防水層も整えています。
棟まわり 棟板金や雪止め金具など、屋根の役物部分にも経年による点検・メンテナンスが必要な状態でした。 屋根カバー工法に合わせて棟部を納め直し、新しい棟下地と棟板金を設置しました。
外壁 外壁全体に汚れや色あせがあり、サイディング目地のコーキングにも経年変化が見られました。 高圧洗浄で汚れを落とし、目地コーキングを補修したうえで外壁塗装を実施しました。外観の印象が整い、塗膜による保護機能も回復しています。

屋根カバー工法のビフォーアフター

施工前の屋根は、長年の紫外線や雨風の影響を受け、スレート表面の色あせや汚れが目立つ状態でした。スレート屋根は塗膜が劣化すると雨水を吸収しやすくなり、コケや藻の発生、ひび割れ、欠けなどにつながることがあります。

今回の屋根リフォームでは、既存のスレート屋根を土台として活用し、その上に新しい屋根を施工するカバー工法を選択しました。既存屋根をすべて撤去する葺き替え工事と比べて廃材の発生を抑えやすく、屋根の状態や建物の条件によっては工期短縮につながる方法です。

施工後は、ガルバリウム鋼板の屋根材によって屋根全体の印象が引き締まりました。金属屋根は軽量な屋根材の一つであり、建物への負担を考慮して屋根リフォームを検討する際にも選ばれています。ただし、カバー工法を行えるかどうかは、下地の傷み、雨漏りの有無、屋根形状などによって異なるため、事前の現地調査が重要です。

外壁塗装のビフォーアフター

外壁は、屋根と同様に雨や紫外線の影響を受け続ける部分です。施工前は、外壁表面の汚れや色あせに加え、サイディングボードの目地や開口部まわりにあるコーキングの状態も確認しました。

外壁塗装では、塗料を塗る前に高圧洗浄を行い、付着した汚れやコケなどを除去します。その後、傷んだコーキングを補修してから、下塗り・中塗り・上塗りの順に塗装を進めました。下塗りは外壁と仕上げ塗料の密着性を高めるために重要であり、中塗り・上塗りでは規定の塗布量や乾燥時間を守って塗膜を形成します。

施工後は外壁の色調が整い、屋根のガルバリウム鋼板とも調和した外観になりました。屋根だけ、または外壁だけを先に工事すると、後から別工事のために再度足場が必要になる場合があります。屋根カバーと外壁塗装を同時に実施することで、足場を共有しながら外装全体を計画的にメンテナンスできます。

屋根カバーと外壁塗装を同時に行ったポイント

屋根カバー工法と外壁塗装を同時に行う場合は、見た目だけでなく、屋根・外壁・コーキング・板金部・雨樋などの付帯部を一体で確認することが大切です。外装の劣化状況を総合的に把握しておくことで、優先すべき補修箇所や今後のメンテナンス計画を立てやすくなります。

確認したポイント 今回の対応
屋根材の状態 既存スレート屋根の状態を確認し、カバー工法によるリフォームを実施しました。
防水対策 新しい屋根材の下に防水シートを施工し、屋根の二次防水層を設けました。
外壁目地 コーキングの状態を確認し、塗装前に必要な補修を行いました。
外観の配色 屋根と外壁の色のバランスを考え、建物全体で統一感のある仕上がりを目指しました。
足場 屋根工事と外壁塗装で共通の足場を使用し、外装工事をまとめて実施しました。

施工後は、屋根の防水層、外壁の塗膜、目地コーキングなど、普段は確認しにくい外装部分をまとめて整えることができました。今後も住まいを長く維持するためには、屋根や外壁に色あせ、ひび割れ、コケ、塗膜の剥がれなどが見られた段階で、早めに専門業者へ点検を依頼することが大切です。

劣化症状と現地調査の様子

千葉市の現地調査では、屋根・外壁をそれぞれ確認し、雨水が浸入しやすい箇所や、既存材料の傷み具合を調べました。屋根カバー工法と外壁塗装を同時に行う場合は、見た目だけでなく、屋根の下地・防水層と外壁の目地・塗膜を一体で確認することが重要です。

屋根は地上からの目視だけで判断せず、安全を確保したうえで屋根面、棟板金、谷部、軒先などを確認しました。外壁についても、外壁材の表面、サイディングの目地、サッシまわり、付帯部を順に点検し、補修範囲を整理しています。

調査で確認した主な劣化症状

今回の住宅では、経年による屋根材・外壁塗膜・シーリング材の劣化が確認されました。いずれも直ちに雨漏りが起きていることを示すものではありませんが、放置すると防水性能の低下や下地の傷みにつながるおそれがあるため、適切なメンテナンスが必要な状態でした。

点検箇所 確認した症状 考えられる影響 今回の対応方針
スレート屋根 色あせ、表面の防水性低下、コケ・汚れの付着 屋根材が水分を含みやすくなり、ひび割れや欠けが生じやすくなる 屋根カバー工法による防水層と金属屋根の新設
棟板金 固定部の経年劣化、板金まわりの点検が必要な状態 強風時に浮きやズレが生じると、雨水の浸入経路になる可能性がある 既存部材を撤去し、新しい下地・棟板金を施工
外壁塗膜 色あせ、汚れの付着、塗膜の保護機能の低下 外壁表面に雨水や汚れが残りやすくなり、美観と耐久性に影響する 高圧洗浄と下塗り・中塗り・上塗りによる塗装
サイディング目地・開口部まわり シーリング材の硬化、ひび割れ、肉やせ 目地やサッシまわりから雨水が入り、外壁下地を傷めるおそれがある 既存シーリングを撤去し、打ち替えを実施

屋根の劣化状況

スレート屋根に見られた防水性能の低下

既存のスレート屋根では、表面の色あせや汚れの付着に加え、一部でコケが確認されました。スレートはセメントを主原料とする屋根材であり、屋根材そのものの防水性は塗膜によって補われています。そのため、塗膜の保護機能が低下すると、雨水が滞留しやすくなり、コケや藻が付着しやすくなります。

コケの発生箇所だけで屋根全体の状態を断定することはできませんが、日当たりや水はけの条件に加え、塗膜の劣化を確認する目安の一つになります。今回は屋根材の表面保護だけを目的とした塗装ではなく、今後の耐久性も考慮して、既存屋根の上に防水シートとガルバリウム鋼板を重ねる屋根カバー工法を採用する方針としました。

棟板金・雪止め金具の状態も確認

屋根の頂部や斜めに下る棟には、雨水の浸入を防ぐための棟板金が取り付けられています。棟板金は風の影響を受けやすい部位であり、固定している釘やビス、内部の下地材が傷むと、板金の浮きやズレにつながることがあります。

また、雪止め金具は屋根材に固定されているため、カバー工法では既存の屋根面を平らに整える工程が必要です。現地調査では、施工時に撤去する部材の位置や屋根形状を確認し、新しい屋根材と棟板金を納めるための施工計画を立てました。

外壁の劣化状況

外壁塗膜の色あせと汚れの付着

外壁には、紫外線や雨風の影響による色あせと、表面の汚れの付着が見られました。外壁塗装は建物の印象を整えるだけでなく、外壁材を雨水や紫外線から保護する役割もあります。塗膜が劣化した状態で放置すると、外壁材が水分の影響を受けやすくなります。

塗り替え前には高圧洗浄を行い、チリ、ほこり、コケ、旧塗膜の脆弱な部分などを落として、塗料が密着しやすい下地をつくります。洗浄や下地処理が不十分なまま塗装をすると、早期の膨れ・剥がれにつながるおそれがあるため、塗装前の状態確認を丁寧に行いました。

目地シーリングの硬化・ひび割れ

サイディング外壁では、ボード同士のつなぎ目やサッシまわりにシーリング材が施工されています。シーリング材は建物の揺れや外壁材の動きに追従し、目地からの雨水浸入を抑える重要な部材です。

現地調査では、目地部分に硬化やひび割れ、肉やせが見られました。シーリングの劣化を放置すると、目地のすき間から雨水が入り込み、外壁材の裏側や下地に影響を及ぼす可能性があります。今回は外壁塗装に先立ち、既存シーリングを撤去して新しい材料へ打ち替える必要があると判断しました。

屋根と外壁を同時に点検・施工するメリット

屋根カバー工法と外壁塗装は、いずれも足場を設置して行う工事です。同時に点検することで、屋根・外壁・破風板・軒天・雨樋・雨戸など、足場が必要な外装部位をまとめて確認できます。

特に屋根と外壁の取り合い部、サッシまわり、ベランダ周辺、雨樋の固定部などは、雨水の流れを考慮して状態を確認することが大切です。今回も屋根と外壁を別々に見るのではなく、住まい全体の防水性を維持するための外装メンテナンスとして調査を行い、屋根カバー工法と外壁塗装を組み合わせた施工計画を作成しました。

現地調査で確認するポイント

屋根カバー工法と外壁塗装を検討する際は、施工前に次の項目を確認しておくと、工事内容や見積もりの比較に役立ちます。

  • 屋根材に割れ、欠け、反り、コケ、著しい変色がないか
  • 棟板金や役物板金に浮き、サビ、固定部の緩みがないか
  • 屋根下地に著しい腐食やたわみがなく、カバー工法が可能な状態か
  • 外壁にひび割れ、チョーキング、塗膜の剥がれ、汚れがないか
  • サイディング目地やサッシまわりのシーリングに割れ・剥離がないか
  • 雨樋、軒天、破風板などの付帯部に補修が必要な箇所がないか
  • 屋根・外壁ともに施工前後の写真を提示してもらえるか

屋根の劣化は地上から見えにくく、外壁の汚れや目地の傷みも場所によって進行度が異なります。現地調査では、写真とともに劣化箇所、補修の必要性、施工範囲を確認し、住まいの状態に合った工事内容を判断することが大切です。

屋根工事工程と施工中の様子

今回の屋根工事では、既存のスレート屋根を撤去せず、その上から新しい金属屋根を施工する屋根カバー工法を採用しました。既存屋根を下地として活用するため、葺き替え工事と比べて廃材の発生を抑えやすい点が特徴です。

ただし、屋根カバー工法では新しい屋根材だけでなく、雨水の浸入を防ぐ防水シート、棟板金を固定する下地、役物部分の納まりまで丁寧に施工することが重要です。施工中は各工程を確認しながら、屋根の防水性と耐久性を高めるように工事を進めました。

工程 主な施工内容 確認するポイント
工程1 棟板金・雪止め金具の撤去 既存部材の撤去後に屋根面を平滑に整えること
工程2 防水シートの設置 軒先から棟へ向かう重ね方と、谷・壁際などの防水処理
工程3 棟下地の設置 棟板金を固定する下地の位置・固定状態
工程4 ガルバリウム鋼板屋根材の設置 屋根材の重なり、ビス固定、役物・棟板金の納まり

【工程1】棟板金・雪止め金具の撤去

はじめに、屋根の頂部に設置されている棟板金と、既存の雪止め金具を撤去します。屋根カバー工法では、既存スレート屋根の上に防水シートと金属屋根材を重ねて施工するため、屋根面に突起となる部材を残さず、施工しやすい状態に整える必要があります。

棟板金と棟下地を順番に取り外します

棟板金は、屋根の面と面が交わる棟部分を覆う金属製の部材です。強風の影響を受けやすい箇所でもあるため、板金本体だけでなく、固定状態や内部の棟下地も確認しながら慎重に取り外します。

棟板金を撤去すると、その下に固定用の棟下地が現れます。既存の下地材も新しい屋根の納まりに影響するため撤去し、屋根材を重ねるための下地面を整えます。

棟板金や古い下地を残したまま施工すると、新しい屋根材が不陸になったり、適切に固定できなかったりするおそれがあります。そのため、見えなくなる部分も含めて、既存部材の撤去状況を確認することが大切です。

雪止め金具も屋根材に合わせて見直します

雪止め金具は、屋根に積もった雪が一度に滑り落ちることを抑えるための部材です。屋根カバー工法では既存の屋根材の上に新しい金属屋根を施工するため、既存の雪止め金具は取り外します。

新しい雪止め金具を設置するかどうか、また設置位置や数量をどうするかは、屋根の形状、勾配、周辺環境、落雪による影響などを踏まえて検討します。必要に応じて新しい屋根材に対応した雪止め金具を取り付けます。

【工程2】防水シートの設置

既存の棟板金や雪止め金具を撤去した後は、既存スレート屋根の上に防水シートを施工します。防水シートはルーフィングとも呼ばれ、屋根材の下に入り込んだ雨水を受け止める役割を担う重要な防水層です。

軒先から棟へ向かって重ねて施工します

防水シートは、屋根の低い位置にある軒先から、上部の棟へ向かって順に敷設します。これは、雨水が屋根の上から下へ流れる性質を利用し、防水シートの重なり部分から水が入り込みにくい施工とするためです。

シート同士の重なり幅を確保しながら、浮きやたるみが出ないように施工します。特に、屋根の形状が変わる谷部分、壁との取り合い部分、棟部分などは雨水が集まりやすいため、納まりを確認しながら防水処理を行います。

金属屋根の表面だけではなく、屋根材の下に施工する防水シートの品質と施工精度が、雨漏りを防ぐうえで重要になります。

屋根材との耐久性のバランスを考えます

ガルバリウム鋼板のような金属屋根は、軽量で耐候性に配慮された屋根材です。しかし、屋根材が良好な状態でも、防水シートが早期に劣化すると屋根全体の防水性能に影響する可能性があります。

そのため、屋根カバー工法では、屋根材だけでなく防水シートの種類も確認し、建物の使用環境や屋根の仕様に適した材料を選定することが重要です。施工後は防水シートが屋根材に覆われて見えなくなるため、施工中の写真で重なりや立ち上がり部分を確認できるようにしておくと安心です。

【工程3】棟下地の設置

防水シートの施工後は、新しい棟板金を固定するための棟下地を設置します。棟下地は、屋根の頂部や隅棟に取り付ける板状の下地材で、完成後には棟板金の内部に隠れる部材です。

棟の通りを確認して下地を固定します

棟下地は、屋根の棟線に沿ってまっすぐ設置します。下地の位置がずれると、その上に取り付ける棟板金の納まりや見た目に影響するため、屋根の形状に合わせて寸法を確認しながら施工します。

また、棟下地は棟板金を固定するための土台になるため、固定方法やビスの効き具合も重要です。屋根カバー工法では既存屋根の上に新しい屋根を施工するため、新設する部材同士が適切に納まるように調整します。

棟板金を長期的に支えるための下地です

棟板金は風を受けやすい位置にあるため、板金本体だけではなく、固定先となる棟下地の状態が耐久性に関わります。下地材の施工が不十分だと、ビスの保持力が低下し、強風時に板金が浮いたり外れたりする原因になることがあります。

完成後に見えなくなる棟下地こそ、棟板金を安定して固定するために欠かせない重要な施工部分です。

【工程4】屋根材(ガルバリウム鋼板)の設置

防水シートと棟下地の施工を確認した後、新しい屋根材であるガルバリウム鋼板を設置します。今回のような屋根カバー工法では、既存のスレート屋根を撤去せず、その上に金属屋根を重ねて施工します。

軒先から順に屋根材を施工します

ガルバリウム鋼板の屋根材は、防水シートと同様に軒先から棟へ向かって順番に施工します。屋根材の重なり部分が雨水の流れに逆らわないようにし、一枚ずつ位置を調整しながら固定していきます。

屋根材は、施工箇所ごとに必要な寸法へ加工し、軒先、ケラバ、谷、壁際などの形状に合わせて納めます。屋根の端部や取り合い部分は、雨水が入り込みやすい箇所であるため、板金役物を用いて防水性を確保します。

雪止め金具を必要な位置に取り付けます

雪止め金具を設置する場合は、新しい金属屋根の施工に合わせて所定の位置へ取り付けます。雪止め金具は屋根材の施工途中に組み込むため、後から無理に追加するのではなく、屋根材との納まりを確認しながら施工することが重要です。

雪が少ない地域でも、屋根からの落雪によって雨樋、カーポート、植栽、通行部分などに影響が出る場合があります。建物の周辺状況に応じて、雪止めの必要性を判断します。

棟板金と役物を取り付けて仕上げます

屋根面のガルバリウム鋼板を施工した後は、棟部分に棟板金を取り付けます。棟板金は、屋根の頂部から雨水が入り込むことを防ぎ、屋根全体の仕上がりを整える役割があります。

板金同士の継ぎ目や端部は、屋根の形状に応じて防水処理を行い、雨水が内部へ入りにくい納まりに仕上げます。最後に、屋根材の浮き、ビスの固定状態、棟板金の通り、役物部分の納まりを確認して屋根カバー工法の施工を完了します。

屋根カバー工法は、ガルバリウム鋼板を施工するだけではなく、防水シート・役物・棟板金までを一体として適切に納めることで、屋根全体の防水性を維持します。

外壁工事工程と施工中の様子

屋根カバー工法とあわせて外壁塗装を行うことで、足場を有効に活用しながら住まいの外装をまとめてメンテナンスできます。外壁塗装では、塗料を塗る前の洗浄や下地補修が仕上がりと耐久性を左右するため、各工程を順序どおりに進めました。

今回の外壁工事では、外壁表面の汚れを高圧洗浄で除去した後、サイディング目地やサッシまわりのコーキングを補修し、下塗り・中塗り・上塗りの3工程で塗膜を形成します。塗装前の下地処理を丁寧に行うことが、雨水の浸入を抑え、塗料の密着性を高める重要なポイントです。

工程 主な作業 施工の目的
高圧洗浄 汚れ・コケ・古い塗膜の脆弱部分を洗浄 塗料が密着しやすい清潔な下地をつくる
コーキング補修 既存コーキングの撤去、プライマー塗布、新規充填 目地や開口部まわりからの雨水浸入を抑える
下塗り 下塗り材を均一に塗布 下地を整え、中塗り・上塗り塗料の密着性を高める
中塗り 仕上げ塗料の1回目を塗布 必要な塗膜厚を確保し、防水性と美観を整える
上塗り 仕上げ塗料の2回目を塗布 色むらを抑え、耐候性のある塗膜に仕上げる

【工程1】高圧洗浄

はじめに、業務用の高圧洗浄機を用いて外壁全体を洗浄しました。外壁には、排気ガスによる汚れ、ほこり、雨だれ、コケ、カビなどが付着していることがあります。これらが残った状態で塗装すると、塗料が下地に十分密着せず、早期の剥がれや膨れにつながるおそれがあります。

洗浄時は外壁だけでなく、雨樋、破風板、軒天、シャッターボックスなど、塗装や付帯部のメンテナンスを行う箇所も確認しながら洗い流します。洗浄後は十分な乾燥期間を確保し、外壁や目地部分に水分が残っていないことを確認してから、次の工程へ進みます。

高圧洗浄は単に外壁をきれいにする作業ではなく、塗装の密着性を確保するための大切な下地処理です。

【工程2】コーキングの撤去

高圧洗浄と乾燥が完了した後、サイディング外壁の目地やサッシまわりに施工されている既存コーキングを確認しました。コーキングは、外壁材のつなぎ目の動きに追従しながら、すき間から雨水が入り込むのを防ぐ役割を担う部材です。

ひび割れ、肉やせ、剥離などの劣化が見られる場合は、既存コーキングの上に重ねて施工するのではなく、古いコーキング材を撤去してから新しい材料を充填する「打ち替え」を行います。撤去後は目地内部のほこりや残材を取り除き、コーキング材の密着を高めるプライマーを塗布します。

既存コーキングの撤去と目地の清掃

カッターなどで既存コーキングの両側に切れ目を入れ、外壁材を傷つけないよう注意しながら撤去します。古い材料が残っていると新しいコーキング材の接着を妨げるため、目地の内部まで確認して清掃します。

プライマー塗布と新規コーキングの充填

目地の両側をマスキングテープで養生した後、専用プライマーを塗布します。プライマーの乾燥状態を確認してから、新しいコーキング材を目地の奥まで空洞ができないように充填します。その後、ヘラで表面を均一にならし、適切な厚みと形状に整えます。

コーキングは塗装前に補修することで、外壁の防水性を確保しつつ、塗装後の外観も整えやすくなります。なお、コーキング材には塗装との相性があるため、使用する外壁塗料に適した材料を選定することが重要です。

目地のコーキング補修は、外壁塗装と同じく住まいの防水性能を支える重要な工事です。

【工程3】外壁塗装の下塗り

コーキング材の硬化を確認した後、外壁塗装の下塗りを行います。下塗りは、外壁材と仕上げ塗料の間に入る下地調整の工程です。外壁の種類や既存塗膜の状態に応じて、シーラー、フィラー、微弾性フィラーなどから適した下塗り材を選びます。

下塗り材には、傷んだ下地への塗料の吸い込みを抑えたり、上塗り塗料との密着性を高めたりする役割があります。サイディングの凹凸や細かな部分にも塗り残しが出ないよう、ローラーと刷毛を使い分けながら均一に塗布しました。

下塗りの状態は最終的な仕上がりに直接見えにくい部分ですが、ここで適切な下地をつくることで、中塗り・上塗りの塗膜が安定します。

【工程4】外壁塗装の中塗り

下塗り材が十分に乾燥したことを確認してから、中塗りを行います。中塗りでは、仕上げ用の外壁塗料を使用し、塗膜に必要な厚みを持たせていきます。塗料はメーカーが定める希釈率、使用量、乾燥時間を守って施工することが大切です。

広い面はローラーで施工し、窓まわり、入隅、出隅、換気フードまわりなどの細部は刷毛を用いて丁寧に塗り込みます。ローラーの動かし方や塗料の含ませ方にも注意し、塗り継ぎによる色むらや塗り残しがないよう確認します。

中塗りは上塗りと同じ系統の仕上げ塗料を使用することが一般的ですが、施工管理上、中塗りと上塗りで色を変えて塗り残しを確認しやすくする方法もあります。実際の仕様は、使用する塗料の製品仕様に基づいて決定します。

【工程5】外壁塗装の上塗り

中塗りの乾燥後、仕上げとなる上塗りを行いました。上塗りは、外壁の色と質感を整えるだけでなく、紫外線や雨風から外壁を保護する塗膜を完成させる工程です。中塗りと同様に、塗料メーカーが定める塗布量と乾燥時間を守りながら施工します。

外壁の平面部、目地まわり、窓まわり、付帯部との取り合いまで確認し、光の当たり方による色むらや塗り残しがないかを点検します。塗装完了後は、養生を取り外し、窓や玄関まわり、雨樋、破風板などに塗料の付着がないかを確認して仕上げます。

下塗り・中塗り・上塗りを適切な乾燥時間を守って重ねることで、美観と耐候性を備えた外壁塗膜に仕上げます。

屋根カバー工法と外壁塗装を同時に実施したことで、屋根・外壁・目地まわりを一体的にメンテナンスできました。外装全体の状態を確認しながら工事を進めることで、将来的な補修計画も立てやすくなります。

担当者のコメント

今回の千葉市の施工事例では、既存のスレート屋根に屋根カバー工法を行い、あわせて外壁塗装を実施しました。屋根と外壁はどちらも風雨や紫外線を受け続ける部分であり、劣化の進行度合いを確認したうえで、住まい全体の防水性を考慮したメンテナンス計画を立てることが重要です。

現地調査では、屋根材表面の塗膜劣化や汚れの付着、棟板金まわりの状態を確認しました。また、外壁では塗膜の防水性、サイディング目地のコーキング、窓まわりなどの取り合い部分も確認し、雨水が建物内部へ入り込むリスクがないかを総合的に点検しています。

屋根カバー工法をご提案した理由

既存屋根の状態を確認した結果、屋根材をすべて撤去する葺き替えではなく、既存のスレート屋根を下地として活用する屋根カバー工法をご提案しました。カバー工法は、既存屋根の上に防水シートと新しい金属屋根を施工する方法です。

既存屋根をむやみに撤去せず、状態に応じてカバー工法を選択することで、廃材の発生を抑えながら屋根の防水性を高められます。ただし、下地の著しい腐食や雨漏りによる広範囲な傷みがある場合には適用できないため、施工前の現地調査が欠かせません。

確認項目 今回の判断内容 施工上のポイント
既存屋根 カバー工法を検討できる状態か確認 屋根下地や雨漏りの有無を事前に調査
防水シート 新しい屋根材の下に施工 屋根材だけでなく、ルーフィングの施工精度も重視
金属屋根 ガルバリウム鋼板を使用 軽量性を活かし、建物への負担に配慮
棟板金・役物 新しい屋根仕様に合わせて施工 雨水の侵入しやすい接合部を丁寧に納める

ガルバリウム鋼板屋根を施工する際に重視したこと

屋根カバー工法では、仕上げとなる屋根材だけでなく、見えなくなる部分の施工品質が住まいの耐久性に影響します。特に防水シートは、屋根材の下で雨水の侵入を抑える役割を担う重要な部材です。

施工時には、軒先から棟に向かって水の流れを考慮しながら防水シートを重ね、屋根の形状に合わせて納めます。その上からガルバリウム鋼板を施工し、棟やケラバ、谷部などの役物部分まで防水性を意識して仕上げました。

また、金属屋根は軽量である一方、屋根の形状や周辺環境によっては雨音、結露、雪の落下などにも配慮が必要です。雪止め金具の要否や屋根材の仕様は、建物の立地、隣家との距離、屋根勾配などを確認したうえで検討します。

外壁塗装と同時に行うメリット

屋根カバー工法と外壁塗装を同時に行う大きなメリットは、外装全体のメンテナンス時期をそろえやすいことです。どちらの工事でも足場が必要になるため、別々に工事を行うよりも足場の設置回数を減らせる場合があります。

屋根と外壁を同時に点検・施工することで、外装全体の防水性能を確認しながら、将来のメンテナンス計画を立てやすくなります。

外壁塗装では、塗料を塗る前の下地処理が重要です。高圧洗浄で汚れや古い塗膜の浮きを落とし、サイディング目地やサッシまわりのコーキングを確認・補修したうえで、下塗り・中塗り・上塗りの工程を進めます。塗装の仕上がりだけでなく、塗料の密着性や目地部の防水性にも注意して施工しました。

工事後も確認していただきたいポイント

屋根は地上から状態を確認しにくいため、施工後には工程写真や完了写真を通じて、どの部分にどのような施工を行ったのかをご確認いただくことが大切です。特に屋根カバー工法では、防水シートや役物の施工状況は完成後に見えなくなるため、施工中の記録が判断材料になります。

確認したい内容 確認の目的
使用した屋根材・防水シート 見積書どおりの材料・仕様で施工されているか確認するため
施工中の写真 防水シート、棟下地、役物などの見えない部分を確認するため
外壁塗装の塗料・工程 下塗り・中塗り・上塗りの施工内容を把握するため
保証・点検の内容 施工後の相談先や対応範囲を明確にするため

千葉市で屋根カバーと外壁塗装をご検討の方へ

屋根の色あせ、コケやカビ、棟板金の浮き、外壁のひび割れ、チョーキング、コーキングの割れなどは、メンテナンスを検討する目安になります。ただし、劣化症状が見られるからといって、必ずしも同じ工事が適しているとは限りません。

屋根塗装で対応できる状態なのか、カバー工法や葺き替えを検討すべきなのかは、屋根材本体や下地、防水層の状態によって異なります。外壁についても、塗装だけで対応できるのか、コーキングの打ち替えや部分補修が必要なのかを見極める必要があります。

今回のように屋根カバー工法と外壁塗装を同時に行う場合は、工事費用だけでなく、使用材料、施工範囲、下地処理、足場、保証内容まで比較することが大切です。住まいの現状に合った工法を選び、見えない下地部分まで丁寧に施工することが、長く安心して暮らすための外装リフォームにつながります。

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