お問い合わせの経緯
二階の天井に雨染みが広がったことがキッカケで雨漏り修理を検討されていらっしゃいました。
インターネットで色々と情報を調べる中で、雨漏りは確実に原因を調査して修理を行わないと再発する危険が高いということを知り、雨漏り調査が実施できる業者を探されていました。
また、雨漏り修理は簡単な部分補修で修理ができる内容でも、屋根の張り替え(葺き替え)を提案されるなど、業者の施工レベルによって修理方法が異なるということで、屋根修理の専門業者を探されていらっしゃいました。
条件に合う業者をインターネットで探していた際に、弊社のホームページをご覧になり興味を持って頂きました。
屋根の専門業者として瓦屋根の修理の実績がとにかく豊富で、散水調査などの雨漏りに特化した調査を行えるため、確実な雨漏り修理を実現できると感じて、具体的に弊社にお問い合わせを頂きました。
ビフォーアフター

担当者のコメント
お問い合わせ後、スグに現地調査に伺い、屋根に上がり散水調査による雨漏りの原因調査を行いました。
散水調査の結果、屋根内部のルーフィング(防水シート)の破れている箇所から雨水が侵入している状態でした。また、屋根の棟(頂点)の漆喰が劣化して剥がれが生じており、その劣化箇所から雨水が侵入している状態でした。
そのため、劣化したルーフィング(防水シート)と交換する、「部分葺き直し」と、劣化した漆喰を補修する棟の積み直し工事を施工させて頂きました。
一般的に雨漏り調査は目視で雨水の侵入箇所を予測する目視調査がほとんどです。目視調査は職人の熟練度や知識レベルによってバラツキがあります。
そのため、経験の浅い業者や専門外の業者に雨漏り修理を依頼すると「修理をしたのに雨漏りが止まらない」「別の箇所から雨漏りがするようになった」と雨漏りが止まらないばかりか、さらに状況が悪化してしまう事例も少なくありません。
一方で、実際に雨を再現して雨水の侵入経路を特定する「散水調査」は、原因と結果の因果関係をハッキリと示すことができるため、雨漏りの侵入経路を突き止めて、確実な修理を実現することができます。
このように雨漏り修理は確実に修理をしなければ再発する危険が高く、難易度の高い修理になるため、確実に雨漏り原因を特定する散水調査を行い、その調査結果に基づいて、「部分葺き直し」と「棟の漆喰補修工事」をご提案させて頂きました。
このような雨漏り修理では屋根を全面張り替える、「葺き替え工事」による修理も珍しくありません。ただし、屋根の葺き替え工事は費用が200万円以上かかる大工事になります。
施主様に無駄な費用の負担や不安をかけないために、部分補修による修理をご提案させて頂きました。
施主様も「屋根修理プラスさんに依頼して本当に良かった」と喜んでくださり、弊社としても満足のいく、ご提案と施工を実現できたと思います。
屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について見て行きましょう。 雨漏りは一次防水の「屋根材」と二次防水の「ルーフィング(防水シート)」が劣化しないと、発生しません。そのため、一次防水の「屋根材」と二次防水の「ルーフィング」の劣化症状について具体的に見て行きいましょう。


屋根修理の工程と施工中の様子
ここからは屋根修理の施工中の様子と施工工程について具体的に解説します。破れたルーフィングを交換して、棟の漆喰の補修工事を行いました。【工程1】既存の瓦の撤去・解体
まず始めに、既存の瓦を撤去・解体します。撤去した瓦はルーフィングを交換後、再度戻すため、傷つけないように1枚1枚丁寧に撤去します。

【工程2】棟の撤去
既存の瓦の撤去が完了したら、次に既存の棟を撤去します。棟をカバーしている冠瓦を撤去して、棟の土台になっている土(葺き土)を撤去します。

【工程3】ルーフィングシートの施工
棟の撤去作業が完了したら、ルーフィングシートを施工します。



【工程4】棟の南蛮漆喰の施工
屋根の葺き直し工事の施工が完了したら、棟を施工します。まずは、南蛮漆喰で棟の土台を形成します。

【工程5】冠瓦の施工


