千葉県習志野市でカバー工法による屋根リフォームを施工させていただきました。 千葉県習志野市の屋根カバー工法の施工事例をご紹介します。
お問い合わせの経緯
経年劣化で屋根の棟板金が浮いてしまったことが原因で修理を検討されていました。
インターネットで地元、習志野市の屋根業者を探していた際に、弊社のホームページをご覧になり、興味を持っていただきました。
屋根修理の専門業者として、関東圏内でトップクラスの施工実績と、建築士や雨漏り診断士など、屋根修理に特化した資格を保有していることに信頼性を感じていただき、現地調査のご依頼をいただきました。
目次 [非表示]
- 1. ビフォーアフター
- 2. 屋根の劣化症状と現地調査の様子
- 3. 屋根カバー工法の工程と施工中の様子
- 3-1. 【工程1】棟板金・雪止め金具の撤去・解体
- 3-2. 【工程2】防水シート(ルーフィング)の施工
- 3-3. 【工程3】棟下地の施工
- 3-4. 【工程4】屋根本体(ガルバリウム鋼板)の施工
- 3-5. 【工程5】棟換気の施工
- 3-6. 【工程6】下屋根のガルバリウム鋼板の施工
- 3-7. 【工程7】棟板金の施工
- 4. 屋根カバー工法の施工後の様子
- 5. 外壁塗装の工程と施工中の様子
- 5-1. 【工程1】高圧洗浄
- 5-2. 【工程2】外壁の補修
- 5-3. 【工程3】外壁塗装の下塗り
- 5-4. 【工程3】外壁塗装の中塗り・上塗り
- 5-5. 【工程4】付帯部の塗装
ビフォーアフター
担当者のコメント
お問い合わせの後、すぐに現地調査に伺い、屋根の劣化症状を確認させていただきました。
築年数25年の屋根はスレート、外壁はモルタルの戸建て住宅でした。
経年劣化でスレート瓦の塗装が剥がれて、屋根材本体が水分を吸収している状態でした。
屋根材が水分を吸収すると、屋根材自体が非常に脆くなってしまい、屋根材が割れたり、反ったりするようになります。
この状態の屋根材に塗装をしても「すぐに塗料が剥がれる」「水膨れのように塗料が膨れる」などの施工不良の原因になるため、新しく屋根材を張り替える必要があります。
そのため、屋根はカバー工法によるガルバリウム鋼板への張り替え工事をご提案させていただきました。
カバー工法とは既存の屋根材の上に新しい屋根材を被せる、スレート屋根に特化した屋根のリフォーム工法です。既存の屋根材を撤去せずに、新しい屋根材に張り替えることができるため、費用対効果の高い屋根リフォームを実現することができます。
このように現時点でもっとも費用対効果の高い屋根リフォーム工法として、カバー工法による屋根の張り替え工事をご提案させていただきました。
外壁はモルタル外壁でしたが、屋根と同様にメンテナンスが必要な状態でした。
経年劣化により多少のひび割れが見られましたが、再塗装によるメンテナンスをご提案させていただきました。
屋根の劣化症状と現地調査の様子
ここからは屋根の劣化症状と現地調査の様子について具体的に見ていきましょう。
屋根の棟板金が浮いてしまったことでブルーシートで応急処置がされていました。
応急処置は別の業者でおこなったようですが、棟板金が外れた部分から雨水が侵入して、雨漏りに発展する恐れがあるため、早急に修理をする必要がありました。
屋根材本体の劣化症状の様子です。経年劣化で水分が吸収しており、屋根材本体にコケやカビが発生している状態でした。
コケやカビは日陰や湿った箇所に発生することから分かる通り、屋根材本体が水分を吸収しているサインになります。
スレート瓦はセメントを主原料とする屋根材のため、水分を吸収してしまうと、非常に脆くなり、塗装の下地として利用できなくなります。
スレート瓦の割れです。このように水分を吸収したスレート瓦はひび割れや反りなどが発生しやすくなるため定期的にメンテナンスを行うことが重要です。
大棟は棟包み板と呼ばれるカバータイプの棟板金です。一方、下に降る棟(隅棟)はコーナータイプと呼ばれるタイプでした。
棟の包板のように外れる心配はありませんが、錆が発生しているため、メンテナンスが必要な状態でした。
屋根の谷の部分には谷樋(たにどい)が設置されています。
谷樋は建物の中でもっとも雨漏りが発生しやすい箇所になります。
目立った不具合は発生していませんでしたが、今回のカバー工法で適切にメンテナンスを行います。
屋根カバー工法の工程と施工中の様子
ここからは屋根のカバー工法の工程と施工中の様子について具体的に見ていきましょう。【工程1】棟板金・雪止め金具の撤去・解体
まず始めに、既存の棟板金を撤去・解体します。
強風で外れていた箇所の棟板金を撤去・解体しました。
屋根のカバー工法は既存のスレート瓦の上に新しく、ガルバリウム鋼板屋根を施工する工法です。
屋根の障害物となる、棟板金や雪止め金具などは撤去解体します。
こちらは屋根の雪止め金具です。こちらも撤去します。
雪止め金具を撤去しました。
棟板金・雪止め金具の撤去が完了しました。
【工程2】防水シート(ルーフィング)の施工
棟板金の撤去が完了したら、既存の屋根材の上に新しい防水シートを施工します。
既存の屋根材の上に新しい防水シートを施工します。
屋根の水の流れと、ルーフィングシートの重なり代が水の流れと逆目にならないようにしながら、丁寧にルーフィングシートを施工します。
ルーフィングシートの施工が完了しました。
ガルバリウム鋼板屋根では改質アスファルトルーフィングという耐久性に優れた防水シートを施工します。
屋根材のガルバリウム鋼板は耐久性に優れた屋根材です。
そのため、屋根の防水シートも耐久性に優れた改質アスファルトルーフィングという製品を使用します。
これは非常に重要なことなので、ガルバリウム鋼板屋根を施工する際は、ルーフィングシートの種類について確認しておくようにしましょう。
ルーフィングシートの施工が完了しました。
【工程3】棟下地の施工
ルーフィングシートの施工が完了したら、棟下地を取り付けます。棟下地とは棟板金を取り付ける際の土台となる下地板です。
屋根の棟に沿って棟下地を取り付けます。
棟板を取り付けたら、谷樋を取り付けます。谷樋は屋根の中でももっとも雨漏りの原因になりやすく、施工不良による雨漏りが多い部位です。
【工程4】屋根本体(ガルバリウム鋼板)の施工
棟下地の施工が完了したら、いよいよガルバリウム鋼板を施工します。
軒先から棟に向かって順番にガルバリウム鋼板を取り付けます。2段目〜3段目にかけて、雪止め金具を取り付けます。
ガルバリウム鋼板の施工が完了しましました。ガルバリウム鋼板の屋根材にはいくつか種類がありますが、ニチハ株式会社の横暖ルーフという製品を使用します。
横暖ルーフは他の製品と比べて耐久性に優れているのが特徴です。
また、断熱材と一体となっており、断熱性に優れています。屋根修理プラスでもオススメしている屋根材です。
【工程5】棟換気の施工
ガルバリウム鋼板の施工が完了したら、棟換気を取り付けます。
軒下部分の吸気口から空気を取り込み、屋根の最も高い部分の換気口から小屋裏部分にこもる熱気や湿気を、建物の外に排出する装置のことをさします。
最後に棟板金を取り付けたら、棟換気の施工は完了です。
【工程6】下屋根のガルバリウム鋼板の施工
大屋根のカバー工法の施工が完了したら、下屋根のガルバリウム鋼板を施工します。
大屋根と同じく、ルーフィングシートを施工しました。
ルーフィングシートの施工が完了したら、軒先から順番にガルバリウム鋼板を施工します。
ガルバリウム鋼板を施工したら、外壁と屋根の取り合い部分に「雨押さえ」を取り付けます。
雨抑えを取り付けたら、下屋根のガルバリウム鋼板の施工は完了です。
【工程7】棟板金の施工
最後に、棟板金を取り付けたら、屋根カバー工法の施工は完了です。
屋根カバー工法の工程が完了しました。
屋根カバー工法の施工後の様子
外壁塗装の工程と施工中の様子
屋根カバー工法とセットで外壁塗装も施工しています。ここからは外壁塗装の工程と施工中の様子について見いていきましょう。【工程1】高圧洗浄
まず始めに、高圧洗浄で外壁の汚れをキレイに洗い流します。 塗装の際に外壁が汚れが残っていると、塗装がすぐに剥がれるなど、塗料本来の耐用年数を発揮できません。 そのため、高圧洗浄を行い、外壁の汚れをキレイに除去します。
専用の高圧洗浄機で、外壁の汚れをキレイに洗浄していきます。
こちらは雨樋です。長年体積している土やホコリを高圧洗浄機で洗い流します。
モルタルはザラザラとしているため、汚れやすいのが特徴です。こちらも高圧洗浄機でキレイに洗い流します。
【工程2】外壁の補修
外壁の高圧洗浄が完了したら、塗装の下地を整えます。モルタル外壁はひび割れが発生しやすいため、しっかりと補修します。
モルタル外壁のひび割れを補修しています。特に、サッシ周りのひび割れが入りやすので丁寧にひび割れを補修します。
外壁のひび割れ補修が完了しました。
【工程3】外壁塗装の下塗り
外壁の下地補修が完了したら、いよいよ、塗装工程に移行します。 外壁塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回の重ね塗りが基本です。 その中で、1回目の下塗りはシーラーと呼ばれる塗料を使用して、塗装の下地を整える役割があります。
ペイントローラーを使用してシーラーを塗装します。
こちらは別の箇所です。
モルタル外壁は塗料の吸収が激しいため、シーラーをたっぷりと吸収させるように塗装します。
下塗り段階でシーラーをたっぷりとモルタル外壁に染み込ませることで、上塗りでの塗りムラを防止して均一な仕上がりになります。
【工程3】外壁塗装の中塗り・上塗り
シーラーが完了したら、外壁塗装の中塗り、上塗りを行います。メインの塗料を使用して塗装をします。
2回の重ね塗りが完了したら、屋根の施工は完了です。
【工程4】付帯部の塗装
外壁塗装が完了したら、付帯部を塗装します。付帯部とは、雨樋や雨戸、軒天、破風板、といった建物の付帯箇所を指します。
こちらは縁側です。
サンドペーパーを使用して、塗装の下地を整えます。
塗装の下地と整えたら、ウレタン塗料で塗装をします。
ウレタン塗料は柔らかい塗膜を形成するため、塗料が密着しづらい鉄部や木部の塗装で一般的に使用されます。
縁側の塗装が完了しましたs。
こちらは雨樋です。縁側の木部塗装と同様にウレタン塗料を使用して塗装をします。
雨樋の塗装が完了しました。すべての付帯部の塗装が完了したら、外壁塗装の工程は施工完了です。
簡 単 無 料 お 見 積 り
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