新宿区の屋根葺き替え工事 | 築50年の瓦屋根をガルバリウム鋼板に葺き替え

東京都新宿区で屋根の葺き替え工事を施工させて頂きました。日本瓦の屋根をガルバリウム鋼板に葺き替えました。このページでは新宿区の屋根の葺き替え工事の施工事例をご紹介します。

お問い合わせの経緯

近所を道路工事をしている業者に「屋根の漆喰が剥がれていますよ」「修理をしないと雨漏りがしますよ」と、屋根の不具合を指摘されたことがキッカケで、修理を検討されていました。インターネットで新宿区に対応できる屋根業者を探していた際に弊社のホームページをご覧になり興味を持って頂きました。建築士や雨漏り診断士など屋根修理に特化した資格を保有しており、新宿区にも豊富な施工実績があったことに信頼性を感じて頂き現地調査のご依頼を頂きました。

担当者のコメント

お問い合わせ後すぐに現地調査に伺い屋根の状態を確認しました。築50年以上が経過した木造のアパートでした。経年劣化により棟の漆喰が剥がれていました。屋根の棟には葺き土と呼ばれる粘土が詰まっており、この粘土が外に流出しないように固定しているのが漆喰です。漆喰が剥がれると葺き土が流出し、棟が歪んでしまいます。今回も漆喰が剥がれたことで、棟が歪んでいる状態でした。また、屋根内部の防水シートも劣化しており交換が必要な状態でした。日本瓦は耐用年数が80年と非常に耐久性に優れた屋根材です。そのため、瓦屋根のメンテナンスは葺き直しと呼ばれる既存の瓦を再利用するリフォーム工法が一般的です。しかし、瓦は非常に重量が重いため耐震性が低いのが特徴です。そのため、築50年くらいの建物の場合、金属屋根のガルバリウム鋼板に葺き替えるのが一般的です。ガルバリウム鋼板は非常に軽い屋根材で日本瓦からガルバリウム鋼板に葺き替えることで、建物全体の耐震性能が向上します。このように単純なメンテナンスだではなく、建物の耐震性も向上させることができるため、付加価値の高い屋根リフォームを実現できます。このような理由からガルバリウム鋼板への葺き替え工事をご提案させて頂きました。

屋根の葺き替え工事の工程と施工中の様子

屋根の葺き替え工事は既存の屋根材を撤去して新しい屋根材に張り替えるリフォーム工法です。どのように工程が進んでいくのか具体的に見ていきましょう。

【工程1】瓦おろし

まず始めに、屋根の瓦を撤去します。この工程を瓦おろしと言います。

屋根から瓦を1枚1枚丁寧に剥がしていきます。屋根の棟には土が詰まっているので大量の土が出てきます。

瓦の撤去が完了しました。最後に清掃をしたら瓦おろしの工程は完了です。

【工程2】野地板の設置

既存の瓦の撤去が完了したら、野地板を取り付けます。野地板とは屋根を形成し、屋根材の土台となる下地板です。

屋根の形状に合わせて加工をしながら野地板を取り付けていきます。野地板は構造用合板と呼ばれるベニア合板が使用されます。構造用合板は耐久性や耐水性、摂津着材の種類がJAS規格で規定されており、品質が証明されています。屋根の寿命を左右する重要なポイントになるため、野地板の種類は見積もり段階で確認しておくと安心です。

野地板の設置が完了しました。

【工程3】防水シート設置

野地板の設置が完了したら、防水シートを施工します。防水シートは屋根に二次防水となる部材で建物の内部に雨水侵入するのを食い止める役割があります。

防水シートの設置が完了しました。防水シートは軒先から棟に向かって順番に重ねていきます。これは水の流れと防水シートの重なりが逆目にならないようにするためです。これが1箇所でも逆の箇所があると雨水を招き入れてしまうので雨漏りの原因になります。防水シートは最終的に屋根に隠れてしまうため、必ず写真に残してもらうようにしましょう。