お問い合わせの経緯
二階の部屋の天井に雨染みが広がり、雨漏り修理を検討されていました。インターネットで雨漏り修理を依頼する業者を探していた際に、弊社のホームページをご覧になり興味を持って頂きました。インターネット上での口コミも良く、施工実績も豊富で信頼性を感じたため、弊社にお問い合わせを頂きました。
ビフォーアフター(千葉市花見川区)

担当者のコメント
お問い合わせ後、スグに現地調査に伺いました。専門の雨漏り調査を行った結果、経年劣化で屋根の防水シート(ルーフィング)が破れている箇所から雨水が侵入している状態でした。
雨漏りを根本解決するためにはルーフィングを交換する必要があったため、「瓦の葺き直し工事」による修理をご提案させて頂きました。
瓦の葺き直し工事とは、既存の日本瓦を撤去し、防水シート(ルーフィング)を施工してから再度、瓦を積み直す屋根の葺き替え工法です。
日本瓦は耐用年数が80年〜100年と非常に長期的なため、「耐震性能を向上させたい」「建物の美観を一新したい」という特別な理由がない限り、屋根材を交換する必要はありません。
しかし、屋根の内部の防水シートは経年劣化で「破れ」や「縮れ」などの不具合が発生するため、30年〜40年を目安に瓦の葺き直し工事を行い、防水シートを新しくする必要があります。
リフォーム業者によっては小さな雨漏り修理であっても金属屋根のガルバリウム鋼板に葺き替えを提案されることもありますが、日本瓦の葺き直し工事であれば、部分補修でも修理が可能です。
施主様も「できるだけ安く修理がしたい」とご要望があり、瓦の部分葺き直し工事で対応しました。
屋根の葺き直し工事の工程と施工中の様子(千葉市花見川区)
屋根の葺き直し工事の施工中の様子について見て行きましょう。屋根の劣化症状と施工前の様子

【工程1】既存の棟の解体
屋根の葺き直し工事は既存の屋根材を撤去して、屋根内部の防水シート(ルーフィング)を交換し、再度新しく葺き直す工事です。そのため、まずは既存の屋根材を撤去します。

【工程2】日本瓦の撤去・解体
棟の熨斗瓦の撤去が完了したら、次は屋根瓦を撤去します。



【工程2】防水シート(ルーフィング)の施工
既存の屋根材の撤去が完了したら、防水シートを施工します。古い防水シートの上に新しい防水シートを施工します。

【工程2】日本瓦の施工
防水シートの施工が完了したら、日本瓦を設置します。

【工程3】棟の南蛮漆喰の施工
屋根本体の施工が完了したら、南蛮漆喰を施工します。従来の棟は葺き土と呼ばれる土で棟の土台を作っていましたが、現在では南蛮漆喰で棟の土台を形成するのが一般的です。

【工程4】熨斗瓦の施工
南蛮漆喰の施工が完了したら、熨斗瓦を施工します。熨斗瓦とは棟を形成する平らな瓦です。





【工程5】冠瓦の施工
熨斗瓦の施工が完了したら、冠瓦を施工したら屋根の葺き直し工事は施工完了です。

屋根の葺き直し工事の施工後の様子(千葉市花見川区)


